■ 久々のJ1で躍動する徳島ヴォルティス昇格1年目の徳島は8節を終えた時点で3勝3敗2分けで9位。6節から3連勝中となる。開幕から5試合勝ちなしと出遅れたが6節の横浜FC戦(H)の勝利で流れは大きく変わった。同じ昇格組の福岡も2勝3敗3分けで11位とまずまずのスタートを切ったので「昇格組の頑張りが目立つ序盤戦」になっているが2度目のJ1昇格を果たした徳島はJ1の中では最も若いチームになる。平均年齢は鳥栖よりも少しだけ低くなる。
主力の多くが若手になるが活躍が目立つのは右SBのDF岸本になる。昨シーズンまではベテランのDF藤田征との併用だったが今シーズンはほぼ不動のレギュラーになっている。右SBで起用されているが8試合で2ゴール1アシスト。大分との開幕戦でJ1デビューを果たしたがチームのファーストゴールを記録した。7節の清水戦(A)ではクロスでFW垣田のゴールをアシストして、8節の仙台戦(H)では決勝ゴールをゲットした。
もともとはフォワードである。しかも、年代別代表の常連になるほど評価の高かった選手である。フォワードとしても有望だったがリカルド・ロドリゲス監督のときにフォワードから右サイドハーフにコンバートされて右ウイングバックや右サイドバックでプレーするケースも増えた。スピードがあって運動量が豊富。「SHやWBやSBに必要とされる能力を高いレベルで有していた。」と言えるが得点感覚も優れている。