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2021年2月16日 (火)

ジョンソンを放り出せ。女性スポーツを破壊している男性から女性への性転換運動選手は競技を損なうだけ

ロバート・ブリッジ
2021年2月12日
Strategic Culture Foundation

 バイデン政権は、男子として生まれた人の女性スポーツへの参加拒否を非合法にしようとしているが、多くの勇敢な運動選手や学者が、大統領令は、彼らの職業、更には命に対し、悲惨な結果をもたらしかねないと警告して、問題をはっきり発言し始めている。

 まさに都市封鎖された彼の就任式の日に、ジョー・バイデンは「性的アイデンティティーや性的指向に基づく差別を防ぎ、戦う」と題するものを含め、多数の政令に署名した。政府レベルで一度も真剣な議論の主題だったことがないこの議論の多い法案は、男性思春期を経験した性同一性障害者女性(つまり、自分を女性と認識している生物学的男性)を女子スポーツで競うのを認めるのだ。何が誤っているのだろう?

 女子スポーツの将来がどのようなものになるかを、より良く理解するために、少々時間をとって、2014年のファロン・フォックスとタミッカ・ブレントの総合格闘技試合をご覧願いたい。総合格闘技史上、初の公然の性同一性障害者運動選手フォックスは、ブレントに頭蓋骨骨折と脳しんとう引き起して、素早く、残忍に打ち破った。バイデン政令が通過したので、競技場で、夢や骨が破壊される、このような攻撃的な行動が益々頻繁に起こりそうだ。バイデン政令で非常に奇妙なのは、明らかに民主党の過激進歩派の思いつきは、多数を傷害の大きな危険にさらされる状態におきながら、非常に僅かな人口を守ることを目指していることだ。社会正義の戦士は、「平等と参画」という欠陥がある主張を説きながら、彼らに与えると想定される道徳的に優位な立場のために、少数派を守ることに興味を持っているだけなのだろうか?

性同一性障害者のMMA総合格闘技選手ファロン・フォックスは、女性対戦者タミッカ・ブレントを非常に激し殴打し、ブレントは頭蓋骨骨折した。pic.twitter.com/S7HOMcA60j
- #TartanTuesday 🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿CITIZEN NOT SERF🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿 (@TartantuesdayI) 2019年7月11日

 いずれにせよ、民主党は「科学の党」という、うぬぼれにもかかわらず、女性が男性と同等に競争できるという概念の誤りを立証する、あらゆる医学的証拠を、あからさまに無視している。結局、人が自分が間違った性の体に閉じ込められていると感じるからといって、そうした感情が生物学的事実を変えることが可能なのを意味しないのだ。

 「男性は女性より5インチ背が高く、腕はより長く、より遠くまで届き、より高速て、手の幅も広い」と発生生物学者で大学講師のエマ・ヒルトン博士は説明する。「男性の筋肉は40パーセント多く、体脂肪は40パーセント少ない。彼らが持っている筋肉はより密度が高く、爆発的な動きができる速筋繊維の比率が多い」

 男性と女性間のこれらの重要な物理的相違の主な原因は何だろう?それは、ヒルトンが「とてつもない薬」と呼ぶ、思春期に男性に放出される強力な根本的差異をもたらすホルモン、テストステロンに帰着するだろう。

 「それが我々にウサイン・ボルトやマイケル・フェルプスのような運動選手を与えている」と教授は、競争上の強みを探し求める運動選手の願望を強調する皮肉交じりの発言をする前に言った。「1980年代に、広く国家が率いるドーピング計画で使われた大本のアナボリック・ステロイドとして、それはほとんど確実に、かなりの数のエリート女性も与えてくれた。」

 だが、性同一性障害者女性の女性スポーツ参加の提案者は、生物学的男性は、女性ホルモン、エストロゲン注射や、テストステロン分泌作用の原因である内分泌腺、精巣の外科的摘除を含め、多くの医学的治療を通して、テストステロン・レベルを減らすことが可能だと主張する。2003年、国際オリンピック委員会は、これら医学的措置が、性同一性障害者女性が、生物学的女性と競技で競うのを許すのに十分だと言った。男性から女性に性転換した女性が生物学的女性と競争する資格を持つためには、IOCは以下が必要だとした。少なくとも、競技二年前の精巣切除。女性としての法的身分。女性プロフィールと一致するホルモン。

#WomenInSport 更に詳しく見る:https://t.co/WAO0Uak97c pic.twitter.com/4HXCv8AkUF
- ナンシー・ホグスヘッド, JD, Oly (@Hogshead3Au) 2021年2月8日

 公正な競争を保証するための、この問題に関する研究がほとんどないにもかかわらず、これら尺度で十分とみなされた。だが2003年から2015年の間に奇妙なことが起きて、IOCが、いわばゲーム中に、根本的に規則を変えたのだ。この奇妙なことが、進歩派運動を、更に急進化させたように思われる。今日、もはやIOCは、女性と競争するため、生物学的男性が去勢を受けるよう要求しない。必要な全ては、彼らがあるレベルを下まわるテストステロン・レベルを維持するだけだ。だがテストステロンを制御することで、相違が生じるだろうか。そう、それはそうだが、男性から女性への性転換者と女性を公平にするには十分ではない。

 British Journal of Sports Medicine(イギリス・スポーツ医学ジャーナル)に発表された、ある研究によれば「男性から女性への性転換者が女子競技参加のためにWorld Athletics(ワールドアスレティックス=旧国際陸上競技連盟)に推薦されるテストステロン抑制の一年後、平均速度は、まだ9%速かった」。

