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【Jリーグ】 12段階の個人別の戦力補強の評価 (2020年-2021年オフの移籍市場) (その30) | | |　

291人目： FW 大久保嘉人 (東京ヴェルディ→セレッソ大阪)　・・・　C+

→　38歳になったベテランのストライカーは2006年以来なので15年ぶりにC大阪に復帰となった。FW大久保の獲得に対して批判的な声は多いが普通に考えるとFWアダム・タガート、FW豊川、FW加藤陸がいるので4番手以下。FW藤尾もいるので戦力として計算しているのではなくて「引退後のこと」を見据えた再獲得である。2,000万円くらいで抜群の知名度を誇るFW大久保を囲えるのはC大阪にとって悪い話ではない。

292人目： DF 櫻内渚 (ジュビロ磐田→ヴィッセル神戸)　・・・　B-

→　磐田一筋でプロ9年目だったが2020年限りで契約満了となった。2019年は2試合、2020年は16試合。ここ2年間は出場機会に恵まれなかった。豊富な運動量と堅実な守備と意外なところでゴールを奪える得点力が武器となる。神戸はDF西大伍(→浦和)とDF藤谷壮(→北九州)が退団したものの、右SBの補強は進んでいない。更なる補強が無いのであればDF山川やDF初瀬との争いになる。定位置を確保する可能性あり。

293人目： GK 長谷川凌 (ヴェルスパ大分→ブラウブリッツ秋田)　・・・　C+

→　市立船橋高出身。水戸に加入して高卒1年目からJ2で2試合に出場するなど将来を期待されたがGK松井やGK本間がいる中、出番に恵まれなかった。2020年の開幕直前にJFLのヴェルスパ大分に期限付き移籍したが出場は機会はなかったようだ。水戸との契約は満了になって秋田に移籍となった。GK渡辺とGK小池が契約満了。GK田中雄は残留したので同じ新加入のGK新井栄(清水)との2番手争いになるだろう。

294人目： DF 瀧澤修平 (水戸ホーリーホック→モンテディオ山形)　・・・　B-

→　2016年に大卒でFC琉球に加入した左利きのCB。182センチなのでサイズもある。FC琉球では初年度から安定して出場機会を得たが2018年は32試合に出場。J3制覇に大きく貢献した。J3でベストイレブン級の活躍を見せてその年のオフに水戸に完全移籍となった。2019年は12試合、2020年は8試合のみ。水戸では出番に恵まれなかったが左利きでフィードが出来る。「3バックの左」で起用される可能性あり。

295人目： DF 原山海里 (いわてグルージャ盛岡→ヴァンラーレ八戸)　・・・　C+

→　青森山田高出身。東京学芸大を卒業してJ3の岩手に加入したがプロ1年目の2020年は出場機会がなかった。選手権で青森山田高のロングスローが話題になっているが高校時代のDF原山のロングスローはインパクトが大きかったので記憶している人は多いだろう。岩手ではベンチ入りの機会も1回のみ。ほとんど試合に絡めなかった。わずか1年で契約満了となったが名門校出身の選手を1年で斬るのはリスキー。

296人目： GK 桐畑和繁 (柏レイソル→FC岐阜)　・・・　C+

→　柏一筋でプロ15年。年末に契約満了になったが柏と異例の再契約。さらにFC岐阜への期限付き移籍が発表された。J1通算では48試合。キャリアのほとんどは控えキーパーになるが一定の出場機会を得ている。GK中村航の海外移籍が有力視されているのでキーパーの獲得に動いていると思うが「新たなキーパーの獲得交渉がうまくいかなかった場合はレンタルを切り上げて柏に復帰する。」というのも考えられる。

297人目： GK 長谷川洸 (東京ヴェルディ→モンテディオ山形)　・・・　C-

→　東京Vユース出身。日本体育大を経由して2018年に東京Vに戻ってきたが公式戦での出場機会はなかった。東京Vとの契約は満了となったが山形に加入することになった。GKビクトル(SC相模原)を獲得したがGK佐藤昭が引退をしてGK摂津は契約満了。GK櫛引とGK藤嶋とGKミン・ソンジュンがいるがGK櫛引は怪我で長期離脱中になる。GK櫛引が不在の間はGK藤嶋とのベンチ枠争いになると考えられる。

