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#1656 長崎 vs 大分、山形 vs 松本山雅、磐田 vs 川崎F、U-20韓国 vs U-20ギニア (2017/5/21) | | |　

【J2：第14節】 V・ファーレン長崎 vs 大分トリニータ (トランスコスモススタジアム長崎)

→　6勝5敗2分けで9位の長崎と7勝4敗2分けで5位の大分の長崎の九州ダービーは前半は長崎ペースで進んだが後半は大分がペースを握った。0対0で迎えた後半32分にMF後藤優のFKからCBのDF竹内彬が頭で合わせてアウェイの大分が先制に成功するが後半35分にFWファンマがPKを獲得。これを自ら決めて長崎が1対1の同点に追いつくと後半49分にはMF飯尾竜がPKを獲得。FWファンマの2度目のPKはGK上福元がセーブするがこぼれ球を途中出場のMF中村慶が押し込んで土壇場でホームの長崎が逆転に成功した。

2対1で勝利した長崎は前節の千葉戦(A)の0対5の大敗のショックを払拭できる劇的な勝利を飾った。後半の終盤に長崎が2つのPKを獲得したがどちらのジャッジも妥当だったと言える。1本目はエリア内でのFWファンマの強さがPKにつながって、2本目はこぼれ球に素早く反応したMF飯尾竜のプレーが光った。FWファンマの自身2本目のPKはセーブされたがMF中村慶がこぼれ球を狙っていた。MF中村慶の逆転ゴールが決まってから数秒後に試合終了のホイッスルが鳴ったので長崎にとっては劇的すぎる展開になった。

3連戦の2試合目ということもあってともにメンバーを何人か入れ替えてきたが特に長崎は入れ替えが激しかった。DF高杉、DF北谷、MF養父、MF吉岡、MF古部などをスタメンに抜擢したが、左ストッパーで起用されたDF北谷の果敢な攻撃参加が目立った。左WBのMF古部との関係性は非常に良かった。長崎は前半だけで8本のCKを獲得して11本のシュートを放ったが先制ゴールは奪えず。この試合に限っては得意のセットプレーがなかなか決定機につながらなかった。ただ、最後まであきらめない粘り強さが光った。

大分は連勝が「2」でストップした。13節を終えた時点では5位まで順位を上げていたが敗れたことで7位に転落した。1失点目につながったPKに関してはMF川西の対応があまり良くなかった。FWファンマはサイズのある選手なのでマークをするのは大変であるがMF川西のプレーは安易だった。後半になるとテンポよくボールが回るようになったが好調のFW伊佐はいつもの試合ほど存在感を発揮することはできなかった。最低でもドローに持ち込みたい試合だったが2本目のPKを献上した場面はいくつかのミスが続いた。

【J2：第14節】モンテディオ山形 vs 松本山雅 (NDソフトスタジアム山形)

→　3勝3敗7分けで16位の山形と5勝4敗4分けで10位の松本山雅の試合は立ち上がりからホームの山形が優勢に試合を進めた。すると前半24分に右WBのMF荒堀のグラウンダーのパスをエリア内で受けたFW阪野がドリブルで上手く相手を外してシュートコースを作ってから右足で流し込んで山形が先制に成功する。1点を追う松本山雅はMF工藤浩、MFジエゴ、FW山本大を投入。後半49分にはMF石原崇に決定機が訪れたがGK児玉が好セーブで防いだ。1対0で勝利した山形は4勝3敗7分け。白星が1つ先行した。

山形はここ最近は3試合連続ドロー。直近の5試合は0勝2敗3分けだったので6試合ぶりの勝利となった。山形の出来はかなり良かった。メンバーを大きく入れ替えた松本山雅に対して山形は「現時点ではベストに近い。」という11人を送り込んできた。松本山雅はスタメンに抜擢した若手が良さを出せなかったが山形は右WBのMF荒堀を中心に鋭い攻撃を見せた。殊勲の決勝ゴールを決めたFW阪野は今シーズン3ゴール目。14試合で3ゴールというのは期待値を考えるとやや少ない。ここから固め取りをしたいところである。MF汰木はゴールを量産するタイプではないのでMF瀬沼とFW阪野の2人がゴールを量産しないと苦しくなる。

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◆　まとめ

　#1656 長崎 vs 大分、山形 vs 松本山雅、磐田 vs 川崎F、U-20韓国 vs U-20ギニア (2017/5/21)

→　J1の1試合、J2の2試合、U-20W杯の1試合をクローズアップしました。韓国で開催されるU-20W杯がいよいよ開幕しましたが開催国の韓国が初日に登場しました。1979年に日本で開催された時以来のU-20W杯出場となるギニアと対戦しましたがギニアが奮闘。左サイドハーフのMFケイタの仕掛けからたくさんのチャンスを作りました。韓国が3対0で勝利しましたがギニアのポテンシャルの高さが印象に残りました。

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