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#2359 松本山雅×鹿島、浦和×大分、名古屋×仙台、大宮×徳島 (2019/10/21) | | |　

【J1：第29節】松本山雅 vs 鹿島アントラーズ (サンプロ・アルウィン)

→　17位の松本山雅と首位の鹿島の試合は前半9分にセットプレーの流れからMF高橋諒が右足でシュートを放つとゴール前にいたFW永井龍がヒールでうまくコースを変えてゴールイン。ホームの松本山雅が先制に成功する。鹿島の選手はオフサイドを主張したがMF遠藤康が残っていたのでオフサイドではなかったと言える。1点を追う鹿島は後半11分にCKの場面でFW上田が倒されてPKを獲得。これをFW上田が自ら決めて1対1の同点に追いついた。鹿島は逆転まで持っていきたかったが2点目を奪うことはできなかった。

試合は1対1のドローに終わった。17位と降格圏の松本山雅は先制ゴールを奪ったので逃げ切りたい試合だったが不用意なファールでPKを献上。DF橋内の対応は軽率だった。JリーグではまだVARは導入されていないがあそこまであからさまに抱え込んでしまうとPKを取られる可能性が高まる。主審はよく見ていたと言える。ただ、首位の鹿島相手ということを考えると勝ち点「1」を上積みできたのは悪くない。残留争いは稀に見る大混戦になっているが松本山雅はチャレンジャーなので他のクラブよりは冷静に戦えるだろう。

残りの対戦相手はC大阪(A)→鳥栖(A)→横浜FM(H)→G大阪(A)→湘南(H)になる。どう考えても鳥栖戦と湘南戦の2つは大一番になる。ラストの湘南戦はホーム戦になるが「勝てば自動残留できる。」という状況で迎えたい。29試合で19得点なので得点力不足に苦しんでいるがここ最近はMF町田やMF杉本太やFWセルジーニョなどテクニシャンをたくさん起用してまずまずの形を作っている。この日はFW永井龍が殊勲の先制ゴールを決めたが決して多くはない決定機でフォワードの選手が決められるのか？がキーになる。

鹿島は勝ち点「1」にとどまった。金曜日の試合だったので翌日に試合を行うFC東京にプレッシャーをかけたかったが勝ち点「2」を失う形になった。前節を終えた時点では「2差」。得失点差を考えると引き分けでも首位はキープできるが17位の松本山雅相手のドローなので取りこぼしと言える。注目のFW上田はPKを獲得して自らゴールゲット。夏に加入したので途中加入になるが早くも4ゴール目となった。怪我人続出の中、試合数が多くて大変な状況になっているがFW上田などの頑張りで何とか耐えることが出来ている。

【J1：第29節】浦和レッズ vs 大分トリニータ (埼玉スタジアム2002)

→　10位の浦和と8位の大分の試合は前半13分にMF松本怜がシュートを放ったがポストに直撃する。後半40分に浦和はゴール前の絶好の位置でFKを獲得。ベテランのMF阿部勇が右足で狙ったが決めることはできなかった。後半48分に大分が相手のシュートをブロックしてカウンターを仕掛けると最後はオーバーラップしたDF三竿雄のクロスをFW後藤優が頭で合わせて土壇場で先制ゴールを奪った。劇的な形で勝利を奪った大分は「J1残留」をほぼ確実にする大きな勝ち点「3」を獲得した。浦和は痛恨の敗戦となった。

8位の大分と10位の浦和の対戦だったが置かれた状況は大きく異なる。試合前の時点で両チームの勝ち点差は「5」だったが大分はすでに勝ち点「40」を獲得していた。浦和は勝ち点「35」。前節の勝利で10位まで浮上したがまだ危うい。浦和の残り5試合の対戦相手は鹿島(A)→広島(A)→川崎F(H)→FC東京(A)→G大阪(H)。18クラブの中で最も厳しい日程になることを考えると28節の清水戦と29節の大分戦というホーム2連戦は絶対に落とせなかったが終了間際にまさかの失点。2試合で1勝1敗。勝ち点「3」に終わった。

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◆　まとめ

　#2359 松本山雅×鹿島、浦和×大分、名古屋×仙台、大宮×徳島 (2019/10/21)

　　・松本山雅 vs 鹿島アントラーズ (サンプロ・アルウィン)
　　・浦和レッズ vs 大分トリニータ (埼玉スタジアム2002)
　　・名古屋グランパス vs ベガルタ仙台 (パロマ瑞穂スタジアム)
　　・大宮アルディージャ vs 徳島ヴォルティス (熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

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