■ 革命のニオイ木崎氏は、「のちに日本サッカーがバルセロナを超えるときが来たとしたら、きっと筑波大学がその流れを生んだパイオニアとして記録されているに違いない。」と書いている。また、「風間さんは必ず何か大きなことを成し遂げると確信している。」とも書いている。サッカーライターの木崎氏に、ここまで言わせるというのは、普通の人では、難しいことであり、一種のカリスマ性を備えた指導者だと思うが、その一方で、川崎Fの監督として、「内容」と「結果」が両立できた試合からは、随分と遠ざかっている。
もちろん、目指すスタイルの片りんが見えることはある。木崎氏も挙げた第20節の磐田戦の前半17分のDF田中裕のゴールシーンなどは、典型的な例だと思うが、「革命のニオイを嗅ぎ取った。」という表現は、現段階では、大袈裟のように感じられる。また、「今、サッカーの世界でもっとも新しく、もっとも面白いことが起こっている場所が日本にある。」と言い切るのも、時期尚早だと思う。「結果が出るようになるまでに、時間がかかる。」というのも間違いないが、プロの世界なので、ある程度の結果は必要で、進化していることを感じさせる戦いを見せることは重要である。
※ 第20節 ジュビロ磐田 vs 川崎フロンターレ (DF田中裕のゴールシーン→1分3秒あたりから)
■ 4つの疑問点(前編)の最後に記述したとおり、気になるのは、以下の4点である。
(1) 「マークを外す動き」と「正確なパス」と「発想の共有」があれば、本当に相手の守備を崩すことができるのか?
(2) なぜ、MF風間宏希、FW風間宏矢、DF山越の3人をレギュラーで起用するのか?
(3) 風間監督に任せれば、川崎フロンターレは強くなるのか?
(4) 本当にサッカー界に革命を起こすことはできるのか?
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◆ まとめ #322 風間八宏監督について考える。 (下) (2012/10/13)
・革命のニオイ
・4つの疑問点
・長男と次男を起用するのは「ひいき」なのか?
・革命を起こすことはできるのか?
→ 『革命前夜 すべての人をサッカーの天才にする』という本を読んで、風間監督ならびに川崎Fについて考えてみました。今回は、(後編)になります。木崎氏は、風間監督のサッカーに可能性を感じているようですが、正直なところ、そこまで、ポジティブに考えることができる人が少数派になると思います。身内を優遇することについて、川崎Fは強くなるのかについて、今、思うところをまとめてみました。
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改めてジーコジャパンについて考える。(前編) 2012/09/04
改めてジーコジャパンについて考える。(後編) 2012/10/12
風間八宏監督について考える。 (上)
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