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#1767 【Jリーグ】 2018年シーズンのJ1・J2・J3のクラブライセンスについて (2017/10/6) | | |　

■　鹿児島がJ2ライセンスを取得

2017年9月26日に2018年シーズンのクラブライセンスの交付に関する審査結果が発表された。昨シーズンは「J3で上位争いをしていた鹿児島のJ2ライセンスが認められない。」というサプライズが発生した。J3の昇格争いに大きな影響を及ぼしたが今シーズンは所謂サプライズは無かった。鹿児島のホームの鴨池陸上競技場は断続的に改修工事を行ってきたが無事に今回はJ2ライセンスが認められた。25節を終えた時点でJ3の5位に位置する鹿児島は初のJ2昇格に向けて環境が整った。選手たちが結果を残すのみとなる。

ライセンスについて詳しい情報を持っていなかった人にとってはJ3で上位に位置する沼津と秋田がJ2ライセンスを取得できなかったことに驚いたと思うが両クラブともライセンスの取得が無理なことを明らかにしていたので想定内の結果と言える。秋田は13試合で10勝3分けと無敗のままで首位を走っていた時期の6月末に「J2ライセンスの取得断念」を明らかにしたがこのときの会見の質疑応答を見返してみる「来シーズン(2018年)はJ2ライセンスを申請して昇格に向けて勝負をするシーズンにする。」とコメントしている。

岩瀬代表取締役社長は「最短で2019シーズンのJ2昇格を目指す。」と明言しているが現実味はない。ギラヴァンツ北九州のホームのミクニワールドスタジアムは2015年4月16日に着工式が行われて2017年2月18日にオープンとなった。2013年6月25日に建設事業に着手することを正式に表明しているが2014年の昇格プレーオフには参加できなかった。これまでの例から推測すると結構なレベルで話や工事が進んでいたとしても「スタジアムに関してOK」とはならない可能性が高い。秋田に関してはまだ時間はかかりそうだ。

■　J1ライセンスを保持していないのは・・・。

ライセンスは剥奪されることもあるがJ2の22クラブの中でJ1ライセンスを取得できておらずに「J2ライセンス止まり」となるのは

　・水戸ホーリーホック
　・町田ゼルビア
　・カマタマーレ讃岐

の3チームとなる。水戸はホームのケーズデンキスタジアムの入場可能数が10,152人のみ。J1ライセンスに必要な入場可能数である15,000人を満たさないことからNGとなる。町田のホームの町田市立陸上競技場も同様で観客席はおよそ1万席ほどになる。町田については「1万席から1万5,000席に増やしてほしい。」という声が出ており、署名活動なども行われているが、当然、「球技専用スタジアムを持つ。」というのが理想なので『陸上競技場の改修工事を行う。』という道を選択することに対しては否定的な声も大きい。

讃岐は「専用もしくは優先的に利用できるクラブハウスを有していない。」という点がネックになっているようだ。讃岐に関してはJ1昇格を狙えるほどの成績を残したシーズンがないので機運は高まっていないが山下社長の名前で9月末に『高松市立東部運動公園にクラブハウスを整備するための建設用地の確保と支援を高松市にお願いしているところ。」、「要望内容に賛同いただける皆様の署名活動も行っていただいている。」と発表している。スタジアムの建設や改修と比べるとハードルは低いが果たしてどうなるか・・・。

■　J1ライセンスを保持しているのは・・・。

J3のクラブの中でJ1ライセンスを取得しているのは

　・栃木SC
　・カターレ富山
　・ギラヴァンツ北九州

の3チームになる。栃木SCと富山は共に初年度の2012年からずっとJ1ライセンスを取得してきた。北九州は2016年まではJ2ライセンス止まりだったが、2017年に初めてJ1ライセンスを取得することが出来た。引き続いて2018年もJ1ライセンスを取得することができたが、結局、2016年まではJ2ライセンス止まりだったので2016年シーズンにJ2の昇格条件を満たしたとしてもJ1に昇格することはできなかったことになる。スタジアムに関しては最終段階まで事が進まないと「OK」とは見なされないので基準はかなり厳格である。

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◆　まとめ

　#1767 【Jリーグ】 2018年シーズンのJ1・J2・J3のクラブライセンスについて (2017/10/6)

　　・鹿児島がJ2ライセンスを取得
　　・J1ライセンスを保持していないのは・・・。
　　・J1ライセンスを保持しているのは・・・。
　　・5,000人規模のスタジアムが主流

→　9月末に2018年シーズンのライセンスに関する審査の結果が発表されました。注目を集めていたのは鹿児島とFC琉球の2チームでしたが無事にJ2ライセンスを取得することができました。どちらのチームも初のJ2ライセンス取得となったのでクラブとして大きな一歩を踏み出したと言えます。J一方で依然としてJ3にはスタジアムの問題を抱えているためJ2ライセンスを取得できないチームがたくさんあります。

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