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2018年7月21日 (土)

トランプ大統領を打倒する来るべきクーデター: 最高レベルでの反乱

2018年7月19日
Paul Craig Roberts

 軍安保複合体の年間予算は1兆ドルだ。この膨大な金額はdrawn from多くのニーズが満たされていないアメリカ納税者。そのような莫大な予算を正当化するには本格的な敵が必要だ。軍安保複合体や複合体の手先のマスコミや政治家が、ロシアをその敵として指名した。複合体と、その政治とマスコミ代理人はトランプロシアとの関係正常化を許すまい。

 ワシントンが作り出した核大国間の危険な緊張をトランプ大統領が緩和するのを阻止するため、軍安保複合体は、証明済みのでっち上げながら、果てし無く繰り返されているおかげで多くの人が信じているロシアゲートを画策した。軍安保複合体は、12人のロシア人の不当起訴を画策した。軍安保複合体はマリア・ブティナの不法逮捕を画策した https://www.nytimes.com/2018/07/18/us/politics/maria-butina-russia-espionage.html その他、その他。

 連中が雇い支配している政治家と売女マスコミを利用して活動している軍安保複合体が、これまでのあらゆる大統領が認め、行動していた大統領のごく当然の日々の責任、核戦争に至りかねない緊張の緩和を、重大な犯罪に変えてしまったのだ。トランプ大統領は、和解しようとしたかどで、反逆罪だと非難されているのだ!

 無知な人々は、これは馬鹿げていると考え、笑うだろうが、フィニアン・カニンガムが言っている通り http://thesaker.is/coming-coup-against-trump/ 、トランプ大統領はアメリカの反逆的な敵として仕立て上げられつつあるのだ。軍安保複合体が、選挙で選ばれたアメリカ大統領に対するクーデターを展開する中、現在、我々は最高レベルでの反乱を経験しているのだ。

 1961年、最後の演説で、ドワイト・アイゼンハワー大統領が、軍産複合体はアメリカ民主主義に対する脅威だとアメリカ人に警告した。アメリカ大統領による、これ以上真実の言葉はない。それから間もなく、軍安保複合体は、ソ連指導者フルシチョフと和平の方向に動いたかどで、ジョン・F・ケネディ大統領を暗殺した。ソ連と余りに多くの軍縮協定を結び、中国と国交を回復したニクソン大統領を追放するため、軍安保複合体は、その手先、ワシントン・ポストを利用し、軍安保複合体が、ニクソンに辞任を強いるのに使った“ウォーターゲート危機”を画策した。今や軍安保複合体は、アメリカ大統領に対する反乱をあからさまに煽り立てている。その可能性が極めて高いが、もしこの策謀が成功すれば、アメリカは完璧なディストピアとなり、あらゆる自立した意見が封じ込められよう。

 トランプは一体誰に頼れるだろう? 自分の政党には頼れない。自分の閣僚には頼れない。印刷メディアにも、TVメディアにも、NPRにも頼れない。ヨーロッパには頼れない。シークレットサービスには頼れない。ペンタゴンには頼れない。無知なアメリカ国民には頼れない。トランプには“彼を支持する惨めな連中”しかおらず、彼らは組織化されておらず、トランプが排除された後、報復を受けるだろう。

 ワシントンと合意しようという努力で、プーチンとラブロフは無駄骨を折り続けている。遅かれ早かれ、プーチンとラブロフは認めざるを得なくなろう。プーチンとラブロフが本当の状況を理解すれば、戦争か、降伏だけが、選択肢だということを悟るはずだ。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

 記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/07/19/the-coming-coup-to-overthrow-president-trump-sedition-at-the-highest-levels/

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 宗主国の大本営広報部のひどさ、想像を超えそう。いや、最大属国の大本営広報部のひどさを見ていれば、 容易に想像はつく。

 関良基教授の著書『赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢』、知人にも差し上げて喜ばれたが、ご専門は日本史ではない。今回のインタビューでは、ご専門の話が伺える。ブログでも、主張しておられる。

 ダム治水からの脱却を

日刊IWJガイド・簡易版「今日午後2時30分より、『西日本豪雨による被害は天災ではなく人災!? 国による問題だらけの治水事業の実態に迫る!岩上安身による関良基教授(拓殖大学政経学部)・まさのあつこ氏(ジャーナリスト)インタビュー』を、全編フルオープンで中継します!
/7月29日(日)【IWJファンドレイジング in Hot Summer 2018】開催まで残り8日! 現在参加ゲストは6名が決定! 参加予約者数はついに定員の60名に達しました!ご予約してくださった皆様、本当にありがとうございます!ただ今、キャンセル待ちのご予約を受け付けていますので、ぜひ、参加予約受付フォームよりご応募ください!/他」2018.7.21日号~No.2137号~

