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「明らかにサイゴンとは違う」!?ブリンケン米国務長官はカブール大使館脱出をベトナム敗戦と比較しないよう強調

  「明らかにサイゴンとは違う」!?ブリンケン米国務長官はカブール大使館脱出をベトナム敗戦と比較しないよう強調

<記事原文 寺島先生推薦>

‘Manifestly not Saigon’? WATCH US helicopters evacuate Kabul embassy as Blinken defiantly rejects Vietnam pullout comparisons

Russia Today 全米ニュース
2021年8月15日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年8月29日


 米軍のヘリコプターがカブールの米国大使館職員たちを脱出させているところを映像に取られた。複数の航空機が大使館構内を行き来するところが目撃された。この映像は、1975年にベトナムのサイゴンから脱出した場面を彷彿とさせるものだった。

 少なくとも2機のタンデムローター(訳注:ローターが前後二カ所にあるヘリコプター)機CH-47チヌークが、大使館構内で目撃されたが、この映像は、1975年4月、首都サイゴン陥落時に、米国の大使館職員たちを慌てて退出させた時の写真と不気味なくらい類似しているように見える。当時、北ベトナム軍が首都に迫りつつある中、今回と同じ機種のヘリコプターが大使館の屋上に乗りつけて、外交官たちを拾っていたのだ。



 ジョー・バイデン米大統領も、ブリンケン現国務大臣も、この2件の慌てた退出劇の間に類似性があることを全く認めようとはしていない。日曜日(8月15日)、ブリンケン国務大臣は、カブール撤退がバイデン政権下での「サイゴン再来」になるかについて直接質問を受けた。ABCの取材に対して、ブリンケン国務大臣は「サイゴンとは全く違う」と語気を強めた。



 「いいですか。今回の件はサイゴンの時とは全く違います。我が国が20年前にアフガニスタンに向かったのは、9-11で我が国を攻撃した輩たちに対処するためだった。そして我々はその使命を達成したのです」と、ブリンケン国務大臣はCNNに答えた。



 しかし今回の撤退は、ベトナム敗戦よりもばつの悪いことだと考える向きもある。というのもバイデン大統領は、アフガニスタンからの撤退はサイゴン陥落のような惨事を再度引き起こすことはないと明確に約束していたからだ。



 バイデン大統領が7月上旬に主張していたのは、北ベトナム軍と比べてタリバンの力は「比べものにならないくらい弱い」ため、慌てふためく撤退劇は起こらないということだったのだ。

 

 (バイデン大統領が7月に語っていた内容)
アフガニスタンから逃亡すべく、米国大使館の屋上から大使館職員が救助される姿を見ることは全くないでしょう。



 タリバン軍がカブール郊外に侵入した8月15日、アフガニスタン政府は事実上崩壊した。タリバン側はカブールを破壊し、カブール市民の命を奪うことがないよう、不必要な戦闘を避けたいとして、交渉を申し入れた。

 アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領は、既にアフガニスタンから出国し、報道によれば隣国のタジキスタンにいる模様だ。関係者は「安全上の理由のため、ガニー大統領の行動について何も伝えることができません」と、大統領の居場所を説明することを拒んでいるが、ガニー大統領が出国したことは、アブドラ・アブドラ国家和解高等評議会議長が明言している。

ALSO ON RT.COM

President Ghani leaves Afghanistan, top official confirms, as US-backed govt relinquishes power to Taliban


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