正気と平和を求めるもう一人のアメリカ人、スコット・リッターも阻止された
2024年6月7日
Strategic Culture Foundation
講演や放送のためのロシア渡航をリッターが阻止されたのは欧米帝国主義戦争主義者連中が真実を恐れている確かな証拠だ。
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今週ロシアでの講演と放送のためにスコット・リッターが渡航するのをアメリカ当局が悪質に阻止したのは欧米帝国主義戦争主義者連中が真実を恐れている確かな証拠だ。
実際彼らの「民主主義と自由」という主張には暗い影が投げかけられている。皮肉にもノルマンディー上陸作戦とファシズムとの歴史的戦いを記念する週であるにもかかわらず。
元米海兵隊員で国連兵器査察官のリッターは独立政治評論家、アナリストとして世界的に尊敬を集めている。リッターはアメリカとNATOによるウクライナ代理戦争の強力な批判者になった。対話と外交を彼は強く訴え、ワシントンと同盟諸国によるロシアに対する無謀な挑発が世界を核戦争へと導いていると警告している。
今週、ロシアのサンクトペテルブルク国際経済フォーラムに出席するため、リッターはニューヨークからイスタンブールへ飛ぶ予定だった。この年次フォーラムには世界中から何千人もの代表が集まる。アメリカ人警官によって彼は飛行機から降ろされ、空港から連行される前にパスポートを没収された。彼の渡航計画に対する厳しい禁止措置に関する公式説明はない。これは私的な問題だとしてアメリカ国務省はコメントを拒否した。
しかし、リッターの主張通り、この屈辱的行動が権力者により政治的に組織されたものであることに全く疑いの余地はない。狙いは、リッターが率直に政治的見解を表明しているというだけの理由で彼がロシアに行くのを阻止することだった。これは民主的権利の信じられないほどの侵害で、今や益々公然露骨になっている闇の勢力の活動の露出だ。
この事件は、法的に保護されている言論の自由がアメリカや他のNATO諸国でいかに踏みにじられているかを示す重大な例だ。検閲や「阻止」の他の多数事例は欧米諸国が、いわゆる敵国だけでなく自国民にも繰り広げている情報戦争の激しさを物語っている。
責任を負わない欧米当局が「ロシア偽情報」と公式指定したというだけの理由で欧米諸国の何百万人もの国民が重要な独立系ニュースやその他メディアの利用を阻止されている。RTやスプートニクなどのロシア報道機関は通常の局で視聴するのを阻止されている。
スコット・リッターは、いわゆる主流欧米メディアから追放された正気と真の知性を持つ尊敬されるアメリカ人の一人だ。他の人物には、ジョン・ミアシャイマー教授やジェフリー・サックス教授、元駐ソ連大使ジャック・マトロック、元CIAアナリストのレイ・マクガバンやラリー・ジョンソン、元国防総省上級専門家ダグラス・マクレガーやアール・ラスムッセンなどがいる。
これらの人々全員ウクライナにおけるアメリカ主導のNATO代理戦争に対する明快で知識豊富な批判者だ。彼らは長年にわたるウクライナへの不法介入を通じて戦争が煽られた経緯や、外交的、平和的解決の可能性がワシントンとNATO従属諸国に、いかに故意に妨害されているか説明する能力に長けている。1930年代の米海兵隊少将スメドレー・D・バトラーの称賛すべき精神で、彼らはいかに「戦争は詐欺」か示しているのだ。
ウクライナ戦争は、悪臭を放つ嘘とロシア嫌いの偏見に基づいて世界に売り込まれたのだ。凶悪な詐欺が行われつつあり、世界の未来が差し迫った危険にさらされている。
スコット・リッターは、上に引用した他の発言者たちと同様、企業が運営する欧米メディア放送局にインタビューされることはほとんどない。まさに彼や彼らが表明する批判的分析が、アメリカ政府とNATO同盟諸国から発信さられる戦争プロパガンダの虚偽を暴くことが理由だ。帝国プロパガンダは、欧米諸国国民に向け絶え間なく注ぎ込まれ、洗浄され「ニュース」として提供される。
欧米帝国主義の戦争煽動という暴政下、反対意見は許されない。5月15日に銃撃犯に撃たれて重傷を負ったスロバキア首相ロバート・フィツォに聞けばわかる。NATOの対ロシア戦争にフィツォは反対していると考えていたためだ。アイルランド人劇作家ジョージ・バーナード・ショーがかつて言った通り、暗殺は検閲の極端な形にすぎない。
今週、ノルマンディー上陸作戦の80周年記念日に、悪質なプロパガンダの実演が見られた。フランスでの記念行事を利用して、ジョー・バイデン大統領や他の欧米諸国指導者連中は「民主主義が攻撃されている」という悲観的警告を発し、ウクライナ戦争を第二次世界大戦でナチス・ドイツに対抗したことの再現として描き、ロシアをヒトラー第三帝国の生まれ変わりとして描いた。ノルマンディー上陸作戦の華やかさと式典全体が茶番だった。しかし、そのような吐き気を催すような歴史の歪曲は、二つ放送局を挙げれば、CNNやBBCなどにより、あたかも高貴な反映であるかのごとく欧米視聴者に報じられた。