 ヒルトン博士は、男性から女性への性転換者と競技する女性の安全を気にかける誰であれ考え直すべき状況を要約した。「睾丸摘出から久しく、五年経過しても[男性から女性への性転換者]は、より多くの筋肉量を維持し、基準女性よりずっと強いままだ。」

 それにもかかわらず、ACLU米国自由人権協会のような人権擁護団体は、専門的な医学研究を一つも引用せずに、男性から女性への性転換者が真っ向からの女性との競争を全面的に支援している。

@ACLU米国自由人権協会は発言した。https://t.co/TXe8oQUv2n
- ジェフリー・ミラー(@primalpoly) 2021年2月3日

 バランスへの呼びかけ

 今月、余り素早いとは言えないが、世界の一流選手団体やスポーツ組織が「少女と女性のスポーツ」を守り、性同一性障害の運動選手を受け入れる」ための女子スポーツ政策作業部会の立ち上げを発表した。このグループの注目を集める人々には、オリンピック金メダル水泳選手ドナ・ドゥ・バローナ、国際テニス名誉殿堂入りしたマルティナ・ナヴラチロワ、オリンピック金メダル水泳選手ナンシー・ホグスヘッドや、元インディーとルマン自動車レースのドライバー、リン・セント・ジェームがいる。

 作業部会は「バイデン政権と議会は「二者択一」の立場を拒絶し、その代わり、少女、女性スポーツ保護の倫理的な科学に基づく手法を採用するよう」提案している。

 グランドスラムのシングルス・タイトルを18回獲得したマルティナ・ナヴラチロワは、男性から女性への性転換者の権利を支持すると強調したが、男性思春期を経験した性同一性障害者の女性競技者の物理的な優位は「かなり明白だ」と述べた。

 BBCインタビューで、ナヴラチロワは「女性から男性に性転換した男性と、男性から女性に性転換した女性が、自身の性別主張に基づいて[異性と]、誰でもありで競争することに反対を表明した。明らかに競争条件は、平等ではない。」

 それは、とりわけ生物学的男性と競技しなくてはならない女性のためだけでなく、皆にとって論理的な方法に思われるはずだが、スポーツで、性同一性障害者のための「公正と機会」を制限するという理由で、この活動は既に攻撃されている。

 性的少数派の市民権擁護で活動しているラムダリーガル最高戦略責任者シャロン・マクゴーワンによれば「不幸にも[ナヴラチロワ]や他の人々が推進している提案は、性同一性障害の子供たちが、公正と機会を保証する形で参加する機会を制限する点で、あまりにも極端にすぎる」と述べたと、ロイターは報じている

 不幸にして、バイデン政令が十分な科学的精査を受ける唯一の方法は、男性から女性への性転換者と闘って、より多くの女性が重傷を負い始めてからに見える。だが、たとえそうなっても、群衆が、無感覚から目覚める保証にはならない。命が危険にさらされている時でさえ、自分の欠陥を認めるのは急進的革新主義者の得意分野ではなく、この頑固さは、女性スポーツの世界に、本当に致命的な打撃を与えかねない。

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2021/02/12/jettison-johnson-transwomen-athletes-crashing-female-sports-will-only-hurt-game/

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 数日前、たまたま「ジェイクとシャリース〜僕は歌姫だった〜」再放送を見た。NHKが長年かけて製作したドキュメンタリー。両親離婚以来、母親に育てられ、女性歌手シャリースとしてアメリカでも大人気を博したが、女性を演じる違和感を終始感じていたという。レズビアンだと公表したり、性転換したりしたのを母親は許してくれず、長年会っていない。女の子として育ったが、軍のおもちやを買ってくれた今は亡き父親をなつかしがっている。生きていたら許してくれたろうと言う。性転換後、ジェイクと名を変え、今は次第に人気がでて、女性と暮らしている。男性となってからの新アルバム発売時の記者インタビューは見物。昔のような高い声を失って悲しくないかと聞かれて、全く悲しくないと答える。率直な質問と素直な答え。歌謡ショーの観客は、圧倒的に女性。格闘技ではないので、対戦による被害者はいない。

 「リーガルが希望退職者100人募集、子会社解散も決議」というニュース。ブルックスブラザーズ本社倒産という記事を読んだのは昨年夏。トラッド・ファッションを友人に教えられて以来、考えるのが面倒なので、衣類、靴、トラッドで済ませていた。サラリーマンをやめてから、ブルックスブラザーズもリーガルも購入していない。買うのはジーンズとスニーカー。だめになるまで買い換えない。

 スポンサーの手は噛まない。署名まで整形したのだろうか?

 LITERA

リコール不正刑事告発でも陰謀論主張の高須院長を批判できないマスコミ 『スッキリ』では高須に擁護的コメント 番組中にクリニックのCM

 BS-TBS 報道19:30 昨日の後半は総務省接待。

 日刊ゲンダイDIGITAL

菅長男と総務省の底なし接待疑惑 業務認定も異例の“優遇”

 日刊IWJガイドも、総務省接待について詳しく報じている。

本日午後6時30分より『岩上安身による元外務省情報局長・孫崎享氏 連続インタビュー第2回』を配信します!」

【IWJ_YouTube Live】18:30~
岩上安身による元外務省情報局長・孫崎享氏 連続インタビュー第2回
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

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