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コメント

           濁流の中で泳ぐ-山の神を怒らせてはいけない-
 
  台風一過。その3,4日後であろうか,いくらか水量の少なくなった濁流の中で子どもたちは泳いでいた。流れが急の中,泳いでいたのか,流されたのかは定かではない。距離もはっきりしないが100mぐらい一気に流され,対岸の足場のある河原に辿り着く。
  今思えば教育委員会から怒られる波乗り,川下りであった。先輩に誘われて喜んで参加した。後にこの川下りが算数の「流水算」の理解に役立つとは思わなかったが,この川は明治時代,列車転覆事故で列車がこの川に転落し,19名が亡くなられた。駅にはその記念碑がある。市場原理主義のこの時代でも,撤去されてはいないようだ。駅付近は駐車場になっているそうな。
  ところでこの川は河原と河岸段丘(高台)とに分かれる。河原は台風が来ると毎回堤防決壊の危機に陥った。消防団員が見張りに立つ。堤防というより鉄橋の橋げたを監視していたのであろう。しかし高台にあった家々は当然ながら洪水被害に遭わなかった。大風で屋根が吹っ飛ぶぐらいの被害であった。問題は河原にある水田や人家である。昔は人家は僅かしかなかった。しかし村の了解では大水(洪水)になっても河原に住んでいる人を助けに行かないことになっていたそうだ。住んでもいいし水田を耕してもいいが,自己責任でやってくれということであったらしい。

  記憶があいまいで申し訳ないが,こういう河原近くで育った小生の拙い経験から言えば,ブログ主ご紹介のように,『ダムはムダ』であろうと思われる。まず川が氾濫すれば水田以外の河原を流れる小川に魚が逃げ込む。我々はこの魚を捕ることで暇な時間を潰して遊んだ。また清水も湧く。その冷たさが忘れられない。世情に反して川が氾濫してほしいのだ。
  ところで私事にわたって恐縮だが,両親はある農家からコメを買っていた。その米は美味しいという。なぜなら氾濫した後の水田は上流から流れてきた栄養のある土壌がたまり,米を美味しくするらしいからである。フクシマの原発が暴発した以降,小生は実家でご飯を食べなくなったが,化学肥料をまくより自然の栄養の方がいいだろうから,堤防は決壊してほしい。つまり「耐越水堤防」ではなくて「決断」である。
  「決断」とは田中康夫長野県元知事のご教示によれば,中国に倣ったらしい。つまり,わざと堤防を造らないで川を氾濫させるのだそうだ。そういう場所を確保して他の地域に過大な被害を及ぼさないことを「決断」というのだそうだ。しかも栄養豊かな土砂が運ばれるので植物が良く育つ。実家のコメを思い出す。
 
  現代はブルド-ザ-の時代である。宅地を造ってはいけないところに宅地を造る。建設許可があるから瑕疵がない。しかし昔から先人が家を建てないところを開発して安全だと称して建設許可を出してきたのは地方の土建政治である。それを助けたのがダム事業であり,国交省ダムダ官僚である。
  気象庁から大水予報が出ているにもかかわらず,ダム貯水と緊急放水を命じただ管理者の行為は犯罪であろう。濁流の中を泳いだ小学生でも分かる。
  すでに開発され住宅地となってしまった家屋に住んでいる方々が沢山いる以上「耐越水堤防」やア-マ-・レビ-工法は必要であろう。しかし田中氏の強調される「鋼矢板2枚」を堤防に入れる工法が取り入れられていれば,防げた堤防決壊は多々あったように思われる。国交省のダム官僚が邪魔したそうだ。森友学園土地激安払い下げ問題でも国交省が絡んでいる。おそらく国交省は不要なのかもしれない。

  ところで福島県境に近い那須高原では別荘開発が盛んである。歌手西川峰子氏の別荘が流されたことがあった。農家で飼われていた牛も流された那須の大水害。その後河川大改修が行われて最近では洪水は起きていないという。しかしまた近いうちに大洪水に見舞われるような気がしてならない。なぜなら,別荘乱開発が以前よりさらに進んだからである。山には山の神が住んでいる。大水で被害を受けないように山腹には先人が造った水の「通り道」がある。また自然の湧き水とその出口がある。しかし山肌を削り,その通り道を破壊したのがダム行政であり,地方土建行政である。

