GK 池田咲紀子 (浦和レッズレディース) 6.0→ 国際Aマッチでは通算2試合目の出場。相手のコスタリカ代表が放ったシュートは前後半合わせても3本だけ。攻め込まれる機会は少なくて危ないシーンはほぼ無かったがそれでも落ち着いて対応した。168センチというサイズは女子のキーパーとしては(国際レベルで考えると)やや小柄と言えるので高さの面ではアピールするのは難しい。GK山根やGK山下との競争になるが安定感でアピールしたい。
DF 高木ひかり (ノジマステラ神奈川相模原) 6.0→ 前半23分のFW横山の先制ゴールの場面は右サイドからドリブルで中に入っていっていいタイミングでバイタルエリアのFW横山にパスを通したことがきっかけになった。記録上はアシストとなるのでゴールに絡むことが出来た。いい動き&良いパスだったと言える。それ以外ではあまり目立つことはなかったが大きな問題も無かった。国際Aマッチでは6試合目の出場だったがまずまずのアピールが出来たと言える。
DF 熊谷紗希 (リヨン) 6.5→ 今のなでしこジャパンの選手の中では最も豊富な経験を持っている選手の1人である。この試合ではキャプテンマークを巻いてプレーしたが90分を通して安定したプレーを見せた。この日は代表デビュー戦となったDF市瀬とCBコンビを組んだがサイズ的にも、経験値的にも、最も替えの利かない選手と言える。「現時点でレギュラー確実」と言えるのはDF熊谷とMF阪口の2人だけ。絶対的な存在と言える。
DF 市瀬菜々 (マイナビベガルタ仙台レディース) 7.0→ 昨秋に行われたU-20W杯で活躍したCBがフル代表デビュー。守備の場面でも、ビルドアップの場面でも落ち着いてプレーした。身長は160センチ。CBとしてはかなり小さい部類に入るのでサイズ的に恵まれているわけではないが実戦的な選手で安定感がある。堂々とプレーして完封勝利に大きく貢献した。DF熊谷のパートナーを誰にするのか?が当面の大きなテーマになるが一躍パートナー候補に躍り出た。
DF 宇津木瑠美 (シアトル・レインFC) 6.0→ 3度のW杯を経験しているマルチロールは左SBでプレー。1987年生まれのMF阪口に次いで今回の招集メンバーの中では上から2番目の年齢になるのでベテランと呼ばれる立場になったがDF熊谷、DF宇津木、MF阪口という3人のW杯経験者の存在は大きい。若い世代を含めると有望な選手がたくさんいるボランチと比べると左SBはやや手薄。DF佐々木繭やDF北川らとの競争になると思うが現時点では最有力候補か。
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◆ まとめ #1624 女子日本 vs 女子コスタリカ 採点&寸評 (復興支援マッチ)
→ 4月9日(日)に熊本市にあるえがお健康スタジアムで行われた日本 vs コスタリカのなでしこジャパンの選手の採点&寸評です。若手主体のなでしこジャパンが3対0で快勝。高倉体制での国内最初の試合を勝利で飾りましたが昨年の秋に行われたU-20W杯で3位に輝いたときの主力選手であるMF長谷川やMF隅田やFW上野やDF市瀬などが活躍。明るい話題の多い有意義なテストマッチになりました。
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