01位:カターレ富山
→ 2015年からずっとJ3で戦っているがJ2復帰は果たせていない。2020年も期待されながら9位に終わったが「昇格請負人」と言われる石崎監督を招聘。期待値は一気に高まった。FW武(→秋田)、FW平松(→SC相模原)、MF大谷駿(→金沢)などが抜けてしまったがFW吉平翼(藤枝MYFC)やMF姫野(藤枝MYFC)やDF鈴木翔(熊本)など各ポジションに実力者を獲得。守備的なポジションを強化してバランスは良くなった。
02位:FC岐阜
→ DF柳澤亘(→水戸)、GKパク・ソンス(→大邱FC)、DF長倉(→仙台)などが退団したが主力の流出は最小限にとどまった。安間監督は「チームを勝たせられる監督」ではないが各ポジションにJ3屈指のタレントを揃えており、総合力はJ3屈指である。DF服部康(松本山雅)、MF本田拓(山形)、DF舩津(群馬)など経験のある選手を獲得したのは興味深い。CFの補強はこれからだと思うのでフォワードの補強に期待したい。
03位:鹿児島ユナイテッド
→ 同じく主力の流出は最小限にとどまった。FW馬場とDF水本勝が引退をしてMF枝本(→藤枝MYFC)などが契約満了になったが最悪の事態は免れた。注目が集まるのは横浜FMでコーチをしていたパパス監督になる。2020年に清水を率いたクラモフスキー監督は新天地で成功しなかったが今度はどうなるだろうか?2020年の鹿児島はMF酒本を筆頭にベテランの多いチームだったが様変わりする可能性も・・・。
04位:ロアッソ熊本
→ FW谷口海(→新潟)とMF中原輝(→山形)が流出してGK佐藤優(千葉)とMF水野泰(藤枝MYFC)を獲得した。即戦力となるJリーガーの補強はこの2人くらい。今年も6人もの大学生を獲得しているので「6人の大学生がどこまでやれるのか?」が大きな注目点になる。2020年はFW高橋利とMF河原創の2人がルーキーイヤーから主力として大活躍したが特に攻撃的なポジションの大卒ルーキーに期待したいところ。
05位:長野パルセイロ
→ 惜しくも最終節で取りこぼして初昇格を逃した長野は「悲願のJ2昇格」を目指すシーズンになるがFW吉田伊(→秋田)、DF浦上(→甲府)、GK立川(→湘南)、GK小澤(→水戸)などが流出した。MF宮阪(群馬)とFW金園(甲府)の獲得はインパクトが大きかったが怪我をして離脱することが多いFW金園がどこまで試合に出場できるのか?がキーになる。2人以外の新加入選手の顔ぶれが今ひとつなのは気になるところ。
06位:ガイナーレ鳥取
→ こちらもDF井上黎(→岡山)とMF三沢(→京都)が抜けてしまったがMF安藤一、MF魚里、FW田口裕などはチームに残った。MF永島(FC岐阜)、DF杉井(金沢)、MF横川(湘南U-18)などを獲得したが今シーズンも若いチームになるだろう。MF清永(山口)、DF鈴木順(群馬)、MF妹尾(長野)など伸び悩んでいる選手がどこまでやれるか?が注目点になる。2020年は5位だったが2013年以来のJ2復帰は十分に考えられる。
07位:藤枝MYFC
→ 石崎監督が退任してFC岐阜や栃木SCで監督を務めた経験のある倉田安治監督を招聘した。石崎監督が就任した富山にFW吉平翼とMF姫野とMF安藤由を引き抜かれてしまったがMF枝本(鹿児島)、MF岩間(栃木SC)、MF鈴木惇(福岡)、FW宮本拓(YS横浜)を獲得するなど的確な補強を見せて戦力はむしろアップした。U-18日本代表で193センチのDF佐古(東京V)がブレイクした場合は2位以内もあり得る。
08位:FC今治
→ 昇格1年目の2020年は最後まで2位争いに参加した。終わってみると7位。まずまずの1年になった。FW林誠道(→山形)が流出したが主力の流出は最小限にとどまった。新戦力の中ではDF宮尾(YS横浜)は即戦力になるがMF島村拓(C大阪)やMF平岡翼(栃木SC)やDF安藤智(愛知学院大)などは先を見据えた補強である。中途半端な即戦力を獲得するよりも将来性の高い選手を獲得した方がいい時期である。
