※ 2022年10月1日(土)の時点。
名古屋グランパス→ リーグ戦は5位、ルヴァン杯で初優勝を飾るなど一定以上の成績を残したフィッカデンティ監督との契約を更新せずに前・FC東京の長谷川健太監督を招聘した名古屋だったが30節を終えた時点で9勝9敗12分けで勝ち点「39」。10位と期待以下のシーズンになっている。30試合で26得点のみ。フィッカデンティ監督のときも得点力の高いチームではなかったが「1試合平均の得点数が0点台」というのは宜しくない。
最大の誤算はFWシュヴィルツォクのドーピング問題になる。2021年の夏に加入して14試合で7ゴールを挙げたエースストライカーが今シーズンはプレーできずにいる。FW山崎凌(→京都)も退団したのでFW酒井宣やFW柿谷などがフォワードの軸として期待されたが結果を出せず。夏にFW永井謙が電撃復帰するとFWマテウスとの2トップが機能してようやく勝ち点を稼げるようになったがCFの人選で苦労した。
ただ、FWシュヴィルツォクについては昨年末の時点でドーピング問題が発覚しており、「主張が全面的に認められなかったら長期間の出場停止処分が下る。」という状況だった。FWシュヴィルツォクの出場停止に備えた強力な外国人フォワードの補強は無かったので「シーズンの開幕までに復帰できるのでは?」と予想する人も少なくなかったが、結局、進展はほとんどなし。フロントが責められても仕方がない。
「FWシュヴィルツォク側の主張が認められそうなのか?否か?」はクラブとしてはある程度のレベルでは想像ならびに想定できるはず。「見通しが甘かった。」ならびに「備えが十分ではなかった。」と言われても仕方がない。その一方で守備陣はDF藤井陽が台頭して30試合で29失点のみ。守備陣は奮闘していることを考えると今オフの名古屋の補強ポイントは分かりやすい。攻撃陣を重点的に補強しないといけない。