■ 4試合目のオーストラリア戦(H)7大会連続のW杯出場を果たした日本代表は4試合目のオーストラリア戦(H)からメインとなるシステムを「4-2-3-1」から「4-1-2-3」に変更したがこれが事態が好転するきっかけになった。MF遠藤航がアンカーに入ってMF守田とMF田中碧の元・川崎Fコンビをインサイドハーフで並べる形になって守備が安定した。ラスト7試合で2失点のみ。2失点はいずれもセットプレーからなので流れの中での失点はゼロとなる。
つなぎの部分が安定して、かつ、中盤の守備も安定するようになったので全員が落ち着いてプレーできるようになった。アジア最終予選の途中からレギュラーに昇格したMF守田とMF田中碧の2人は「W杯出場の(陰の)立役者」と言えるが本大会で対戦する国が決まって今後は「インサイドハーフの2人を誰にするのか?」が議論の対象になってくる。ともにW杯出場の功労者ではあるがレギュラーが安泰というわけではない。
初戦でドイツと対戦することになったが「高さのある選手」は必要になってくる。言うまでもなく、ドイツは長身揃いである。いくつかの箇所で高さのミスマッチが生じるのは仕方がないが188センチのMF伊藤洋のような大型選手をインサイドハーフで起用するというのも1つの方法になる。また、3戦目でスペインと対戦するがMF井手口(セルティック)のような奪取力の高い選手を起用することも考える必要がある。