はてなキーワード: 醤油とは
夫がそのタイプだ。
でも義両親が早くに亡くなって遠い親戚のところをたらい回しにされて育ったから…という
背景を知っているので、同情的に接している。
そういうタイプは仕事で詰みやすいので、我が家は私が頑張らなければいけない。
夫はその点でも責められているような気になってしまうので画策が必要でちょっとめんどう。
…で、子供はつくんないほうがいいよ。子供持つと無理だなと思って、我が家は諦めた。
でもまあ、傷のある人と人生を全うしていくのもなかなか乙なものだなと、今は思っている。
こっちも完全じゃないしな。
追記:
重度の「謝れない」が発動する事案の場合、増田は謝られないどころか責められるでしょ。
私はそうだった。
たぶん夫や彼女さんも責められて育てられたから、そうなっちゃったんだろう。
「あーごめん、醤油の蓋、ちゃんと閉まってないか見ておかなかった私の責任だよ」と
醤油をかけられた時に先に言ってあげると、ちゃんと謝れる、ときもある。
こっちが責任範囲を広く持っておく姿勢を見せて続けて、少しずつ変わってきている。
笑いに転化できるような仕掛けをすれば早いんじゃない?
どうしても気になったので。
エピソードを見るに多分お二人とも気がいい人なのでしょうね。
あなたの文章にあふれるユーモア、彼女のボケに対する貪欲さなどから笑いであったり砕けた空気を好み、お二人とも根本的にはそれを大切にしているのだなと感じました。共通する価値観はこの部分。和やかであることを大切にしたいのかな。その手段に多分二人ともユーモアを使う。
笑ってる状況とか誰かを笑わせられるっていいですもんね。わかります。
だからほとんどの時間は気が合うし、別れることを想像すると苦しみも大きそうだなと。
合理的な別れる理由をいろいろと考察されているようですが、感情がyesでないからずっと迷っているんじゃないかな。いろいろ意見はあると思いますが、親密な付き合いというものは感情的な結びつきを伴うものだし、共通する価値観で三年も共に暮らせば理屈で割り切ることは不可能ですよ。あなたはそんなタイプの人ではないはずです。
彼女に結婚しないなら別れるといわれたときにすごくショックを受けませんでしたか?
「「え、そんな周りの状況とかで割り切って決められちゃうの?」とどこかで思ったんじゃないかな。
別れと結婚の二択を迫る彼女の言動もまた、醤油の例に始まる彼女に対するあなたの違和感と同じ原因から出ているのかなと思います。
エピソードを見ていると彼女はすごく自己防衛する感じなんですよね。
"不快なことが起こる→いやな気持になる→自分と問題を分離する"みたいな。
私に原因はないとなると原因は相手とか不在の何かなわけですから、まぁあとはいろいろ客観的に聞こえる理屈を並べるのかな。
理屈が正しく聞こえるから惑わされるかもしれないんですけど、彼女のケースでは感情的な反応が先にあって理屈は後出しです。
なんでそんなに冷たく一般論とか正論みたいなもので返せるの?っていう疑問の答えは、彼女の中では嫌な気持になった時点ですでにそこに自分は介在していない、自分に非はないというポジションに立つわけですから、そこから出てくる言葉に思いやりなんてありませんよ。
共感とか思いやりって問題を共有しないとでてこないものですから。
彼女にとっては醤油さしの例も、実際過去にあなたを傷つけてきた問題も、結婚するかしないかもすべて自分の問題ではないわけです。
取っ組み合いのエピソードからは自己暗示力の高さを感じました。
問題を分離して相手に非があると理由をつけられれば疑うことなく戦えるタイプなんですね。
相手に非があるという理屈が一般論として正しいということだけを根拠にできるんです。
炎上とかでグロテスクなくらいひどい意見が無関係の第三者からでてくることはありますが、彼女と根本的に同じマインドなんだと思います。
謝らない、それも当然です。
