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#1613 山口 vs 讃岐、横浜FC vs 徳島、松本山雅 vs 名古屋、京都 vs 長崎 (2017/3/28) | | |　

【J2】レノファ山口 vs カマタマーレ讃岐 (維新百年記念公園陸上競技場)

→　0勝3敗1分けの山口と0勝1敗3分けの讃岐という未勝利チーム同士の対決は前半33分にハーフウェイラインのやや手前の位置から山口のボランチのMF小塚が放った超・ロングシュートが決まってホームの山口が先制に成功する。3節の大分戦(A)、4節の東京V戦(H)はともに完封負けだった山口にとっては久々のゴールとなった。ビハインドの讃岐は後半の終盤になると190センチの高さを誇るDFエブソンとDF中島大の2人を最前線に置くパワープレーを敢行。高さ勝負に出たが追いつくことはできなかった。

1対0で勝利した山口は待望の初勝利を飾った。3連敗中の山口は1つ前の4節の東京V戦(H)がシュートわずか3本。ボールを保持することは出来るがなかなかフィニッシュにつながらない試合が続いていたがこの日はシュートへの意識が高かった。おそらく、トレーニング中から上野監督にシュートへの意識を高めることを口酸っぱく言われていたと思うが、決勝ゴールとなったMF小塚のゴールシーンもシュート意識の高さが生んだファインゴールだったと言える。キーパーのGK清水健の位置が前目だったことを見逃さなかった。

前半33分のMF小塚のロングシュートについては「狙ったシュートだったのか？否か？」が話題になっているがおそらくは「狙ったシュートだった。」と思う。MF小塚のキックの精度や視野の広さを考えると「狙い通りのシュートだった。」と考えるのが自然である。この日はベテランのMF高柳をトップ下で起用。MF小塚は下がり目の位置でプレーすることになったがバランスは良かった。「トップ下を誰にするのか？」が今の山口の一番の悩みどころになっているが現状ではMF高柳がベターな選択なのかもしれない。

一方の讃岐は開幕から5試合勝ちなしとなった。0勝2敗3分け。『地道に引き分けで勝ち点「1」を積み上げている。』とは言ってもそろそろ初勝利が欲しい時期である。この日も3バックを採用したが前半は思うようなサッカーが出来ず。前半の終盤に負傷交代となったDF李栄直に代わってFW原一樹を投入してからは「4-2-2-2」に近いならびになったがこちらの方がバランスは良かった。次の6節が湘南戦(H)、7節が名古屋戦(A)ということで強豪との対戦が続く。山口戦(A)で初勝利を手にすることが出来なかったのは痛い。

【J2】横浜FC vs 徳島ヴォルティス (ニッパツ三ツ沢球技場)

→　3勝1分けで2位の横浜FCと3勝1敗で4位の徳島という注目の上位対決は2対0でアウェイの徳島が勝利した。前半22分にFW渡のヘディングシュートが決まってアウェイの徳島が先制に成功すると直後の前半25分にもFW島屋のゴールが決まって大きな追加点を奪った。2点ビハインドの横浜FCは後半にFWイバやMF野崎陽がチャンスシーンを迎えたがともにバー直撃でゴールならず。横浜FCは今シーズン初黒星となった。徳島はこれで4勝1敗。開幕ダッシュに成功した。徳島は開幕からいい戦いを見せている。

好調なチーム同士の対戦だったが徳島が前半から優勢。押し込んだ時間帯に2ゴールを奪って完全に試合の主導権を握ることができた。横浜FCの中心選手であるFWイバを止めるためなのか、この日は3バックの中央に191センチのDFニコラ・ヴァシリェヴィッチを起用。左ストッパーの位置には本来はアウトサイドのプレーヤーであるDF内田裕を起用してきたがともにいいプレーを見せた。とくに最終ラインでプレーしたDF内田裕の攻撃参加やフィードが効果的だった。攻撃力のある選手なので良いオプションになるだろう。

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◆　まとめ

　#1613 山口 vs 讃岐、横浜FC vs 徳島、松本山雅 vs 名古屋、京都 vs 長崎 (2017/3/28)

→　J2の第5節の中から4試合をクローズアップしました。注目の上位候補対決となった松本山雅 vs 名古屋は後半に2ゴールを奪ったアウェイの名古屋が2対1で逆転勝利。勢いに乗れそうな勝利だったと言えます。後半は完全な松本山雅ペースで進んだので後半にここまで名古屋ペースに移るとは予想できませんでした。劣勢だった前半を1失点のみでしのぐことが出来たのは名古屋の勝因の1つと言えます。

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