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2023年12月23日 (土)

イスラエル人を殺すのがお得意なイスラエル国防軍はハマスへの参加を検討すべき

 10月7日の友軍による誤射、ガザの戦場での友軍による誤射、友軍によるイスラエル人捕虜の誤射殺害。イスラエル国防軍はイスラエル人を殺すのが実に上手いので赤い三角形のついたGoPro映像を作り始めるべきだ。

ケイトリン・ジョンストン
2023年12月18日

 『物語のマトリックスの端』からのメモ

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 イスラエル軍はブルドーザーでテントの入院患者を轢いて生き埋めにしたと報じられている。ガザ北部のカマル・アドワン病院でイスラエル国防軍ブルドーザーによる患者攻撃が行われ約20人が死亡した疑惑に関する緊急調査をパレスチナ当局は求めている。

 それは全てのことが起こった後でも、それを見て「これは間違っているに違いない」と思うことの一つだ。そんな風に家畜を殺せば、人は怪物だとみなされる。

 白旗を掲げたパレスチナ人民間人と間違えて、白旗を掲げて脱出したイスラエル人人質をイスラエル国防軍が殺害した(イスラエル国軍には白旗を振るガザ住民を殺害する長い実績証拠がある)。拉致被害者が、イスラエル国軍が、その命を気にかけるべき人かどうか、わざわざ確認した唯一の理由は、その中の一人が「西洋風」つまり白人に見えたからだと報じられている。

 何ヶ月もハマスに人質にされ、ようやく脱出し家に帰ろうとした後、パレスチナ民間人と間違えられて自軍に殺害されるのを想像願いたい。

 「ハマスが降伏すれば全てうまくいく」とイスラエル擁護者連中は常に言う。

 降伏? 白旗を振れとおっしゃりたいのだろうか?

 10月7日の友軍による誤射ガザの戦場での友軍による誤射、友軍によるイスラエル人捕虜の誤射殺害。イスラエル国防軍はイスラエル人を殺すのが実に上手いので、赤い三角のついたGoPro映像を作り始めるべきだ。

 「イスラエル国防軍が友軍の誤射でイスラエルを破壊するのを座視して待っている邪悪なハマス陰謀をモサドは発見した。

 これはイスラエルとハマスの戦争ではなく、イスラエル人の赤ん坊や子どもや女性やジャーナリストや医療従事者や国連職員や病院患者や民間インフラやイスラエル人人質と、時にはハマスとの戦争だ。

 興味深いのは、イスラエル国防軍の外で、イスラエルとその支持者たちは、人質解放に主眼を置いているが、イスラエル国防軍内部では、人質に対する態度は、せいぜい良くて腐敗した無関心、最悪の場合、あからさまな敵意に見えることだ。

 数週間前、子どもの泣き声の録音をハマス戦闘員が流して、イスラエル国防軍兵士を待ち伏せに誘い込んでいるというハマスの主張がツイッターで広まっているのを私は見たが、イスラエル軍は確実に子どもを追いかけるので、それは機能していた。当時は「まさか、そんな話が本当のはずはない」とさほど気にしていなかったが「わが軍を待ち伏せしようとして、ハマス・テロリストは泣き声を流すスピーカーに人形をつなぎ、爆弾を仕掛けた場所に設置している」と今やイスラエル国防軍は大いに憤慨している

 これは起き続けている。イスラエルの行動は実に恐ろしく、堕落しているので、自分が読んでいるものを自分は誤解しているに違いないやら、主張が余りに理不尽なので無視しようと思い続けていたが、まさにそれが起きているのに気がついた。イスラエルが実に酷い国だとは分かってはいても、その半分も私がいまだ知らないことを示す新たな方法をイスラエルは発見し続けている。

 この紛争で誰が正しいか言うのは実に困難だ。一方で、事実と証拠や、来る日も来る日も民間人虐殺を記録する生々しいビデオ映像の洪水が絶え間なく氾濫しているが、他方では、彼らに反対すると、あなたは反ユダヤ主義者呼ばわりされる。実に複雑だ。

(A)ガザにおけるイスラエル残虐行為の映像記録がイスラエルの情報権益に大きな損害を与えており、(B)ガザのジャーナリストが、歴史的に未曾有の速度でイスラエル攻撃によって殺害されているのは偶然ではない。

 イスラエル・パレスチナ紛争で「彼らが始めたのだ!」「いや、彼らが始めたのだ」という議論を、そもそもの根源にさかのぼると「1948年のイスラエルによる暴力的大量強制退去と家屋盗難にパレスチナ人は屈服し、受け入れるべきだった」ということになる。

 親パレスチナ・デモに対し、いまだに人々は「川から海へ」のスローガンを叫んでいるが、もし別の親パレスチナ・スローガンが至る所で使われるようになれば、100%確実に邪悪で反ユダヤ主義的なものとして攻撃されるはずだ。親パレスチナ・スローガンは大量虐殺を支持すると心から信じている人がいるがゆえに反対されているのではなく、親パレスチナであるがゆえに反対されているのだ。

 バイデン大統領職は、反帝国主義者たちが、そうなるはずだと恐れていたもの全て、そして遙かに酷いものになった。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/12/18/the-idf-are-so-good-at-killing-israelis-they-should-consider-joining-hamas/

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 Alex Christoforou YouTube冒頭 ネオコン・ニッキ・ヘイリーの妄想演説 ハマス攻撃はプーチン誕生日の陰謀!

Haley exposes The Putin birthday plot. Borrell, EU garden in danger. Milei, shock therapy protests 40:43

 ロシアがウクライナに侵攻した2月24日は、マイアミ・バイスの役者Edward James Olmosの誕生日。マイアミがあるのはフロリダ州、トランプ邸宅のありかだ。

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ドローンの登場は戦争の様相を大きく変えた。ウクライナで、首都攻撃をするミサイル、ドローンを撃墜している。紅海でイエメンのフーシ派が行う無人機攻撃が同様に撃墜されている。だが「200万ドルのミサイル対2000ドルの無人機:米国防総省はフーシ派攻撃のコストを懸念」

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「号外発行! ジョン・J・ミアシャイマー教授がイスラエルと米国の『7つの大罪』を告発! IWJと同じ指摘!」はじめに~号外発行! イスラエルと米国の「7つの大罪」! シカゴ大学のジョン・J・ミアシャイマー教授が、イスラエルによるガザにおける民族浄化、ヨルダン川西岸への「入植」、米国の支援など7つの大罪を列挙し、イスラエルの指導者、イスラエルを支持する人々、イスラエルを無条件で支援する米国・バイデン政権に対し「あなたたちには、良識はないのか?」と詰問! IWJと同じ指摘!

【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

【第1弾! 仰天!! 海外に避難したウクライナ国民に対し「帰って戦え!」ウクライナ軍の兵力不足は絶望的! 国外から難民を強制的に呼び返して動員! ついには路上で「人さらい」まで! 再び「反転攻勢」を計画!?】(『ビルト』2023年12月21日、『ニューヨーク・タイムズ』2023年12月15日ほか)

【第2弾! 降伏か死か! ネタニヤフ首相がイスラエルは完全勝利まで戦うつもりだと表明!】イスラエルの唱える「完全勝利」とは、ハマスに対する勝利ではなく、パレスチナの民間人全員の抹殺・追放を指す!!(『RT』2023年12月21日ほか)

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