誰だって、自分に全く関係がないと思っていることなら謝るのは嫌でしょう。
彼女の場合は思考の癖で、あるいは逃避的に関係ないと思い込んでいるだけですが。
あなたが傷ついていることも察していると思いますが、それもまた彼女にとって向き合いたくない不快なのでしょう。
浅い人間関係ならまだ問題を表面化させない程度に我慢できるかもしれませんが、深い関係で甘えが出てくるとこの傾向が強まるのかも。
愛がないわけじゃないと思いますよ。あなたのことは好きだし、結婚して一緒にいたいと思っている。
でも、問題が起こった時に相手の視座に立って、「理屈じゃ割り切れないよね、白黒はっきりつけられないけどあなたに悲しんでほしくはないよ」的な共感は期待できないでしょう。
年食っても一生このままの人もいますし、問題が起こって気が付いて変わる人もいます。
彼女がどうかはわかりません。
もっと心が動く問いかけをしてみるといいかも。二人で何気なく会話してもいいかも。
些細なことでお友達とけんかして絶好だなんだと言いながら寂しそうにしているとき。
謝れない人の配偶者やってもうすぐ10年になるよ〜。謝れない人と上手くやるコツは自分から率先して相手のフォローをしないこと。自分のペースを守ること。
醤油が自分にかかっちゃったとして「そんな服着てくるのが悪い」て言われても、のらーりくらり「え〜ショックゥ〜!この服気に入ってるんだもーん」て言える人じゃ無いと続かないよ。
相手の怒りの流れに乗ってどうにかこうにかしようとする時点で、既に相手の術に引っかかってる。同じステージに立たないこと。
別にみどりの窓口で止めなくても良かったんだよ。なんで増田がフォローしてあげなくちゃいけないの?彼女さんは大人なんだから自分で始末をつけさせたらいいだけ。
尻拭いしてくれる人がいたら永遠に成長しないよ。うちも結婚当初喧嘩っ早い人だったけど、喧嘩始まったなーと思ったらさっさと離れてたよ。そのうち助けてくれないって分かってきたのかやらなくなったよ。
うち、こないだ子どもできて、さすがに謝れないのは親としてヤバいでしょって思ったから、うちの人の恩師(絶対逆らえない)に謝れない人が親になるの不安なんです!グスン!て相談して、シメてもらって最近よーーーーーーーーやくボソボソっと「ありがと」「ごめんなさい」て言えるようになってきたよ。笑
謝れないことをなんとかしようとすることも自分でやらない方がいい。
ファンタウンのミスタービッグ、初回以外は何度再訪しても何かに幻滅させられて帰ってる
今日は怒髪天のvoみたいな四十がらみぽい店員が大学生みたいなチーフに詰められててワイ真横で見聞きしてて😞
(その前に!オイ今夜のチーズ鰹節まぶし出汁醤油回しがけはあきらかにマスカルポーネ激減しとったぞー)←言わへんけど…
瓶のレッドスターも無いしー
あーあ外でなんかラーメン喰ってかーえろっ
もらったコメントは全て読みました。本当にみんなありがとう。同じ悩みを持つ人のためにも、この出来事の顛末は必ず伝えます、またここで。
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まずい、あと1週間しかない。
同棲して3年になる彼女は、夏の帰省から帰ってきた途端にこう告げた。
高齢出産ということもあり、何度も顔を合わせている彼女の親は、確かにおれの親よりも白く、弱く、小さい。
そんな彼女の父親の「おれだって、再来年は免許返納する年だからなー」というボヤキは彼女に深く刺さったらしい。
頻繁に会う中で見た目の変化こそ感じないものの、実際に過ぎていく時間の速さに驚愕したと言っていた。
親が元気なうちに、もっというと、彼女の父親が車を運転できるうちに、子供を授かり、みんなでドライブしたいらしい。
ただその腰に縛り付けられた、土嚢のような不安をどうしても吹き飛ばせないでいる。
