ミッチ・マコーネルの人間性が現れた瞬間
ミッチ・マコーネルは再び公の場で動かなくなったが過去数週間で二度目の出来事だった。
ケイトリン・ジョンストン
2023年8月31日
ミッチ・マコーネルが再び公の場で凍りついたが過去数週間で二度目の出来事だった。
彼はただ静かに立っていた。おそらくトルーマン政権以来初めて、彼の顔に穏やかな子供のような笑顔がちらついた。
その瞬間、ミッチ・マコーネルの死につつある脳は苦闘し、今の現実を理解し損ねたが、彼の顔から全ての憂鬱が消えた。DC沼地における生涯の全ての下向きの力。全ての深刻さ。全ての陰謀。全ての戦争挑発、専制政治、虐待。
記憶喪失の無実の瞬間、ミッチ・マコーネルを見て、彼が一体何人殺すのを手伝ったかをあなたは決して知ることはできない。彼がどれほど苦難を引き起こしたか。喜びのない企業ディストピア推進で、彼がどれだけの人類の健康と繁栄を凍らせたか。
あなたが見るのはただの男だ。かわいい無害な困惑した老人。全ての暗く、密集し、収縮したエネルギーは、親密な甘く優しい不可分の瞬間に彼の姿から消えた。
連邦議事堂は戦争屋と原則が死ぬ場所だ。それは精神病質者のための介護施設だ。外国に爆弾を投下することで性的満足を得た人々が腐朽を待つために行く老人ホームだ。場所全体が夜驚症と尿に満ちている。
連邦議事堂は老年支配政治の司令部で、ラスベガスのスロットマシンで遊ぶ退職老人のように、車椅子に座り、おむつをした惨めな80代老人が環境破壊と核の瀬戸際政策のレバーを引き続け、人生を楽しめるはずの若い世代に最後の「くたばれ」を言うための場所だ。アメリカ人に民主主義で暮らしている幻想を与えるために、帝国に反対する立場をとるには余りに萎縮しミイラ化した魂を倉庫保管する場所だ。
ジョー・バイデンはマコーネルを良き友人と呼んだが、もちろん彼らは良き友人だ。連中は同じ種類の怪物だ。企業ロゴと低額寄付者の晩餐会で作られた、同じ類の使用済みの、半死のベルトウェイがらくたは、議員の道を歩み出した瞬間から、戦争、軍国主義、緊縮財政、権威主義を推進してきたアルツハイマー治療薬アリセプトと木工用接着剤でまとまっていたのだ。
これが世界帝国のハブだ。これが実態だ。腐敗。老衰。飛び散った血。修理不能だ。そして、ハリウッドの見せ方専門家がやって来て、きれいに扮装させるのだ。
しかし、それも全て神経学的破綻の瞬間に消えた。マコーネルの当惑した心の中で、色や音や感情が言い表せないほど渦巻いて、はるか昔の記憶さえなかった。
おそらくいつの日か、これが帝国全体に起きるだろう。いつものウソのため、全てが突然消え、操り手全員が日光の下で愚かにまばたきし、もはや存在しない道具や、もはや力を持たない言葉の魔法に手を伸ばす。
おそらくいつの日か、ミッチ・マコーネルの頭の中の概念構成ネットワークのように、全ての幻想が消えるだろう。おそらくいつの日か、帝国が使用人を呼んでも、誰も答えず、舞台に閉じ込められた俳優が台本のせりふを繰り返し、出番を忘れた仲間の出演者を待つように、心配そうに呼びかけを繰り返すだろう。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/08/31/mitch-mcconnells-brief-flash-of-humanity/
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