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#2098 大宮 vs 東京V、C大阪 vs 柏、日本 vs メキシコ、日本 vs NZ (2018/11/26) | | |　

【J2：プレーオフ】大宮アルディージャ vs 東京ヴェルディ (NACK5スタジアム)

→　J2のプレーオフが開幕。5位の大宮と6位の東京Vの試合は序盤から東京Vペースになった。優勢に試合を進めた東京Vだったが後半14分にボランチのMF内田達が2枚目のイエローカードを受けて退場。10人になる。数的不利になった東京Vだったが後半26分にMF佐藤優のFKからDF平がヘディングシュートを決めて先制に成功する。終盤の猛攻を数的不利の中、何とか守り切った東京Vが1対0で勝利してプレーオフの決勝戦で待つ横浜FCへの挑戦権を獲得した。敗れた大宮は「1年でのJ1復帰」を逃した。

町田が4位になったことでホームでの開催の権利を獲得できた大宮だったが立ち上がりから劣勢の展開になった。ただ、後半14分に東京VのMF内田達が退場。このままのスコアでも大丈夫な大宮が数的優位になったので多くの人は「この退場によって大宮が決勝に進む可能性は高まった。」と考えたと思うが数的優位を生かせなかった。先制された後は大宮が押し込む展開になったがいくつか訪れた決定機を生かすことは出来ず。後半49分のFWシモビッチのシュートもポスト直撃。同点ゴールとはならなかった。

東京Vにも誤算はいくつかあった。MF泉澤とFWドウグラス・ヴィエイラは間に合わず。MF内田達の退場も誤算だったが先制した直後にFW林陵平を下げてDF若狭を投入。早い段階で3枚目のカードを切ったがDF若狭が後半の終了間際にDF酒井宣のシュートをゴールライン上でクリアするなど活躍。一方、途中出場したFWシモビッチは空中戦でほぼ競り勝っていたので「もっと早い段階で彼を投入していたら・・・。」と思うところもある。東京Vのロティーナ監督の方が采配や選手起用の部分で上回ったと言える。

決勝戦は横浜FC vs 東京Vというカードになったが興味深いカードになった。1回戦で勝利した東京Vは勢いに乗っており、試合から遠ざかってしまう横浜FCとは違って試合勘の問題はない。前に3チームでのプレーオフとなった2014年のときは決勝で待つ千葉が勝ち上がってきた山形に0対1で敗れてしまったがニッパツ三ツ沢球技場での試合になることを加味したとしても五分五分と考えられる。J1昇格を逃した大宮にはFW大前やMFマテウスなど有力選手がたくさんいる。厳しいオフになる可能性も出てきた。

【J1：第33節】セレッソ大阪 vs 柏レイソル (ヤンマースタジアム長居)

→　8位のC大阪と17位の柏の試合は後半8分にボランチで起用されたMF中山雄のスーパーミドルが決まってどちらかというとやや劣勢だったアウェイの柏が先制に成功すると後半13分にはMF江坂のシュートで追加点を奪った。さらに後半34分にもFWクリスティアーノが決めて3点目を奪った。C大阪はMFソウザのミドルシュートが目立った程度。攻撃陣は精彩を欠いた。柏が3対0で完勝した。日本代表のMF伊東純は2アシストの活躍だった。C大阪は大敗で尹晶煥監督のホーム最終戦を飾ることはできなかった。

「負けると柏のJ2降格が確定する。」という状況だった柏は勝ち点「3」を獲得した。得失点差も稼ぐことができたので、この日、やれることは全てやったが、14位の湘南、15位の鳥栖、16位の名古屋がいずれも勝利したので柏のJ2降格が確定した。最終節はG大阪とのホーム戦になる。絶好調のG大阪との対戦なので難しい展開になるのは間違いなかったがそれでも名古屋と湘南は最終節が直接対決になることを考えると最終節まで柏にJ1残留の可能性が残った場合は「大逆転での柏の残留」はあり得た。

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◆　まとめ

　#2098 大宮 vs 東京V、C大阪 vs 柏、日本 vs メキシコ、日本 vs NZ (2018/11/26)

→　J2のプレーオフの1回戦の大宮 vs 東京Vなど計4試合をクローズアップしました。注目のプレーオフの1回戦はアウェイの東京Vが1対0で勝利して2回戦進出を決めましたが立ち上がりから東京Vが優勢。見事な戦いを見せたと言えます。大宮は「引き分けでもOK」という立ち位置でしたが必要以上に受け身に回ってしまいました。「引き分けでもOKな試合で引き分けることの難しさ」を痛感する試合になりました。

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