好きな気持ちがこれらを吹き飛ばしてくれるとしたら、それこそ恋は嵐というべきか。
くー。迷うところである。
いやいや、実際この土嚢が理性だと思うのだよ。
これこそが生きてきた経験や、人を見る目、「この道を右に曲がってはならない!」という直感なのだと思う。
こんなことを考えていると、セミは泣き止み、半そではタンスの奥にしまわれ、M-1グランプリの予告が流れてくる頃を迎えた。
今年は秋がなかったな。そういえば。
そうこうしているとタイムリミットまであと1週間になってしまった。
秀才だったおれは、夏休みの宿題を最初に終わらせて、それをヤンキーに献上し、ヤンキー達に恩を売っておくことで身を守るというほどには、締め切りを守るし、頭が回ったものだ。
そんなおれが解決できずに先延ばしにしてきた問題、それは彼女の資質にある。
それをこれからここに書いてみる。ちなみに、おれはその日以来、この問題についてずーーーーーーっと考えてきた。
思いやりがないとか、浮気性だとか、その程度の言語化などとっくのとうに過去のものになっている。
これ以上は難しいというところまで言語化できている気がするが、、、どうだろう。
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彼女が醤油差しを持ち上げたとき、蓋が緩くなっていたせいで、醤油差しが倒れ、醤油が僕にかかってしまった。
A. 「うわ、ごめんね!とりあえず布巾!」 落ち着いた後...「シミ落ちそう?なんか蓋しまってなかったかも...」
B. 「え、蓋閉まってなかったんだけど!はい布巾!」 落ち着いた後...「シミ落ちそう?てか蓋閉まってないことあるか普通?」
という2種類の反応がある。
この話の肝は、醤油差しの蓋が緩んでいたことは、彼女の否ではないということだ。
Aは自分が悪くなくても謝れる人の反応。
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どうだろう?これはあくまで彼女の性質をわかりやすく表すための例えで、実際に醤油をかけられたわけじゃない。
「要は謝れない人ってことでしょ?」と思っただろう。おれも最初はそう思っていたが、どうも違うのだ。どうやら程度がある。
その中にも程度がある。
重度ならば、自分に否があっても謝らない。謝らないために客観的事実を捻じ曲げる。
中度ならば、自分に否があっても謝らない。
軽度ならば、自分に否があったら謝る。(が、表情や声色を駆使して、表面上でだけ謝っていることを意図的に表現する。)
という具合だろうか。
一般的には、否があれば謝るし、否がなくても謝るメリットを理解し、積極的に謝るだろう。
おれはたぶん一般的なのだ。というか、否がなくても謝ってるから、ちょっと変なのかもしれない。
一方、彼女は基本的には「中度」であり、とある限定的な局面でのみ「重度」へと変貌してしまう。
とある限定的な局面、それは「否を認めることで、経済的負担がのしかかる」ときだ。
例えばさっきの例で、通りかかったマダムの綺麗なドレスにも醤油がかかったとする。
このとき、彼女は「謝る=否を認める=クリーニング代を支払わなければいけない」を瞬時に判断し、
過剰に「元々醤油差しの蓋が緩んでいたことへの指摘」に注力し、醤油をかけてしまったことへの謝罪を忘れてしまう。
挙句の果てには、「てか、汚れちゃいけない服で出かけることがそもそもだめじゃない!?」と議論が発散してしまうのだ。
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みどりの窓口で知らないだれかと取っ組み合いになっている彼女を、駅員さんとアイコンタクトをしてせーので止めたあの日、何か変かも?と思っていた。
それ以来、謝られない対象がおれになることがどんどん増えていったんだ。
どうだ、土嚢の中は、思ったより人間臭いだろう?