  最後になるが,田中康夫氏は流木被害についても元知事としての知見を披露されている。林業を盛んにし,雇用を増やす。間伐した木材を再利用する。
 真備地区をはじめとして流木がさらに洪水被害を拡大したことが報告されている。なぜ流木がこれほどたくさん流れてきたのか。林野庁の予算がなかったからであるらしい。
  間伐した材木がその場に放置されたという。大雨で河川まで流され下流に向かったのであろう。林野庁の役人も犯罪者である。国交省の役人は厄人であり,犯罪者でもある。予見できたはずだ。

  長野県ではガ-ドレ-ル等に材木を使っているという。間伐した木材の使い道はほかにもあるだろう。例えば学校校舎。コンクリの学校の屋上へ行けば熱風が吹き荒れる。教室の中はどうか。昔と違うところは机や椅子がすべて木でできていないところ。金属と少々の木材で作られた机と椅子。これでは「木」偏の意味が分からないから漢字の能力も落ちるだろう。
  コンクリの壁に木材を張り付けてはどうだろうか。朝顔の蔓を校舎にかける学校を見ることがあるが,それも一法。校舎に簾をかけ,校庭を緑化し,屋上も緑化し,ク-ラ-を設置しなくても暑くない学校造りは可能であろう。しかしそれだけではない。

  机や椅子に彫り物を入れることができる。南洋の町では刺青を多く見かける。しかしまさか日本では歓迎されないだろうが,机や椅子や壁に傷を付けて「思い出」とする児童・生徒もいるに違いない。さればこそ12万人以上もいる「登校拒否」生徒も少なくなるのではないだろうか。
  イタリアのトリノだったかミラノだったかよく覚えていないが,椅子のデザインの素晴らしいものがあったような気がする。奈良の法隆寺も飛騨の椅子もみな木製である。ダム役人を失職させ,林野庁を含めた国交省を廃省してその余った予算による材木の活用が待たれる。山の神を怒らせてはいけない。
 
追記:あの人は今。あの八ッ場ダムはどうなったのか。始めは約800億円のダム予算だったが2500億円と膨らみ,現在では1兆円以上かかるらしい。小さく生み大きく育てる。キャリア官僚の常套手段。さらに八ッ場ダム関連の独立行政法人が6つぐらいあるらしい。八ッ場ダム様々である。

追記2:田中氏に「決断」の意味を教えたのは実業家の宋氏であるそうな。黄河を治める者は中国を治める。決断とは大河の洪水を治める一つの小さな知恵であったのであろう。
追記3:愛知県豊田市で生活科で公園に出かけた小学1年生が熱中症で死亡したという痛ましい事故が発生した。これは気温が39℃もある中で行軍を強制した引率教員たちの過失である。しかしこの事故はエアコン設置とは関係ない。
 この死亡事故を理由に学校に冷気製造機(エア・コン)をもっと設置しようとする提案が俄かに盛んになったが,電力会社から金をもらった宣伝である。すでに申し上げたように,学校を暑くしない方法はいくつかある。教室の温度を上げないために教室に「氷」を持ち込む方法もある。製氷会社から氷を買い各教室に配布する。しかるにエア・コン設置・運営費と製氷を買う費用とはどちらが高くつくのであろうか。教育委員会は調べるべきだ。
  製氷会社がない場合は,大型冷凍庫で氷を作る。そうしてまた費用を比較する。おそらく製氷の方が安く上がる。暑いのは7月と9月である。
 ところで冷気製造機は暖気製造機でもある。内側が涼しくなれば外側は暑くなる,ゼロサム(総和不変)の社会である。つまり外側の気温はさらに高くなる。子どもは校庭で遊びたがる。健康にいいはずがない。
  熱帯に住んでいるが町の複合商業施設に入ると急に体が冷える。施設から出るとムッとして暑さを余計に感じる。メガネなども曇る。健康にいいはずがない。
 東京都の学校などでは冷気製造機(エアコン)の設置率は90%を越えるらしい。東京砂漠では仕方ない対処なのかもしれない。しかし地方で設置率を90%にするのは電力会社を利するバカげた対処である。校庭を芝生化し緑化する。金属製の遊具はなるべく設置しない。

追記4:いくらか自慢話になるが,栃木県元知事の故船田譲氏は木の学校を提唱されていた記憶がある。そうしてできた木造りの学校もあったが夭逝された後,コンクリの学校がまた増えた。今また参院の議員数6増に対して反対をした栃木県出身の自民党議員もいる。この保守性の強い県で生き残るのは大変だろう。なお,この議員は公聴会で「集団的自衛権違憲」の考えを持つ政府側参考人を選んだ議員でもある。

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