298人目： GK 川浪吾郎 (ベガルタ仙台→サンフレッチェ広島)　・・・　C-

→　柏U-18出身で191センチの大型キーパー。同じくキャリアのほとんどをサブキーパーとして過ごしてきた。2011年に期限付き移籍先のFC岐阜で10試合に出場しているがJ1通算では7試合、J2通算では10試合の出場にとどまっている。3年間所属した仙台ではカップ戦の出場のみ。J1のリーグ戦での出番はなかった。GK大迫とGK林卓人とGK増田がいるので広島もキーパーの層は非常に厚いクラブである。

299人目： MF 榎本大輝 (徳島ヴォルティス→愛媛FC)　・・・　B-

→　東海大出身のドリブラー。163センチなのでサイズには恵まれていないがキレのあるドリブルでチャンスを演出することが出来る。名古屋で同期入団のMF相馬崇とともに期待を集めていたが出場機会に恵まれず。期限付き移籍先の徳島でも3試合の出場にとどまった。同じ四国で活動する愛媛FCに期限付き移籍となったが2列目の層が厚くない愛媛FCの方がはるかにチャンスは得やすい。そろそろブレイクしたい。

300人目： MF 齋藤学 (川崎フロンターレ→名古屋グランパス)　・・・　B-

→　3年前に横浜FMから川崎Fに電撃移籍したときは大きな話題になった。地元である川崎に戻ってきたが怪我の影響もあって十分な活躍は出来なかった。2020年は過去2年間と比べるとはるかに活躍した印象になるが2019年が831分の出場で2ゴール2アシスト、2020年は890分で1ゴール2アシスト。大差はない。スピードとキレで勝負するタイプなので大きなケガをしてしまうとパフォーマンスはガクッと落ちてしまう。

表1. 2020年-2021年オフの移籍市場 (個人別の12段階の評価)

J1	82	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	82	クラブ名	0	11	9	12	17	20	12	0	1	0	0	0	0
	5	コンサドーレ札幌				1	1	2	1
	1	ベガルタ仙台				1
	0	鹿島アントラーズ
	6	浦和レッズ		1		2	1	2
	2	柏レイソル					2
	3	FC東京					1	1	1
	3	川崎フロンターレ		1		1			1
	2	横浜Fマリノス		1	1
	8	横浜FC					3	4	1
	8	湘南ベルマーレ		1	2			2	3
	9	清水エスパルス		2		3	1	2	1
	4	名古屋グランパス		1	2			1
	1	ガンバ大阪		1
	9	セレッソ大阪		2	2	2		1	2
	1	ヴィッセル神戸					1
	2	サンフレッチェ広島		1			1
	0	徳島ヴォルティス
	3	アビスパ福岡					2		1
	7	サガン鳥栖			1		1	3	1		1
	8	大分トリニータ			1	2	3	2
J2	140	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	140	クラブ名	0	5	10	16	51	30	17	5	4	0	0	0	2
	8	ブラウブリッツ秋田			1	1	3	1	2
	9	モンテディオ山形		2		1	2	2			2
	6	水戸ホーリーホック					2	4
	7	栃木SC					5	1	1
	5	ザスパクサツ群馬					2		2	1
	7	大宮アルディージャ			1		2	2		1					1
	8	ジェフ千葉			1	1	4	1	1
	5	東京ヴェルディ				1	1	2	1
	6	町田ゼルビア			1	3	2
	7	SC相模原				1	2	2		2
	6	ヴァンフォーレ甲府			1	1	1	3
	13	松本山雅			2		5	2	3		1
	6	アルビレックス新潟		2	1	1	1		1
	7	ツエーゲン金沢				2	3	1	1
	3	ジュビロ磐田			1		1								1
	9	京都サンガ		1		1	4		3
	4	ファジアーノ岡山					2	2
	7	レノファ山口				1	1	2	2	1
	3	愛媛FC				1	2
	10	ギラヴァンツ北九州			1		4	4			1
	2	V・ファーレン長崎					2
	2	FC琉球				1		1
J3	38	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	38	クラブ名	0	0	1	2	5	9	12	7	0	0	0	0	2
	6	ヴァンラーレ八戸						1	2	1					2
	1	いわてグルージャ盛岡						1
	0	福島ユナイテッド
	0	Y.S.C.C.横浜
	5	長野パルセイロ							5
	4	カターレ富山					2	1	1
	1	藤枝MYFC								1
	2	アスルクラロ沼津							2
	0	FC岐阜
	7	ガイナーレ鳥取					1	1	2	3
	5	カマタマーレ讃岐					1	3		1
	3	FC今治				1	1	1
	2	ロアッソ熊本			1			1
	0	テゲバジャーロ宮崎
	2	鹿児島ユナイテッド				1				1
260		合計	0	16	20	30	73	59	41	12	5	0	0	0	4