確かに、民主主義と自由は攻撃を受けている。たとえ「リベラル」に聞こえる言説であっても、バイデンや他の欧米諸国支配エリート連中の寡頭政治基盤は益々完全なファシズムとして現れつつある。
選挙中止により事実上独裁者となったウクライナ傀儡大統領ヴォロディミール・ゼレンスキーもノルマンディーの要人中にいた。カナダ首相ジャスティン・トルドーも同様だ。ほんの数ヶ月前、カナダ議会でナチス退役軍人にゼレンスキーとトルドーは総立ちして拍手喝采したのだ。
バイデンや欧米エリートこそ、ロシアに対する世界戦争をウクライナで煽動している連中だ。例えるなら、NATOこそ、ナチス・ファシズムと戦争煽動の継承者なのだ。
バイデンやマクロンやスナックやチャールズ国王や他の無名欧米エリート連中が「民主主義と自由のための戦い」を称賛した同じ日に、武器や政治的隠れ蓑で連中が支援するイスラエル政権は、ガザ地区ヌセイラト難民キャンプで40人以上のパレスチナ民間人を殺害した。ほぼ9か月にわたる大量虐殺が、アメリカと、口先だけの二枚舌の欧米同盟諸国によって可能にされ、推進されている。
先週、ロシア攻撃にNATO兵器を使用することをこれら帝国主義諸国は公式承認し、ウクライナでの戦争を激化させている。今やロシア領を攻撃するためにネオナチ・キーウ政権軍が兵器を使用するのを支援すべく、マクロン大統領はフランス人軍事教官を公式派遣している。実際そうと言っていなくとも、これで全面戦争に一体どれほど近づくだろう。
バイデンや他の堕落した欧米戦争犯罪人は、第三次世界大戦の核戦争のリスクは「理論上の」ものだと主張し、国民の正当な懸念を無視している。
スコット・リッターや上記の尊敬すべき人々は、アメリカやNATO共犯者による嘘と犯罪的戦争煽動を反駁の余地なく暴露している。
リッターはテレグラム・チャンネルや代替メディアを通じて幅広い支持を得ている。
これは重要な情報に対し、膨大な大衆は大いに耳を傾け、容赦ない戦争行為に反対していることを示している。つまり客観的情報と真実に耳を傾けているのだ。
主流メディアやインターネットから代替メディアの意見入手が遮断されたのは「戦争で最初に犠牲になるのは真実だ」という格言の典型的な証拠だ。
地球の存続が危機に瀕しているのは、美徳や平和の模範として描かれる狂気の戦争屋連中に抵抗する人々の力が、主に嘘をつくメディアによって否定されているためだ。
真実を語ることを主張する人々が、ジュリアン・アサンジのように独房に閉じ込められたり、スコット・リッターのように移動や言論の自由を否定されたり、スロバキア首相でウクライナにおけるNATO政策を批判したロベルト・フィツォのように暗殺の標的にされたりする際、暗く邪悪な時代に我々が暮らしていることがわかる。
歴史を過去から現在に逆転させることができるなら、80年前、ファシズムと戦うためノルマンディー海岸に上陸した何十万人もの普通のアメリカ人やイギリス人や他の同盟諸国の兵士たちは、彼らの記憶と犠牲を利用して今週そこに集まったバイデンや他のエリート同類連中を攻撃したはずだと我々は敢えて言おう。
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Judging Freedom
Colonel Douglas Macgregor : Netanyahu’s Days Are Numbered 31:40
デモクラシータイムス
【横田一の現場直撃 No.271】 ◆姑息小池の「選挙運動」◆ 鈴木新知事リニア変節? ◆ 維新 北陸新幹線再考 1:10:05
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■【中継番組表】
■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】
■【第1弾! イスラエルの戦時内閣から、国民からの支持の高いガンツ前国防相が離脱!】与党リクードと連立政権を組む極右政党のスモトリッチ財務相が、早速「戦時内閣入り」を要求するが、却下される! 比較的「穏健派」のガンツ氏離脱により、ネタニヤフ首相は、今後ますます極右頼みになるのか!?(『CNN』、2024年6月10日)
■【第2弾! デンマークのフレデリクセン首相がポーランド人の男に襲撃され「軽度のむち打ち症」!】警察は早々に「政治的動機によるものではない」と発表したが、事件当日はEU議会選挙の投票日! 各国の溝が深まる! フレデリクセン首相を「友人」と呼ぶNATOのストルテンベルグ事務総長は、「NATO加盟国は、我々の価値観、自由、民主主義、法の支配を守るために団結している」と苦しい弁明!(『BBC』、2024年6月8日)
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