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#2048 【J1】 18クラブのドリブル数とクロス数に注目してみた。 (2018/9/24) | | |　

■　J1の18クラブのドリブル数とクロス数に注目

今回はJ1の18クラブのドリブル数とクロス数に注目してみた。まずはドリブル数から。1試合平均のドリブル数の最多は横浜FMで18.16回。2位の柏は16.42回なので2位以下を大きく引き離している。昨オフはMF齋藤学(川崎F)とMFマルティノス(浦和)が流出したので「攻撃力ダウン」が懸念されていたが、ポステコグルー監督が就任して攻撃的なチームに生まれ変わった。MFユン・イルロクは力を出せていないが、FW仲川が台頭。FW遠藤渓も順調に伸びてきているので依然として「個の力」を持った選手は多い。

ちなみに2017年も横浜FMが最多だった。1試合平均は16.38回だったので、MF齋藤学ならびにMFマルティノスがいた昨シーズンよりもドリブル数は増えている。先のとおり、2018年の2位は柏で16.42回、3位は仙台で15.81回、4位は鹿島で15.81回、5位は鳥栖で14.12回となる。こうしてみると鳥栖のドリブル数は意外と多いことが分かる。6位は浦和で13.62回となるが、こちらは2017年は15.76回でJ1で2位だったので大きく下がった。ドリブルが得意なMFマルティノスを獲得したが浦和であまり活躍できていない。

7位は札幌で13.44回となる。2017年は11.24回でJ1で15位だったのでペトロヴィッチ監督になってドリブルで仕掛ける回数は増えている。ドリブル数の順位が大きく下がったのは首位を走る広島になる。2017年は15.74回でJ1で3位だったが、2018年は10.69回でJ1で17位。昨シーズンまでは右WBのMFミキッチ、左WBのとMF柏の単独での仕掛けが大きな武器になっていたが、城福監督になってスタイル自体が様変わりした。ただ、それでもJ1屈指の得点力を誇る。「ドリブル数が減ったこと」は問題ではない。

■　ドリブル数が最少となるのは神戸

川崎Fは12.36回でJ1で11位となる。MF家長、MF長谷川竜也に加えて、MF齋藤学が加入しているので、「ドリブルが得意な選手が少ない。」というわけでは全くないが、2017年も12.12回でJ1で9位だったので、ドリブルを多用するチームではない。パスワークが主体となるチームなので、ボールを持って自らガンガン仕掛けたいタイプのMF齋藤学がなかなか良さを出せなかったのも納得できる。C大阪は2017年が11.47回で13位、2018年は12.42回で10位。微増といえるが、ドリブルを多用するチームではない。

逆にドリブル数が最少となるのは神戸で10.12回。ちなみに2017年も10.03回でJ1で18位だったので、2年連続でドリブル数はJ1最少になる。改めて考えてみるとドリブラーと呼べる選手は神戸には少ない。MFイニエスタはテクニシャンであり、ドリブルを使わないわけではないが、ガンガン仕掛けるタイプではない。SBの選手では東京世代のDF藤谷はスピードを生かして縦にボールを運ぶことができる選手であるが、それ以外の選手は自ら仕掛けるタイプではない。今オフは仕掛けが得意な選手を補強したい。

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◆　まとめ

　#2048 【J1】 18クラブのドリブル数とクロス数に注目してみた。 (2018/9/24)

　　・J1の18クラブのドリブル数とクロス数に注目
　　・ドリブル数が最少となるのは神戸
　　・クロス数の最多は横浜Fマリノス

→　18クラブの中でドリブル数とクロス数に注目してみました。オフに10番のMF齋藤学(川崎F)が流出した横浜FMは開幕前は「攻撃力ダウン」が心配されていましたがFW遠藤渓の成長やFW仲川の台頭もあって両部門ともJ1屈指の数字を残しています。柏も上位に位置しますが、意外なのは神戸のドリブル数がJ1最少になるところです。また、FC東京や磐田などもドリブルの少ないチームと言えます。

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