アルビレックス新潟編→ J2は33節が終了した。残りは9試合となったが首位の磐田と2位の京都が完全に抜け出した。「よほどのことがない限りはJ1に昇格できる。」と言えるほど3位以下との差は大きく広がった。開幕から13試合負けなしと突っ走った新潟は2位の京都との差が「10」。『勝ち点差>残り試合数』となって逆転可能と言われる勝ち点差を超えている。磐田も京都もなかなか勝ち点を取りこぼさないので差を縮めるのは難しい。
降格して早くも4年目となる新潟にとって今シーズンは「過去最大のチャンス」だったが2022年もJ2で戦う可能性は高まった。開幕から破竹の快進撃と続けたことを考えると悔いのシーズンになったが2018年が16位、2019年が10位、2020年が11位だったので「J2降格後のJ2での過去最高成績」となるのは確実である。J1時代を含めても1桁順位になるのは7位だった2013年以来。この時の監督は柳下監督だった。
勿体ないシーズンになったがJ1からJ2に降格しそうなチームの顔ぶれを考えると「2022年は今シーズン以上のチャンス」と言える。『有力な昇格候補の1つ』として2022年のJ2の開幕戦を迎える可能性は高いが、当然、昇格に失敗した場合は「主力数名の流出」は避けられない。具体的に名前を挙げると
・FW 谷口海斗
・MF 本間至恩
・DF 藤原奏哉
・MF 高宇洋
・MF 高木善朗
あたりは今オフの移籍市場でJ1のクラブのターゲットになる可能性は高い。中でも初挑戦となるJ2で11ゴールを挙げているFW谷口海にはたくさんのJ1のクラブが興味を示すだろう。2018年と2019年はグルージャ、2020年はロアッソで結果を残して新潟にステップアップの移籍を果たしたがさらに上のカテゴリーへの挑戦権を獲得する可能性は高い。これだけの結果を残している選手を引き止めるのはかなり難しい。