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2018年12月30日 (日)

祝福されているのは戦争屋

2018年12月27日
Paul Craig Roberts

 

 地球上の暮らしが西暦2019年へと向かう中、世界には一人しか指導者がいない。ウラジーミル・プーチン、ロシア大統領だ。欧米のどこでも、権力の座には、本物の指導者はおらず、巨大政治力を有するひと握りの集団の召し使いと、召し使いの子分しかいない。ドナルド・トランプは、そうはならないつもりで、軍安保複合体と民主党と売女マスコミが彼のために作り上げた存在から抜け出すかもしれない。

 

 人間性と自制心によって、プーチンはロシアに対するワシントン攻撃と挑発的行動にもかかわらず平和を維持した。過去なら戦争になっていたはずの侮辱に甘んじたのはプーチンだ。

 

 プーチンは彼の自制心に対し代償を支払った。fort-russ.comが公表した世論調査が正しければ、ロシアにおける彼の立場を犠牲にして、彼は平和を維持したのだ。世論調査によると、ロシア人は大国に属しているという感覚を失っている" https://www.fort-russ.com/2018/12/new-poll-66-of-russians-feel-nostalgia-for-ussr/

 世論調査によれば、圧倒的大多数のロシア人がソ連崩壊を後悔している。資本主義が経済的な不安感をもたらし、ロシア領の損失は、敗北の感覚をもたらした。

 一方、こうしたロシア人の考えは、プーチンとロシアに対するワシントンによる悪魔化と侮辱的な行動に起因している。他方、ロシアに対するウソと濡れ衣に対する、プーチンとラブロフの抑制的対応が、愛国的なロシア人の感情を害している。アメリカ政府は、プーチンを扱ったような形でソ連指導者を扱わなかったはずだ。ロシア人は、プーチンが別の頬を差し出すのを止め、ロシアのために立ち上がり、欧米がロシアの敵であるのは完全に明白なのだから、ロシアの敵をパートナーと呼ぶのをやめるよう望んでいる。

 欧米の資金提供を受けるロシア新聞やNGOや政党に対するロシア政府の寛容が、ロシア国民は嫌なのだ。ロシアは欧米資金でロシアを傷つけるべく精力的に働く欧米融資を受けた売国奴のためにあるのではなく、ロシア人のためにあるのだ。ロシアは欧米の政治活動に干渉したと濡れ衣で非難されるが、金でいっぱいの袋でロシア政治生活に干渉しているのは欧米だ。

 ロシア人は愛国者で、それゆえ彼らが生き残り、ヒットラーを打ち破ったのだ。ロシア人は、グローバル主義ではなく、民族主義の政府を望んでおり、さらにもうひとつのワシントン傀儡として受け入れられるのを願うがゆえに、挑発を見過ごさないよう望んでいる。世論調査では、66%がソ連に郷愁的に感じることを示しており、欧米との妥協というロシア政府の政策は失敗しているという意志が明らかだ。

 欧米中で、悪が支配を広める中、神に祝福されているのは和平調停者ではない。ロシアとの関係を改善したいというトランプ大統領の願望は、ジョン・ブレナン前CIA長官による「トランプは裏切り者だ」という烙印で報いられた。シリアでのアメリカの非合法な破れた目的からアメリカ軍を撤退させるトランプ決定を、元国家安全保障担当大統領補佐官スーザン・ライスが「トランプはアメリカの国家安全保障に対する脅威だ」と宣言する結果となった。トランプの敵の誰一人として、ロシアとの悪化する関係が国家安全保障に対する脅迫だと見なしていない。

 平和が脅迫だと宣言されるのだ。ロシア国内でさえ、挑発に対するプーチンの抑制された対応が、彼の支持率を下げた。

 極超音速熱核兵器の世界で、平和の価値がそれほど低下しているのは悪の勝利だ。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/12/27/blessed-are-the-warmongers/

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 もちろん最大の属国でも戦争屋傀儡がのさばっている。孫崎享氏の今日のメルマガ題名(下記)、大本営広報部は言おうとしない。属国大本営広報部というより、宗主国大本営広報部属国出張所。FTA。

良好な関係は“幻想” 2019年は日米貿易で厳しい年を迎える(日刊ゲンダイ転載)米通商代表部は自動車や農産品、サービスから為替に至る包括的な交渉としてる。トランプは大統領選にらみ、日米交渉で「日本から勝ち取った」事実を示す必要に迫られてる。

気になる沖縄選挙。IWJの岩上安身氏が、屋良朝博氏インタビューしておられるのを9月に拝聴した記憶がある。嘉手納基地横の道の駅の展望台、中国人観光客だらけなのに驚いた記憶がある。中国人にとっての人気観光地だったのを、このインタビューで知ったのだ。

【本日の再配信】「政治が変わらなくては沖縄の基地問題は変わらない!」元沖縄タイムス論説委員でフリージャーナリストの屋良朝博氏が国政進出に向けて決意表明! IWJが会見後の屋良氏に直接インタビュー!/本日午後1時より、岩上さんが2018年9月5日に行った屋良氏へのインタビューをフルオープンで再配信します! 屋良さんって誰?という方、必見!! 拡散

 昨日は屋良氏が補選立候補に関して記者会見を開き、IWJ沖縄中継市民のKEN子さんが会見を中継、会見後には直接インタビューをしました。

 屋良氏は補選立候補にあたって次のように語りました。

 「政治家を目指すということはまったく考えていませんでした。ただ沖縄の基地問題は政治が決めることなので、政治が変わらなくては沖縄の基地問題は変わらない。こういう思いはずっとありました。(基地問題は)政治がすべてを決めると理解しています」

 自民党県連は辺野古新基地建設に賛成している島尻安伊子氏を擁立しています。屋良氏は島尻氏との一騎打ちについて、「僕は20数年間、基地問題や、教育にしても経済にしても色々と考える立場にいましたので、その経験を最大限に活かして、根拠のある議論をしていきたい」と力を込めました。

 最後に屋良氏は、「(国政進出を果たしたときは)小沢一郎代表から『遠慮するな、どんどん突っ込んでいけ。自由にいっていいよ』ということを言われ、フリーのライセンスを得た気がしたので、どんどん突っ込んでいきたいと思っています」と、意気込みを語りました。

 昨日の屋良氏の記者会見と会見後にKEN子さんが行ったインタビューは、以下のURLよりご覧ください。

※「政治が変わらなくては沖縄の基地問題は変わらない!」衆院沖縄3区補選に立候補した元沖縄タイムス論説委員でフリージャーナリストの屋良朝博氏の会見後、IWJが直接インタビュー!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/438509

 本日午後1時からは、岩上さんが2018年9月5日に行った屋良氏へのインタビューを再配信します! 屋良氏はインタビューの中で、「日本国内の構造的な差別に根差しているのが基地問題」であることを強調しています。岩上さんによる屋良氏インタビューは、以下のURLよりご覧ください! 屋良さんって誰? という方、必見です! 情報の拡散もよろしくお願いします!

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【タイムリー再配信 307・IWJ_Youtube live】13:00~「沖縄を訪れる中国人観光客達は、嘉手納基地に隣接する『道の駅』で米軍戦闘機を記念撮影し大喜び! リアリティを欠いた『中国脅威論』! 岩上安身による元沖縄タイムス論説委員、『それってどうなの?沖縄の基地の話』共著者・屋良朝博氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

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