彼女の親は昔大きな会社をやっていて、小学生の頃は毎年ハワイ旅行にいっていたそうだ。
そこから会社が傾いてから、以降生活は大きく変わったことも聞いている。
このような、彼女を理解するための情報をいくら仕入れても、謝られないことがこんなに辛くて苦しいとは思わなかった。
嫁には味方で居てほしいという淡い希望も、この性質の前では叶わない。
書き始めて30分、またタイムリミットまでの時間を無駄に使ってしまった。
どうしたものか、好きなところは本当にたくさんあるのだ。
若手芸人のような、「何かボケしろはないか?爪痕残してやる!」という女性ではありえない姿勢が出会って以来変わらない。
抱くきっかけ欲しさに呼んだに決まっているという、女の子の可愛さとバンドの知名度が釣り合っていないMusic Videoの撮影に呼びつけられるほどには綺麗な顔をしている。
そしてなにより素行が悪い。ヤンキーがうろうろする地元で育ったおれにとっては、こいつといるのがとても居心地がいいんだ。
夜も事欠かない。性的にど真ん中ではないが、なぜか抱きたいと感じさせる。
しかし、このおれは道端で泣いちゃったんだ。
ひょうきんなこのおれが。各コミュニティでいつも真ん中にいたこのおれが。
そんなおれが30分の沈黙のあと、「どうしてそんなに思いやりがないの...??」と言って号泣して3時間黙ってしまったんだ。
その日までに、何度も醤油をかけられるようなことがあったんだ。
大事な価値観を傷つけられたのに、謝ってくれないことが何度もあった。
大切にされていないなって思っていた。そんな中で軍艦にかける程度の醤油がちょこっとおれにかかってしまった。
そのときも彼女には否がなかった。けどその瞬間に涙が止まらなくなっちゃったな。
あのとき自分の血液が青黒くなっていく感じがしたよ、愛を感じないなーって思った。
あのときおれを真っ二つ切っていたら、カツオみたいな断面になっていただろうな。
そんなことがあってから、ずっと迷っている。
おれは男前で明るいんだ。だからほかの可能性も探したらいいのかも?って思う日もあった。
綺麗なやつとはデートできるんだきっと。
けど、「何かボケしろはないか?爪痕残してやる!」という姿勢があって、かつ綺麗なやつなんか一人もいないんだ。
親戚や友人は、みんなやめておけという。
関係性が遠くてどこに住んでいるか分からない親戚も「やめちょけ」って言ってくれた。たぶん宮崎じゃねえかなあの人は。
家族になったときに彼女が嫌な目で見られないように、家族にだけはこの話はしていない。
別れたときに伝えようと思うが、結婚するなら一切伝える気はない。
綺麗なだけの人に表面上取り繕って死んでいく覚悟もないし、面白いだけの人を愛しぬく自信もない。
かといって今の彼女と一緒にいて傷付くのも嫌だけど、とはいえ孤独死は避けたい。
理想の人がいたとしても、その人の「この人と結婚するくらいなら独身でええやライン」をおれが下回っているかもしれない。
というか下回ってるだろ、面白くて綺麗な女性なんか、いっちばん選べるんだから。
今の自分の最適解はなんなんだろう。
「お前が脆すぎるんだよ!」と言われたので、心配して一人でこっそり精神科にいってみてもらったよ。
先生から、「変なのはあなたじゃないですよ」と優しく言われたよ。
職場から歩いて5分くらいのところに寿司屋があって、職場の人間がけっこう贔屓にしているらしいと聞いていた
「仕込み中」のふだが出ていてのれんも降りてないので、一見するとやってないんだけど、戸を開けて「今いいすか?」とか言ったら普通に入れて、普通に握りを食うことができる、とそういう話らしかった
そんなん1人でイキナリ行けないっすよね、ということで、先輩に連れられて昼に行った
正直、舐めていた
