サッカーコラム J3 Plus+　

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#2034 C大阪U-23×鹿児島、仙台×清水、日本×中国、FC今治×Honda FC (2018/9/7) | | |　

【J3：第21節】セレッソ大阪U-23 vs 鹿児島ユナイテッド (ヤンマースタジアム長居)

→　9位のC大阪U-23と2位鹿児島の試合は前半29分にワンツーから右サイドを抜け出したMF山根永のグラウンダーのクロスを高卒ルーキーのFW山田寛が合わせてホームのC大阪U-23が先制に成功する。1点を追う鹿児島は後半開始からFW萱沼とMF中原秀を投入。すると後半10分に波状攻撃から最後は左SBのDF藤澤が左足で決めて1対1の同点に追いついた。さらに後半21分には右SBのDF田中奏のクロスから途中出場のFW萱沼が鮮やかなダイレクトシュートを決めて鹿児島が2対1と逆転に成功する。

2対1で勝利した鹿児島が勝ち点「3」を獲得した。J2昇格に向けて好位置に付ける鹿児島にとっては大きな逆転勝利となった。これで自動昇格圏となる2位に浮上した。夏に加入したFW薗田とFW牛之濱の2人を2トップで起用してきたがどちらも良さを出せなかった。後半開始から新加入の2人を下げてFW萱沼とMF中原秀を投入。この選手交代が当たった。逆転ゴールを決めたFW萱沼は今シーズン3ゴール目。極めて難易度の高いダイレクトシュートだった。ストライカーとしての資質の高さを感じさせるゴラッソだった。

この日は良さを出せなかったが新加入のFW薗田とMF牛之濱の2人にかかる期待は大きい。どちらも今シーズンは所属クラブで出場機会に恵まれなったがJ3では実績のある選手である。攻撃力不足が鹿児島の問題点になっているので2人がハマるようだと「悲願のJ2昇格」が見えてくる。この日は前半のみで退いたがいきなりスタメンで起用してきたので監督の評価と期待は高いはずである。チーム内得点王が4ゴールというのは昇格を目指すチームとしてはかなり寂しい数字である。この2人がキーマンと言える。

敗れたC大阪U-23は2連敗となった。ここ11試合でわずか1勝のみ。開幕当初の勢いは無くなっている。当時と比べてメンバーが大きく入れ替わったわけではないが波に乗ることができない。苦しい戦いが続いているが高卒ルーキーのFW山田寛が今シーズン2ゴール目を記録した。いいタイミングでゴール前に入っていってうまく合わせることができた。181センチなのでサイズに恵まれているが動きはシャープ。力強さが出てくるとさらに良い選手になれる。今秋に行われるU-19アジア選手権のメンバー入りが目標になる。

【J1：第25節】ベガルタ仙台 vs 清水エスパルス (ユアテックスタジアム仙台)

→　8位の仙台と11位の清水の試合は前半24分に仙台が右サイドのCKを獲得するとMF野津田が蹴ったボールをCBのDF大岩が合わせてホームの仙台が先制に成功する。清水は後半10分にMFミッチェル・デュークのクロスからFWドウグラスがヘディングシュートを放つとバーに当たって跳ね返ったボールがGKシュミット・ダニエルの体に当たってゴールイン。1対1の同点に追いついた。そのまま終わりそうな雰囲気だったが後半50分にFW石原直がダイビングヘッドを決めて仙台が2対1と勝ち越しに成功する。

2対1で競り勝った仙台が劇的な勝利を飾った。仙台は6位に浮上したがACLの出場権争いに参加している。クラブ史上2度目のACLの出場権獲得を目指しているが勢いに乗れそうな勝利となった。最後の最後でゴールを決めたのはFW石原直だったがらしいダイビングヘッドだった。得意のサイド攻撃から決定機を作ったが厚みのある攻撃を見せた。アシストを記録したのはMF中野嘉だったがうまいタイミングで逆サイドの裏に抜け出してフリーになった。最終的にはヘディングでの折り返しになったが丁寧だった。

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◆　まとめ

　#2034 C大阪U-23×鹿児島、仙台×清水、日本×中国、FC今治×Honda FC (2018/9/7)

→　JFLのFC今治 vs Honda FCなど計4試合をクローズアップしました。JFLの上位対決となったFC今治とHonda FCの試合は独走体制に入っているHonda FCが4対1で大勝。2ndステージは無傷の6連勝になりました。JFLに昇格して2年目となるFC今治にとってJ3昇格は至上命題と言えますがホームで完敗。4位のチームとの差が広がって「4位以内」がやや厳しくなってきました。痛い敗戦と言えます。

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