【W杯:C組】 ペルー vs デンマーク (1節)→ C組のペルーとデンマークの試合は熱戦になった。前半の終了間際にペルーがPKを獲得。MFクエバがキッカーを務めたが枠を大きく外してしまう。命拾いしたデンマークは後半14分にカウンターからFWポウルセンが流し込んでデンマークが先制に成功する。終盤はペルーが攻め込んでいくつか決定機を作ったがGKシュマイケルの活躍でゴールは生まれず。1対0で勝利したデンマークが勝ち点「3」を獲得した。デンマークは決勝トーナメント進出に大きく前進した。GKシュマイケルがMOMと言えるだろう。
レスターでプレーするGKシュマイケルというと「父親もデンマーク代表で活躍した名キーパーだった。」ということで知られている。90年代に活躍した世界屈指のキーパーだったのでずっと「GKシュマイケルの息子」と形容されてきたがもう31才になった。ここ最近は「GKシュマイケルの息子」と形容されずに済むほど息子もキーパーとしての評価を高めてきた。PKは相手のミスキックに助けられたが後半の終盤にいくつも好セーブを見せてチームを救った。神がかり的な活躍を見せてデンマークに勝ち点「3」をもたらした。
デンマークというと「ダニッシュ・ダイナマイト」と言われるが今大会のデンマークは大型選手が多い。23名の平均身長は脅威の186.6センチ。大型軍団と言えるが「大型選手でありながら動ける選手が多い。」というのが特徴である。決勝ゴールを決めたFWポウルセンは左ウイングでプレーしたが193センチ。これだけのサイズがあってあそこまで走れる選手はなかなか日本にはいない。「決定力が課題」と言われているがこの場面は落ち着いていた。2大会ぶりの出場となるが2002年の日韓W杯以来のGL突破が見えてきた。
敗れたもののペルーの出来はなかなか良かった。シャルケ時代にDF内田篤と右サイドを構成したFWファルファンが1トップを務めた。FWファルファンは後半途中でベンチに下がったが2つほど決定機があった。昨シーズンの開幕前にG大阪入りの噂が流れたFWゲレイロはベンチスタート。途中出場となったが短い時間でいくつもチャンスに絡んだ。意外にもペルーがW杯に出場するのは1982年以来。9大会ぶりのW杯の舞台だったが持ち味は出せたと言える。次はフランス戦になるが優勝候補を相手に粘って一泡吹かせたい。
【W杯:E組】 コスタリカ vs セルビア (1節)→ E組のコスタリカとセルビアの試合は静かな展開になった。前半は0対0で折り返した。迎えた後半11分にFWミトロビッチの突破からゴールやや右寄りの絶好の位置でFKを獲得すると左SBのDFコラロフが左足で鮮やかに決めてセルビアが先制に成功する。1対0で逃げ切ったセルビアはE組の首位に立った。決勝トーナメント進出に向けて好スタートを切った。ユーゴスラビアという国名だった1998年のフランスW杯以来のGL突破が見えてきた。前回大会で旋風を巻き起こしたコスタリカは黒星スタートとなった。
E組のもう1つの試合(ブラジル vs スイス)はドロー。セルビアがE組の主役になりつつある。ライバルとも言えるクロアチアと比較すると現段階ではタレント力で見劣りするがスーパースター候補で23才のMFミリンコビッチ・サビッチなど若手の有望株は多い。次のスイス戦というのはセルビアにとって大一番になる。決勝ゴールを決めたのはローマのDFコラロフだったが芸術的なFKだった。左足のキッカーにとって絶好の位置だったが素晴しいゴールになった。同じ11番のDFミハイロビッチを彷彿とさせる見事なFKだった。
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◆ まとめ #1972 ペルー×デンマーク、コスタリカ×セルビア、ナイジェリア×クロアチア、ベルギー×パナマ (2018/6/22)
→ ペル vs デンマークなど計4試合をクローズアップしました。久々のW杯出場となるペルーはデンマークと対戦しました。ペルーはたくさんチャンスを作りましたが相手キーパーのGKシュマイケルの活躍もあってゴールを奪うことはできませんでした。父親が元デンマーク代表でワールドクラスのキーパーだったGKシュマイケルは素晴らしいセーブを連発しました。全盛期の父のようなプレーを見せました。
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