■ 2年連続の天皇杯出場となったMIOびわこ滋賀週末は全国各地で各都道府県の天皇杯の決勝戦が行われた。滋賀大会の決勝戦のカードはJFLのMIOびわこ滋賀と関西1部のレイジェンド滋賀の顔合わせになったが前半に2ゴールを奪ったMIOびわこ滋賀が2対1で勝利した。2点を追う展開になったレイジェンド滋賀は後半26分に右SHのMF長谷川のミドルシュートが決まって1点を返すとその後もセットプレーからいくつか惜しいシーンを作ったが決められなかった。
格上のMIOびわこ滋賀が意地を見せて2年連続の天皇杯出場を果たした。1回戦では大阪府の代表と対戦して勝ち進んだ場合は2回戦でJ1のベガルタ仙台と対戦する予定になっている。Jリーグのクラブがない滋賀県の中ではMIOびわこ滋賀が一番上のカテゴリーで活動しているクラブになるので県民の期待は小さくはない。大阪府代表に勝利して仙台と対戦することが出来るとクラブとして大きな一歩になるだろう。
MIOびわこ滋賀は廃部になった佐川急便京都サッカー部の受け皿になるべく2005年に生まれたクラブになる。2008年からずっとJFLで戦っているクラブになる。一方のレイジェンド滋賀は2005年に誕生したクラブになる。発足当時のクラブ名は滋賀FCだった。2011年の秋にレイジェンド滋賀に変更になった。レイジェンドとは、言うまでもなく、「レイク(Lake) とレジェンド(Legend)を組み合わせた造語」になる。
2015年の5月には滋賀県勢初のJリーグクラブになることを目指してMIOびわこ滋賀とレイジェンド滋賀の合併話が浮上した。「2チームが統合予定」と京都新聞が報じたが、結局、交渉はまとまらず。2015年の秋に統合を断念して独自にJリーグ加盟を目指す方針となった。ホームタウンはMIOびわこ滋賀が草津市と東近江市、レイジェンド滋賀が守山市になる。いずれも滋賀県の真ん中付近にある中規模都市になる。
■ NHKの中継に登場したのは・・・。カテゴリーが下になるレイジェンド滋賀が健闘して格上のMIOびわこ滋賀を苦しめる形になったが滋賀県大会の決勝戦はNHKの総合TVで生中継された。実況を務めたのは田代純アナウンサーだった。NHKのJリーグ中継やW杯の中継のときにたくさん実況を担当しており、Jリーグのダイジェスト番組である「Jリーグタイム」にもたくさん登場しているのでサッカーファンにはお馴染みのアナウンサーになる。
解説を務めたのは時岡宏昌さんになる。1997年~1999年まで札幌でプレーしている。1998年にはJリーグで8試合に出場しているが帝京高出身で2年のときに全国制覇を達成したことで知られている。ストライカーのFW松波(元・G大阪)が帝京高の同級生になる。冬の高校選手権の決勝戦はFW小倉・DF中西永・DF中田一を擁する四日市中央工高と対戦。2対2の引き分けに終わって両校優勝となった。
現在は新設されたばかりのびわこ学院大で監督を務めているがこの2人と並んで放送席に座ったのがタレントの池田愛恵里さんだった。肩書きは「ゲスト」。2014年からC大阪の応援リポーターを務めており、C大阪のホーム戦のほとんどでピッチサイドから情報を提供する仕事をしているのでこちらもサッカーファンにはお馴染みである。本職はグラビアアイドルになるが滋賀県出身なのでゲストに呼ばれたと思われる。
■ 芸能人を呼ぶことを毛嫌いする人は多いが・・・。実は昨年の滋賀県大会の決勝戦もゲストとして登場している。これで2年連続になるが「サッカー中継のゲスト」という難しい役割をうまくこなしたと言える。サッカーなどスポーツ中継に俳優やタレントやモデルやミュージシャンなどをゲストで呼ぶことは今でも珍しくないがコアなファンからの評判はあまり良くない。場違いなゲストも少なくないので「空気」を壊すことも珍しくないがそういう問題は生じなかった。
「サッカー中継のゲスト」の代表格と言えるのは明石家さんまさん、小柳ルミ子さん、極楽とんぼの加藤浩次さんあたりになる。加藤浩次さんはTBSのスーパーサッカーで長きに渡って司会を務めている人なのでサッカー、特に、Jリーグに対する知識は豊富。そして、登場するのは副音声がほとんどなのでサッカーファンからの反感を買っているわけではないが明石家さんまさんや小柳ルミ子さんの評判は良くない。
むしろ、最悪に近い。芸能人をスポーツ中継にねじ込んでくることを毛嫌いする人は多い中、天下のNHKのサッカー中継に2年連続で呼ばれて上手くこなした池田愛恵里さんは「只者ではない。」と言える。ほとんど全てのケースで実況の田代さんから話を振られたときにコメントをしており、「ゲストの池田さん」 or 「ゲストの池田愛恵里さん」と呼ばれてからコメントをすることがほとんどだったがうまく切り返した。
「(´・ω・`)しらんがな。」と言うしかない無茶振りもいくかあったがうまく切り返すことができたのは好印象だった。NHKというと、先日の「即位・改元特番」のときに14才で元・子役の芦田愛菜さんを出演させたこと、ならびに芦田愛菜さんの的確なコメントが話題になったが意外と自由なところがある。冷静に考えると「NHKのサッカー中継のゲストにグラビアアイドルが呼ばれる。」というのは普通のことではない。
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