ジェフ千葉 vs レノファ山口 (フクダ電子アリーナ)→ 11勝10敗10分けで10位の千葉と12勝11敗8分けで8位の山口の試合は1対1のドローに終わった。両チームとも攻撃的な良さを発揮するなかなかの好ゲームとなったが決定機を外すシーンも目立った。そんな中、後半20分にMF長澤の折り返しからFWエウトンが豪快に決めてホームの千葉が先制に成功するが後半47分に途中出場したMF岡本英のクロスからFW中山仁がヘディングシュートを決めて土壇場で山口が1対1の同点に追いついた。調子を上げてきた千葉だったが目前まで迫っていた3連勝はならなかった。
スリリングなシーンの多い面白い試合になったがプレーオフ出場のことを考えるとどちらのチームにとっても満足できない結果と言える。千葉はようやく調子が上がって来たが、その上、6位の京都が失速気味。一時は京都の背中が見えないほど差がついていたがここに来て急激に差が縮まっている。とにかく連勝が必要となるのできっちりと逃げ切りたかったが土壇場で追いつかれてしまった。FW中山仁へのマークがやや甘かったが簡単なヘディングシュートではなかったことを考えると相手が1枚上だったと言える。
千葉は監督が代わってから選手の序列が変わっているポジションがいくつかあるが左SBにはDF比嘉が起用されている。DF阿部翔もベンチ入りはしているので深刻な怪我を抱えているわけではなさそう。DF阿部翔は攻撃の起点としても貢献していたので長谷部監督の中でDF比嘉の方が優先順位が高いことに対しては驚きはあるが攻守両面でアグレッシブにプレーできるのはDF比嘉のいいところである。プロ入り後、常時スタメンで試合に出続けた経験は少ない選手であるが大きなチャンスを迎えている。
山口は後半47分にFW中山仁のゴールで追いつくことが出来たがその前にいくつか決定機があった。後半13分のMF鳥養のスルーパスからFW中山仁にボールが渡ってキーパーと1対1になった場面はキレイに崩した山口らしいチャンスの作り方だったが決めることは出来ず。他にもMF島屋にも決定機に近いチャンスがあった。千葉のような戦力のあるチームと対戦するときは決定機は確実にものにしなければいけない。チャンスメークの仕方は非常に良かったので最後の精度を欠くシーンが多かったのは残念だったと言える。
ロアッソ熊本 vs ファジアーノ岡山 (うまかな・よかなスタジアム)→ 9勝16敗6分けで17位の熊本と16勝7敗8分けで4位の岡山の試合はスコアレスドローに終わった。試合を優位に進めたのはアウェイ岡山だった。立ち上がりから圧倒的にボールを支配して攻め込む展開になった。5連敗中の熊本は「4-1-4-1」を採用。守備を重視する戦いを選択した。岡山はDF岩政を中心とするセットプレーから多くのチャンスを作ったが決められず。終盤になると熊本が相手のパスミスからチャンスを作るようになったが岡山のキーパーのGK中林の活躍もあってゴールを奪うことは出来なかった。
立ち上がりからずっと岡山ペースになった。熊本は試合前の時点で清川監督が『勝ち点「1」でもOK』という趣旨のコメントを残しており、とにかく連敗を止めることが最優先だった。「4-1-4-1」でしっかりとブロックを作って守るやり方だったが前半の半ば以降は岡山が攻めあぐねるようになった。岡山は自動昇格を狙うためには勝ち点「3」が必要な試合だったのでどこかのタイミングで岡山が仕掛けてくるかと思ったが最後まで前掛かりになることはなかった。地元での試合となるMF豊川も決定的な仕事はできず。
熊本は5連敗中だったので連敗が止まったことはポジティブに考えられる。狙い通りの試合展開だったと思うが後半の35分あたりを過ぎると岡山がイージーなパスミスをするようになったのでカウンターから熊本が攻め込むシーンが一気に増えた。後半40分にはFW赤嶺のバックパスのミスからFW清武功が完全に抜け出してキーパーと1対1の決定機を迎えたがGK中林がストップ。両チームを通してこの試合における最大の決定機であり、この試合の最大の見せ場となるシーンだったがGK中林に軍配が上がった。
岡山は順位を落として5位に転落した。ライバルクラブがなかなか勝ち点を取りこぼさないのでアウェイであろうが、上位が相手であろうが、勝ち点「3」が求められる。引き分けに終わると自分たちよりも上の順位のチームとの差が広がる可能性が高いが守備を重視したサッカーをしてくるチームを相手にこじ開けるのは容易なことではない。特にこの日の熊本は「0対0のままでも大歓迎」という戦い方を選択したので余計に難しかった。セットプレーでは得点を奪えているが流れの中での攻撃の精度を向上させないと苦しくなる。
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◆ まとめ #1474 【J2】 全11試合のレビュー (第32節) (後編) (2016/10/2)
→ 9月18日(日)に行われたJ2の第32節の全11試合のレビューの(後編)です。プレーオフ出場のためには負けられない試合が続く千葉 vs 山口は1対1の引き分けでした。千葉が先制に成功してリードしたまま後半のアディショナルタイムを迎えましたがFW中山仁が起死回生の同点ゴールを奪ってドローに持ち込みました。全体の流れが良くなってきていただけに千葉にとっては勿体ないドローになりました。
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