9位:いわてグルージャ盛岡
→ 秋田監督になって2年目。昨オフはJリーグで実績のある選手をたくさん獲得したが今オフは若手主体の補強になった。DF田平(C大阪)、DFタビナス・ポール・ビスマルク(青森山田高)、MFオタボー・ケネス(高知中央高)などを獲得しているが「将来性の高そうな選手を獲得する。」というのはいい方針である。主力の流出は最小限にとどまったので既存の選手と新戦力の若手が噛み合うと面白いチームになるだろう。
10位:福島ユナイテッド
→ 1月18日(月)の夜の時点でも動向がはっきりしない選手は何人かいるがFWイスマイラも同様である。J3でゴールを量産したストライカーに注目するクラブは少なくないと思うが静かなままである。「○○に移籍するのでは?」という噂は早くから流れているが普通に考えると福島を離れる可能性は高い。当然、FWイスマイラが残留するのであればもう少し上の順位になる可能性大。影響力の大きい選手である。
11位:テゲバジャーロ宮崎
→ 15試合という短期決戦となった2020年のJFLで2位になって初のJ3昇格を果たした宮崎は選手の入替えの少ないオフになった。現有戦力に近い状態でJ3を戦うことになった。補強の話がほとんどないのでJリーグの移籍市場での存在感は全くないが「メンバーがほとんど変わらない。」というのは強みの1つになる。大卒1年目ながら2020年のJFLで新人王に輝いたFW梅田魁など若い選手の活躍に期待したい。
12位:カマタマーレ讃岐
→ 長きに渡ってG大阪で仕事をしていた上野山氏がGMに就任した昨オフは一貫して若い選手をたくさん獲得したが方針は変わらない。今オフもFW中村駿(山形)、MF西本(C大阪)、DF吉馴(C大阪)、DF池田航(SC相模原)など若い選手を積極的に獲得している。方向性は正しいが心配されるのは上野山GMが監督に就任した点。なり手が見つからなかった末の人事だと思うが成績不振→退任というのは避けたい。
13位:アスルクラロ沼津
→ ゴン中山の退団が話題になったがMF瓜生(V大分)やFWファイヤット(岡山)を獲得するなど面白い補強が出来た。2020年は12位だったが先を見据えてポテンシャルの高そうな選手をたくさん獲得した。「96ジャパン」で活躍したMF瓜生は2020年のJFLでMVPに選出されている。Jリーグでプレーするのは初めてになるが「JFLでプレーしていた選手の代表」としてJ3の舞台で大きな存在感を発揮したいところである。
14位:ヴァンラーレ八戸
→ 葛野監督が復帰した八戸は今オフもJFLで活躍した選手を積極的に獲得した。FW島田拓(奈良クラブ)など3人の選手をJFLから獲得しているが補強のやり方としてはかなり面白い。FW安藤翼(→SC相模原)、DF國分将(→秋田)などが流出したので戦力は落ちているが大学生を7人も獲得しているので自前の若手を中心にチームを作ろうとしている。フレッシュなメンバー構成になる可能性が高まっている。
15位:Y.S.C.C.横浜
→ 例年通りと言えるが今オフも主力の流出が目立つオフになった。MF宮尾(→FC今治)、MF音泉(→富山)、FW宮本拓(→藤枝MYFC)、GK大内(→横浜FC)などが抜けたのは当然のことながら痛い。例年通りで抜けた選手の穴を埋める選手が出てくると思うが2020年は17位。最下位だったC大阪U-23が抜けたことを考えると「最下位候補の筆頭」に挙げられるのは致し方なしである。予期せぬ選手の台頭に期待したい。
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◆ まとめ #2719 【J3】 2021年の順位予想をしてみた。 (2021/1/19)
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