遙かカナダ

木曜から雪が降り、山が白くなってきた。
日曜日に今年初のクロスカントリースキーに行ってきた。
ちょうどレースが開催されていたようで、駐車のスポットを見つけるのが大変だった。
1時間ほどやって、初日の今日は終わり。
12月上旬にはここでワールドカップが開催される。

Thompson Riverにスチールヘッドをやりに行った。
これはもうずーっと行ってなくて６年ぶりくらいではないか。
以前、ロッキーに住んでいたときに３回ほどやりにいったが、初回に友人がビギナーズラックで釣ったきりであとは、ぜんぜん釣れていない。
もちろん自分は小さなレインボーか外道しか釣れていない。
2001年に自分のビジネスを始めてからは時間もなく、精神的余裕もなく今回久しぶりの再開となった。

で、やはりThompsonである。
手強いのである。
初日の夕方はグレーブヤードを流すが、あたりもなし。
根掛かりで針をなくすこと数本。
他に日本人が数人来ていたようだった。
Thompsonも最近は日本人が増えているようだ。

夕暮れにレイクプールを流すが、やはりダメで、この日は終わり。
宿に帰りラーメンを食べ、ビールを飲み、焼酎を飲み、明日に備えて寝た。
同行のＹはアルコールを飲まないため、宴会にはならず。

2日目の朝6時起きで、6年前にそこで出会った片腕のおっさんが「朝一のポイントはここが良いんだ！」
と力説していたレイクプールへ。
すると、なんと見覚えのあるトラック。
そのオッサンが来てるではないの。
ま、いいか、上流から入っていけば問題ないだろうと、あまり流れのよくない上のほうから流していく。
数回流してまた根掛かりで針をなくして、その後数回キャストした。ふとおっさんのほうを見たら、
なんとフィッシュ・オンではないの！
おお、おおーっ！引いてるー。
自分の竿を仕舞い、見学に行く。
10分か15分のファイトのあと見事なスチールヘッドをランディング。
片腕なのに見事としか言いようのない一連の動作であった。
Ｙがオッサンに頼まれて彼のジャケットからカメラを出して、撮ってあげた。
「俺、前にも会ったことあるよ」と言ってたら驚いてたけど。
そういえば、名をジョーと言ってたな。

そのあと、二人近づいて来た。
オッサンと知り合いらしい。
あれ、昨日の日本人じゃない。
俺：「日本から来たんですか？」
彼：「そうなんです。」
彼：「カナダにお住まいですか？」
俺：「そうなんです」
彼：「あれ、前にも会ったことありません？」
俺：「あ、Ｔさんですか？」
Ｔ：「そうですよ。」
なんと6年前に会っていた人であった。
彼はその後、フライフィッシャー誌にThompsonの記事を書いて連載されていた。
もう一人はフライフィッシャー誌の副編集長のＴ氏であった。
いろんな出会いがあるものである。

でそのあともう一人の知り合い、Ｍ氏に会った。
彼はThompsonのスチールヘッドを、かなりの確立で釣り上げるツワモノで
ヴァンクーヴァーのフライショップ「ラディックス」で働いている。
時々、アドバイスをもらったり、商品を通販してもらったりしている。
でも実際に会うのは初めてというＥーメールの生んだ不思議な状況だった。

宿に帰って朝飯を食べ、Ｙランに行く。その後オーチャード・ラン、ボートランチとキャストを繰り返し、最後にまた、レイク・プールへ。
あ、またＴ氏たちがやってる。
あ、Ｔ氏がドライで掛けたがばらしたらしい。
ふーん、いるんだなあ。

自分たちはその上流を流して、今回の修行は終了となった。
来月、また来ようかなあ。

全部の写真を見るにはここ。
http://photos.yahoo.co.jp/bc/monashee61/lst?.dir=/Thompson+River&.view=t

今日もＡリバーに行った。
前回２週間前に行ったときには、この時期にしては異例の高水位でまったくダメであった。
先週、少し気温が下がってきたので、もしやと思い行ってみたがやはり水位が高いまま。
よって釣りもまったくダメ。

川原でなぜか熊の足首から先の部分が一つ落ちていた。
けんかでもして食いちぎられたりでもしたのだろうか？
不気味。
川の中州にはもっとでかい熊の足跡だらけだったので、早々に引き返す。
火曜日、水曜日は鋼鉄頭虹鱒にトライするぞ!!

今日は、店は暇だった。
多分、急に寒くなったからか、もしくはすでにクリスマス・ショッピングが始まったのか。
スタッフのみんなも暇だった。で、キッチンでは掃除、鍋磨き等が行われるのである。
ひと夏働いた、フライパンがストーブの上で6個もまとまって焼かれているところは、壮観であった。

明日は自分が休みなので、「店はきっと忙しいはずだ」というみんなの声もある。

今日も行ってきました、Ａリバー。
朝から天気がよくっていい感じ。気分爽快。
でも昨日までの雨で、増水してて、釣りになりませんでした。
こんなに水の多いＡリバーは初めて。
今年は例年になく、秋の気温が暖かい。そのせいで雨が雪にならずに川に流れ込んでいる様子。
早く水が引けばいいなあ。
でも、今日は釣りしてる最中に雪が降ったぞ。
帰りはＨ氏のところでホットタブに浸かり、夕食をご馳走になり、金曜から泊まりに行ってた息子をつれて帰ってきた。

先日のハロウィーンのことであるが、子供たちがあんなにかわいい衣装を着て、お菓子をもらって歩く、
それはそれはなんとも微笑ましいイベントであるのだけれども、なんと、その子供たちがもらったお菓子の中で”ピーナッツ・バター・カップ”というお菓子があるのだが、そのなかに針が仕込まれていたものが、数件発見された。
ＲＣＭＰ（カナダ騎馬警察）でいま調査中だと言う。
なんというやつがいるのだろう。
あんなかわいらしいお化けたちに、そんなことをして何が楽しいのか。

ハロウィーンである。
この日はディナーを開けていても、暇なので、夜は閉めることにしている。
で、スタッフで仮装パーティーをするのだ。
スタッフのＴとＫはかなり気合が入ってる様子である。
かなり前からずーっと衣装をさがしていた。
ついでに家に回ってきた子供やおねえちゃんの写真も取っておいたので載せておこう。