■ 歴史に残る死闘1998年のフランスW杯は日本代表が初出場を果たした大会になる。「ジョホールバルの歓喜」で出場権を確保してからの盛り上がり具合は凄まじいものがあったが結果は3連敗。勝ち点を獲得することは出来なかった。バッシングを浴びたがアルゼンチンとクロアチアを相手に0対1の惜敗。特に初戦のアルゼンチン戦の1点差負けは悪い結果とは言えない。2戦目のクロアチア戦で勝ち点を獲得できていたら面白かったが後半32分にFWシュケルにゴールを決められて失点。2連敗となった日本は早々にGL敗退が確定した。
W杯の厳しさを体験することになったが初戦で日本に勝利したアルゼンチンは3戦全勝でH組を首位で通過した。G組はワールドクラスの司令塔だったMFハジが中心のルーマニアが2戦目でイングランドに勝利。2勝1分けで首位通過を果たした。2勝1敗のイングランドは2位通過となったので決勝Tの1回戦でアルゼンチンとイングランドが激突した。言うまでもなく、両国は犬猿の仲である。1982年3月に起こったフォークランド紛争はイギリスが勝利したが16年前の出来事なのでネガティブな感情は消えていなかった。
屈指の好カードだったが期待どおりの熱戦になった。そして、ドラマチックな展開になった。前半6分にFWバティストゥータのPKでアルゼンチンが先制に成功するが前半10分にFWシアラーのPKでイングランドが1対1の同点に追いついた。さらに前半16分には18歳のFWオーウェンが高速ドリブルから右足でシュート。W杯の歴史に残るスーパーゴールを決めて逆転に成功するが前半46分にトリックプレーからMFサネッティが左足でシュートを決めて2対2の同点に追いついた。前半のみで計4ゴール。派手な試合になった。
問題のシーンは後半開始早々に起こった。MFベッカムが報復行為でレッドカード。イングランドは10人で戦うことになった。最終的にはPK戦の末にアルゼンチンが勝利しているがイギリスのメディアからMFベッカムが大きなバッシングを受けたのは言うまでもない話である。MFベッカムに対する批判の声は辛辣だった。数的不利になりながら何とかPK戦まで持ち込んだのでイングランドの戦いぶりは称賛されたが地元紙は「10人の勇敢な獅子と1人の愚かな若者」と報じた。若き日のMFベッカムにとっては苦い経験となった。
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◆ まとめ #2523 【1998年:フランスW杯】 アルゼンチン代表 vs イングランド代表の試合を観た。 (2020/5/16)
→ 歴史に残る死闘
→ MFベッカムの退場
→ スター候補がたくさん出現した大会
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