皆うまいと言ってるが、言ってもその辺の住宅街みたいなところにある別に有名店でもないところだし、そんな別格みたいなうまさではないだろう、と
メチャクチャうまかった
別格だった
寿司は大将が握りたてを2貫ずつ目の前に置いてくれるスタイルだった
寿司屋に来ておいてなんだが、俺は魚介類が基本的に苦手だ 魚は全然いけるけど、イカ・エビ・タコの類は好んで食べない
いきなりイカの寿司だ 避けてきた食い物…しかし、食わないわけにはいかない
生のイカ特有の、一瞬抵抗があってその後ほどけるような食感 あれが俺はあんまり好きではないんだけど、どういうわけか、ほぐれる酢飯と合わさると、全てが調和するような感覚があった
白身の魚の握りもあった なんの魚か、多分提供時に大将が言ってくれてたんだけど、緊張していて覚えてない
うまかったことだけは覚えている
具はワカメくらいしか入っていないシンプルなものだが、味噌がいいのか出汁がいいのか、しみじみとうまい 寿司を食い、次の寿司を待つ間に味噌汁をすする
たぶんまぐろだと思うんだけど、赤身より白っぽい、より脂の乗った感じの、カテゴリとしては赤身っぽいやつ
その2貫が第二陣だった
醤油をつけて食うんだけど、ネタがけっこうデカくて、醤油がつききらないところの方が多い
じゃあその辺は味がしないのか?というとまったくそうではなくて、なんかもうよくわかんねえんだけど、醤油とか付いてなくても全然味がした
下味がついてるとかそういうセコい話ではなく、寝かされたネタそのものがもつ旨味が、調味料なしでも発揮されていた
そんなまぐろ(たぶん)が2貫
前述のとおりエビも苦手なんだが、その程度の苦手意識はもはやなんの意味も持たなかった
……いや、そうでもないな
なんの不快感もなく食えて、むしろうまいと思ったのは間違いないんだけど、味の記憶の解像度が低い気がする
俺はエビがかなり嫌いだった時期があるので、やっぱそういう体験とのぶつかり合いがあって、総合してプラスではあるんだけど、他のネタと比べると味わいきれていないんだと思う
そんでサーモンなんだが、これが一番体験として面白かったと思う
なんつうか、シャキシャキしていた
融けるような食感だったまぐろの握りには全くなかった食感だった
魚によって食感が違う、というのは、まあそりゃそうなんだけど、こんなに明らかに違うもんなのか、と思った
同席していた常連の先輩いわく、いくらが出てくるのはラッキーらしい 偶然タイミングがよかったので、普段は出さないいくらにありつけたらしい
やっぱこう、食感ですよ 食感が違いますよね
シャリの口どけがいいのはもちろん、どういう理屈か分からんけど、いくらの口どけもいいというか、粒を感じるんだけど、その一粒一粒がどう動いてどう崩れていくのかが知覚できるというか、そういう食感だった
いくらもシャリも粒じゃないですか 粒度の違うふたつの粒が、絡み合うようにしてほぐれる その感覚はもはや、エンターテイメントだったんだよな
これもレアなネタで、ちょうど塩辛が入ってるから出してやるよ!というような感じらしい
実際のところいけない、というか食ったことがないんだが、俺はまっすぐな目をして「いけます!」と頷いた
デカい手巻き寿司で、終端から塩辛がこぼれる姿はクレープのようでもあった
うまかった
初めて食う塩辛は、塩辛の名に違わず確かに塩辛かったが、その塩辛さと、あのイカ特有の食感とが、手巻き寿司の海苔およびシャリの中心で渦巻くようで、なんかよく分かんねえけど、竜巻のようですらあった
うまい うまかった
俺は寿司を初めて食べたんじゃなかろうか?と思う
というか、もはやまったく別種の食い物だった
これまで俺は寿司が好きだと思っていたが、それはビッグカツだけを食べてトンカツが好きだと思っているようなものだった
そして会計は1,300円だった
