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#1096 【J1】第15節の雑感・その1 (2015/6/16) | | |　

アルビレックス新潟 vs 名古屋グランパス

　→　リーグ戦は4連敗中。18位と最下位に沈んでいる新潟と9位の名古屋の試合は1対1のドロー。タイスコアで迎えた後半の終了間際に両チームとも好パスを起点に決定機を迎えたが、途中出場のFW指宿とFWノヴァコヴィッチが決められず。今シーズンはクラブの大きな期待に応えることが出来ずにいる両ストライカーがこの日も不発。ともに勝てるチャンスがあったのでやや悔やまれる試合になったが、どちらのチームも内容的にはまずまず良かった。試合自体もかなりスピーディーで面白い試合になったと言える。

連敗が止まった新潟は前半25分あたりで4バックに変更。相手がスタートから4バックを採用してきたので合わせる形で新潟も4バックを用いることになったが、やはり、4バックの方が慣れているチームなのでスムーズさはあった。新潟は3月・4月の時期に守備陣に軽率なミスが多かったこともあって3バックを採用するようになったが機能しているとは言い難い。持ち味のプレスもかかりにくくなるので3バックを採用するメリットを感じることはできずにいたので、新潟は4バックを用いるのがベターだと個人的には思う。

名古屋はここ5試合で1ゴールのみ。停滞感が漂っていたこともあって、先のとおり、試合の開始から4バックを採用。「DF闘莉王が怪我で欠場した。」という理由も関係していると思うが、久々の4バックは非常に機能した。3バックのときは距離感が悪くて、「個の力」に頼り切った質の低いサッカーになりがちだったが、この日は前目の選手の距離感が良くて連動した攻撃が随所に見られた。名古屋は中心選手の特性を考えると3バックというのも選択肢の1つに入れておくべきだと思うが、この日は4バックが機能した。

モンテディオ山形 vs 鹿島アントラーズ

　→　16位と降格圏の山形と10位の鹿島の試合は2対2のドロー。先制された山形がMFディエゴとDF西河のゴールで逆転に成功したが、後半39分に左SBで起用されたDF西大伍のクロスからMFカイオがヘディングシュートを決めて鹿島が2対2の同点に追いついた。鹿島はこれで5勝6敗4分け。ACLも奮闘したが結果はGL敗退。サポーターのフラストレーションは溜まっており、試合終了後には山形まで駆けつけた多くのサポーターから大きなブーイングが起こるほど。ドローは満足できる結果とは言えないだろう。

ただ、内容的にはそれほど悪くなかった。前半26分にMF遠藤康の素晴らしい縦回転のFKで先制。他にも前半にいくつかビッグチャンスを作った。地元の山形での試合となったMF土居がトップ下の位置で躍動。狭いスペースでボールを受けて攻撃の勢いを加速させるシーンが多かった。悔やまれるのは前半に訪れた大チャンスでFW高崎とFW金崎がシュートミスをして2点目を取れなかったこと。今シーズンの鹿島は基本的にはずっと守備が不安定なので取れるときに取っておかないとこういう結果になる。

一方の山形も内容的にはかなり良かったと言える。今シーズンの3勝は全てホーム戦。3試合とも完封勝利。川崎F・横浜FM・柏に勝利しているので「大物食い」が目立つが、逆にいうと、こういうパターンでしか勝利していない。先制されると難しくなるチームが逆転までもっていったので、このまま2対1で逃げ切っているとかなり大きな勝利となったが、逃げ切りには失敗。3月の開幕から内容自体は悪くないが、ここから広島(A)→G大阪(H)→横浜FM(A)→浦和(H)→FC東京(A)と上位との対戦が続く。試練の時期と言える。

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◆　まとめ

　#1096 【J1】第15節の雑感・その1 (2015/6/16)

　→　6月7日(日)に行われたJ1の第15節の全9試合の雑感(その1)です。最下位と苦しむ新潟と名古屋の試合は1対1の引き分けに終わりました。序盤は名古屋が優勢でMF永井謙のゴールで先制しましたが、前半終了間際にMF山崎亮が同点ゴールを記録しました。終了間際にはFWノヴァコヴィッチとFW指宿が決定機を迎えましたが決められず。両者は大きな期待を受けながら、なかなか結果を出せずにいます。

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