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2015年1月 3日 (土)

広島と長崎: 第二次世界大戦時の原爆攻撃の罪でのアメリカ裁判を示唆するロシア下院議長

公開日時: 2014年12月26日 11:59
編集日時:
2014年12月27日 10:32
RT


第二次大戦(1938-1945)で、原爆を投下された後の広島(RIA Novosti)

人類に対する時効の無い犯罪の可能性がある、1945年のアメリカ軍による広島と長崎への原爆攻撃にたいする国際的調査を始めたいとロシア下院議長は考えている。

    “来年はニュルンベルク裁判70周年で、広島と長崎という二つの民間都市に対する最初で唯一の核爆撃の70周年でもある。これらの出来事に私が触れるのは偶然ではない。人類に対する犯罪に時効はないのだから、この話題を弁護士や国際法専門家と議論すべきだと思う”とセルゲイ・ナルイシキン議長はロシア歴史協会幹部会で語った。

広島と長崎への核攻撃は、満州におけるソ連軍の勝利で日本の敗北は事実上決まっていたのだから、純軍事的な立場から到底正当化できないことをロシア議会議長は想起した。

“二つの平和な都市への爆撃は、何万人もの日本人一般市民の死をもたらした純然たる脅迫行為だ。来年アメリカをこの問題に立ち帰らせよう”とナルイシキン議長は述べた。


セルゲイ・ナルイシキン・ロシア議会議長(RIA Novosti / Mihail Mokrushin)

広島と長崎の原爆攻撃は、1945年8月初めに行われ、大半が一般市民の、150,000人から、250,000人の死者をもたらした。アメリカ当局は、この威力の誇示が日本の降伏を早め、アメリカ軍に多数の死傷者をもたらす可能性があった日本本土上陸作戦を不要にしたと述べている。同時に、二度の爆撃、特に広島爆撃は、根本的に、人の道に外れた、 敵国の一般市民に対する大量破壊兵器の使用を禁じた条約の精神に違反するとして、世界の人権コミュニティーによって、何度も非難されてきた。

放射性降下物が、広島と長崎の子供達を傷つけ、一部の人々に様々な病気を引き起こし、それ以外の人々対しても、高額な医療検査や、絶えざる健康不安をもたらしている、今日も続く原爆問題を、日本の当局者や世界の人権活動家達は提起している。

記事原文のurl:http://rt.com/politics/217787-naryshkin-russia-hiroshima-trial/

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原爆を投下し、70年属国として支配し、侵略戦争にとうとう兵隊までかりだす宗主国、裁判に値するだろう。他国の人々、卑屈なまでに従順な属国民心理を不思議に思うだろう。

某国の拝火教の人に、突然「お前たちは、原爆をおとした国に、どうしてついてゆくのか」と問われたことは、繰り返し書いている。

正月早々書店を覗いた所、反核運動を批判した人物による、反原発運動を批判する本が出ていた。考えてみると、この解説者をめぐって、尊敬する知人に、絶えがたい違和感を感じるようになったのだ。

この解説者を高く評価するその知人から、推奨された本、本田靖春『我、拗ね者として生涯をと閉ず』下巻295ページの一部を引用させていただこう。

私たち「戦争を知る世代」は、いまも「第九条」を護ろうとしている。戦争の記憶が生き続けているからである。

そこへいくと、戦争を知らない人たちは、まるで当てにならない。

たとえば全共闘世代だが、大学在学中はあれだけ大騒ぎをしたのに、社会へ出たら赤旗も棍棒も手放して、この汚濁の世をすいすい泳ぎ始めた。また彼らは、泳ぎが上手なのである。

この文章の後に、脱線する、として元都知事や、おいしい生活をしているコピーライターを批判する文がある。

こうした本を紹介してくださりながら、同時に、反核運動批判者を心から尊敬する筆者の本が抵抗なく読める(共感さえ感じられている雰囲気にみえる)知人の寛大な精神、頑固なメタボ・オヤジには到底理解できない。

全共闘支持者に大人気だった評論家・作家全集、刊行中、講演集も刊行が始まった。

大本営広報部電気洗脳箱、知の巨人たちなる番組でも、彼の特集を、10日夜放送する。

滅亡への道宣伝・洗脳が業務の大本営広部が称賛するものにろくなものはあるまい。

「痴の狂人」と呼んでいる方もおられる。

吉本隆明、新左翼のアイドルか賞味期限の切れた毒キノコか

かつての「ETV特集」も激しく批判しておられる。10日夜の放送、果たして、その焼き直しなのだろうか。

『「反核」異論』については、翻訳記事アメリカ合州国は、なぜ教育制度を破壊しているのか 2011年4月29日の末尾で触れた。

今回の翻訳記事は短いので、長文のお勧め記事も併読をお願いしたい。

簡単な10のステップで実現できるファシスト・アメリカ(日本?)

ハワード・ジン「歴史の効用とテロリズムに対する戦争」を語る

追記:吉本隆明、新左翼のアイドルか賞味期限の切れた毒キノコかを書かれたブログ「逝きし世の面影」では、松陰の妹番組の愚劣さを指摘する下記記事を掲載しておられる。

安倍晋三の個人ブログ化するNHK(歴史の偽造)

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コメント

国際問題には日本も図々しさを発揮すべき

進んで行ったことではなくても。日本が身をもって原爆の悲惨さを世界に示したから世界は第二次大戦後に「核戦争」を行わずに済んだのであり、世界は日本にもっと感謝し、日本はその功績をもっと世界にアピールすべきである、というのが私の持論です。だから日本は核武装などするべきでないし、核を持って他国を威圧する国を公然と批判すればよいのです(このような図々しさを日本人は嫌いますが、世界は意外と受け入れるものです)。「日本は米国の核の傘に守られていたではないか」との批判には「日本に米軍がいなければあたなの国は日本に原爆を落としましたか?」と反問すれば良いのです(これもストレート過ぎて日本人は嫌いますが国際的には反論できない)。

ロシアの米国原爆投下批判は「同じだけ核を持っているロシアが良く言うよ」という図々しさで、最近の米国によるロシアいじめに対する反撃に過ぎないことは明らかですが、国際社会というのは「図々しさ」がないと上手に立ち回れないものなのです。核を持った上に周辺国を軍事力で恫喝している中国も今だに第二次大戦の被害者ヅラが平気でできる図々しさがあり、日本には今だに「中国に誤らないといけない」と真剣に意見を言ってくる人達がいます。毛沢東は日本との国交回復において「今まで十分謝罪したのだから会う度に誤らなくて良い」という談話を残しています。「日本に誤れ」という中国は、心を望んでいるのではなく、それなりの利益を期待しているのだということを見抜く知恵が必要でしょう。

日本人の礼儀正しさや謙虚さは国内的には素晴らしいと思いますし、個人の対応としては好きですが、国際間のやり取りでは良い結果を生まないこともあると認識すべきです。隠忍自重して最期には我慢しきれなくなって「戦争」というのが一番まずい対応であり、日本がいままでたどって来た道であり、国際的にも「やはり日本人は信用できない」と結論づけられる対応なのだと思います。国際的にはもっと図々しく対応する知恵を持つべきだとこの記事を見て改めて感じます。

原爆投下には子供の頃から漠然とした不信感を持っていた。

新聞、テレビは不快なので、もう2年以上見て居ない(もともと見ない方だったが)
「敵が攻めて来る」という言葉を聞くと不快でたまらない。
こういう感性が今の人は無く成っているのではないか。

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