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#1910 熊本 vs 新潟、C大阪U-23 vs FC東京U-23、FC岐阜 vs 甲府、名古屋 vs 川崎F (2018/4/6) | | |　

【J2：第7節】ロアッソ熊本 vs アルビレックス新潟 (えがお健康スタジアム)

→　3勝3敗で10位の熊本と3勝1敗2分けで6位の新潟の試合は前半26分にボランチのMF米原の絶妙なスルーパスを受けたFW安柄俊が決めてホームの熊本が先制に成功すると前半26分には右WBのMF田中達のクロスからFW安柄俊が豪快なヘディングシュートを決めて追加点を奪った。勢いに乗る熊本は後半10分にもMF田中達のクロスからMF八久保が合わせてダメ押しの3点目を奪った。新潟は後半28分にMF安田理のPKで1点を返したが反撃はこの1点のみ。3対1で勝利した熊本は4勝3敗と白星が先行した。

熊本は5節の大宮に続いてJ1からの降格組を相手にホームで勝利を手にした。結果はもちろんのこと、内容的にも申し分ない試合になった。新潟は3バックを採用してきたがMF田中達がマッチアップしたMF堀米悠の裏のスペースを突いて2アシスト。右ストッパーのDF小谷のフィード力の高さも光った。CBの選手であれだけ丁寧に効果的なパスを出せる選手はなかなか少ない。MF田中達とDF小谷のコンビで右サイドを制圧した。MF田中達は7試合で２ゴール3アシストの活躍。最大のストロングポイントになっている。

得点源となるFW安柄俊も2ゴールの活躍だった。前半24分と前半26分に連続ゴールを決めてチームの勝利に大きく貢献した。今シーズンはFW皆川と2トップを組んでいるがどちらも中央大出身。FW安柄俊が1年先輩となる。北朝鮮代表にも招集されている伸び盛りのストライカーにとって攻撃的なチームに生まれ変わったことは大きなプラスと言える。特にクロス数が昨シーズンと比べると大幅に増えているので183センチの高さを有効に活用しやすくなった。2017年の7ゴールを大きく超えるのは間違いないだろう。

新潟は今シーズン2敗目を喫した。得点力不足に苦しんでいるチームなので2点ビハインドの展開になると追いつくのは難しくなる。この日は3バックを採用したが成功せず。割り切って5バックにしたらあそこまで左サイドの裏を突かれることはなかったと思うが中途半端だった。MF堀米悠は決して守備力の低い選手ではないがこの日は散々だった。FW矢野貴、FW河田、FWターレスの3人を併用するためには「3-4-2-1」か「3-4-1-2」を用いるのがベターと言えるが3バックの熟成度は低かった。選択ミスと言うしかない。

【J3：第5節】セレッソ大阪U-23 vs FC東京U-23 (キンチョウスタジアム)

→　2勝1敗で6位のC大阪U-23と1勝3敗で15位のFC東京U-23の試合は前半29分に大卒ルーキーのMF魚里のクロスが相手のハンドを誘ってPKを獲得。これをエースのFW米澤が冷静に決めてC大阪U-23が先制に成功する。後半はFC東京U-23が攻め込んだ時間帯もあったが後半42分にボランチのMF喜田陽の縦パスを受けたFW米澤が強烈なミドルシュートを決めて大きな追加点を奪った。2対0で勝利したC大阪U-23は3連勝。過去2年間で1勝3敗と苦手にしていたFC東京U-23を相手に会心の勝利を飾った。

2017年は13位に終わったC大阪U-23が好調。好スタートを切った。昨シーズンの秋以降は順調に勝ち点を積み上げて「どのチームと対戦しても互角に近い勝負が出来る。」というレベルになっていたが核となる選手がそのまま今シーズンもC大阪U-23でプレーしているのでチーム作りはやりやすかった。FW米澤が2ゴールと攻撃陣を引っ張った。今シーズンは2トップの一角で起用されている。より高い位置でプレーする機会が増えたがゴールに直結したプレーができる選手である。トップチームでのプレーも期待したい。

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◆　まとめ

　#1910 熊本 vs 新潟、C大阪U-23 vs FC東京U-23、FC岐阜 vs 甲府、名古屋 vs 川崎F (2018/4/6)

→　J2の第7節の試合など計4試合をクローズアップしました。好調の熊本と初降格の新潟の試合はホームの熊本の攻撃陣が爆発。3対1で勝利しました。FW安柄俊が2ゴールの活躍でチームを勝利に導きました。渋谷監督が就任した熊本は攻撃的なチームに生まれ変わりました。新潟はアウェイで完敗。攻撃陣の調子がなかなか上がってきません。FWターレスなど助っ人の頑張りは不可欠です。

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