■ プロ野球の開幕は延期プロ野球のペナントレースは3月20日(金)に開幕する予定だったが延期になった。最初は4月10日(金)の再開を目指していたが断念した。最新の情報では「4月24日(金)の開幕を目指している。」と報じられているが大規模イベントの自粛の流れは続いていることを考えると「再々延期になること」は十分に考えられる。どこかで腹をくくって再開しないとプロ野球と言えども資金力的な部分でマイナスの影響が大きくなる。
Jリーグも4月3日(金)の再開を目指していたが絶望的な状況になった。正式には発表されていないが「4月3日(金)あるいは4月4日(土)に再開できる可能性はほぼゼロ」と言える。4月18日(土)や4月25日(土)が再開日の候補に挙がっているが「専門家が4月後半以降が望ましいという認識を示した。」と報じられたことを加味すると「4月18日(土)の再開は難しい。」と思われる。早くても再開は4月25日(土)だろう。
プロ野球とJリーグが連携を取って話を進めていく必要があるが3月22日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催されたK-1の大会がバッシングを浴びている。政府ならびに県の自粛要請を無視する形で強行に開催したことが批判の対象になっているがそろそろ新型コロナに関する情報はいろいろ整理されてきた。一律にイベントを自粛するのではなくて臨機応変に対応すべきフェーズに突入していると個人的には考える。
■ 以下の3条件が揃ったとき感染が広まりやすいのは以下の3条件が揃ったときと言われている。
・換気の悪い密閉空間。
・多くの人が密集する。
・近距離での会話や発声。
K-1以外では宝塚も批判を浴びているがK-1については「3つの条件をすべて満たす。」とも言える。致し方ない事情はあったとは思うが強行開催はかなりの悪手だったと思う。宝塚に関してはお客さんが大きな声を上げることはほぼないと思うのでかなりマシだと思うが「万全の対策を立てた場合でも、3条件を満たさない可能性が高い場合でも、とにかくイベントを開催すること自体が駄目」と考える人は少なくない。
そして、そういう人は得てして声が大きい。昨今のSNS社会では極めて厄介な存在と言えるがJリーグは村井チェアマンを中心に出来る限り感染者が出ない万全の対策を考えている最中だと思われる。「十分な対策を立てる時間的な余裕がないので4月3日(金)の再開は難しい。」とも報じられているがそういう状況であれば受け入れるしかない。サポーターとしては上層部に任せて見守るしかない状況になっている。
■ 「先にJ3をスタートさせる。」というのは・・・。上層部は「J1とJ2とJ3の一斉再開」を目指しているだろう。J3に関しては3月7日(土)に予定されていた1節が行われなかったので厳密に言うとまだ今シーズンは開幕していない。「再開」ではなくて「開幕」になるが同じJリーグでもJ1とJ2では事情は大きく異なる。J2とJ3になるとさらに明確に異なる。「一斉に4月18日(土)や4月25日(土)にスタートできるのがベストな道」と言えるが分散スタートも考えないといけない。
個人的な意見を述べると「先にJ3をスタートさせる。」というのはありだと思う。例えば4月11日(土)に行われる6節から始めるというのも1つの方法だと思う。「長引くと経営規模的にクラブの体力が持たない。」というのも1つの切実な理由になるがJ3の2019年の平均観客動員数は2,396人である。J1と比べると11.6%ほど。寂しい話ではあるが「多くの人が密集する。」という条件を満たす可能性は相当に低い。
もちろん、J3リーグのみ、先にスタートした場合はサッカー観戦に飢えているJ1やJ2のクラブのサポーターがJ3の試合に集まることも予想されるがそもそもとしてJ3は地方のクラブがほとんどである。他クラブのサポーターが簡単に出向くことが出来るのはY.S.C.C.横浜とSC相模原とFC東京U-23くらいである。普段は2,000人や3,000人しか集まらないスタジアムに1万人を超える観衆が集まることはさすがに考えにくい。
集客率的には昇格組のFC今治がJ3のクラブの中では最も高くなるだろう。「ありがとうサービス. 夢スタジアム」の収容人数は約5,000人になるがJFLだった2019年でも平均観客動員数は3,101人だった。JFL時代でも60%くらいの集客率なので高確率だったがJ3に昇格したことで注目度や動員数は一気に上がるだろう。序盤戦はソールドアウトも期待できたがチケットの販売枚数を制限するなど対応は可能である。
■ ナイトマッチの開催が難しいクラブ他には
・アウェイのサポーターが少ない点。
・新型コロナが流行している地域で活動しているクラブが少ない点。
あたりも、J3リーグのみ、先に再開させても大丈夫なのでは?と思う理由になるが、その一方で、
・照明設備の問題でナイトマッチの開催が難しいチームがいくつもある。
という点は延期の時期が続くと困ったことになる大きな理由である。J1やJ2のクラブであれば平日の夜の開催も可能になるが、J3の場合、昨シーズンを例に出すと、八戸・岩手・福島・沼津の4チームのホーム戦は全て昼間の試合だった。遅くとも15時キックオフの試合なので「ナイトマッチの開催は難しい。」と思われる。また、藤枝の試合も遅くとも17時キックオフなので「夜の試合を行うのは難しい環境」と思われる。
また、昇格組のFC今治も昨シーズンは全てホーム戦はデイマッチだった。JFLはそもそもとしてほとんど全てがデイマッチなので「ありがとうサービス. 夢スタジアム」でJリーグのナイトマッチを開催できるのか?否か?は分からないが開幕前に発表された日程を見ると今シーズンのホーム戦も全てデイマッチになる。FC今治のホーム戦もナイトマッチの開催が難しいようだとスケジュールを決める日程君は大変である。
年間で38試合を戦うJ3は12月13日(日)が最終節なのでJ1やJ2と比べて日程を後ろにずらす余裕がほとんどない点も考慮するとしないといけないだろう。その一方で、「J3のみ先にスタートさせることで普段はほとんど注目されないJ3にスポットライトが当たる。」という期待感もある。再開に向けて万全の準備や対策をすることは大前提の話になるが新型コロナの騒動でマイナスの影響をばかり被るのは面白くない。
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