利益出てんのか?という価格で、実際大将の口ぶり的に、利益は出ていないと思われた
でも夜に行っても握りの価格は据え置きらしい
二人でお酒を少し飲んで2万5千円くらいのとこ。地方都市です。
湯葉の上にウニを乗せ自家製のポン酢醤油のジュレがかかっている。湯葉の優しい甘さとウニの濃厚さが合っている上にジュレがウニの濃さをさっぱりさせバランスを取ってくれている。1品目から居酒屋とは違う…
塩、わさび、土佐醤油とお好みで。ハタは5日間寝かせたらしい。刺身ってそんなに持つのか。甘味が強くもっちりしていて美味しい。アオリイカはねっとりしているが隠し包丁が入っていて噛み心地が良い。思わずあまーい!と言いたくなる。それぞれ3切れずつしかなかったけど全部塩で食えば良かったと後悔。刺身って塩で食う方が美味いのか…
特に工夫なく半分に切って上から自家製のポン酢醤油のジュレをかけただけ。なーんだ、と少しがっかりして食べたらさ1品目のポン酢醤油に比べ味が段違いに濃い、柑橘の味と香りが界王拳使ったんか?と言わんばかりに段違い。生牡蠣特有の生臭さが吹き飛んで美味い。パートナーは生の貝食えない人だったのに食ってるよ…
地元の奥で取れるらしい高い筍と鳴門のワカメ。そら素材は美味いけどこの出汁なんなん?雑味、えぐみという言葉が無い世界線に迷いこんだのかってくらい旨味しか感じられない透き通った味。思わず「うまっ!」って言ったら若い店主が「出汁にはこだわってるんですよ」と言ってくれた。恥ずかしい…
和食屋でレバーパテと思ったら看板商品らしい。レバーパテの上に栗のコーヒー煮を乗せ最中で挟んであり手で食べた。臭みもクセを取り払われてただただレバーの旨味しかないパテに栗の味が上乗せされるんだけどコーヒーのかすかな匂いと味がくど過ぎないよう止めてくれてるのよね~。こんなん至福すぎる。あと5個くれ…。季節によってイチゴだったりマンゴーだったりするらしい。
なにコレ?里芋じゃん。違うわ、里芋のねっとり感そのままに甘みが強くなってるわ。里芋よりスクールカースト上位に位置してたわ。里芋すまんな…
個人的ベスト。なんで脂と油を組み合わせてさっぱりと脂の旨味を純粋に堪能できるんだよ、意味分からん。行者ニンニクのおかげ?舌の上は確かに油まみれなのになぜかさっぱり感を感じてしまう。脳がバグったな…
若竹煮と同じ出汁に勢子ガニの内子と外子、身を混ぜて炊いたカブの上からかけたもの。プチプチ感やらカニの旨味が加わった出汁の旨さやら炊いたカブの上品な味がそれぞれ邪魔せず美味しく頂きました。贅沢な料理だな、が真っ先に浮かんだ感想です…
太平洋側でもアカムツ(のどぐろ)って獲れるのね。切り身に何度か熱した油をかけ、その後炭火で焼いたため皮がパリパリ、かつ半生状態のため脂が乗りに乗ったアカムツが最高の状態で味わえる。和食の魚料理ってよく焼きしかないと思っていたけど半生もあるのね。よく焼きの焼き魚は滅べと思ってしまった…。いや、鮮度によって仕方ないのは分かってますけど。
と言っても鍋ではなく信州牛プレミアムを割り下でレアに煮て、半熟の黄身を添えお皿に盛って提供される。こんなの旨いに決まってるじゃないですか。案の定旨味が脳天を突き抜けていきましたよ。
締めの一品。今まで食べたいくらの醤油漬けは醤油味が強すぎる、舌がツンツン刺激されるんだよ、今出してくれたいくらのように醤油が強すぎずいくらの美味しさを引き立たせる脇役くらいにしてくれ。醤油が違うのか、出汁の割合が違うのか分からんけど腹いっぱいだったのに思わずおかわりしてしまうほど美味しかった。あっさりしたいくらの醤油漬けってなかなか無いよね。
和食って素材勝負なとこあるし、高い店言っても大して変わらないだろ、と少しみくびっていた過去の自分を恥じてしまうくらい美味しかった。
また行こ。