ムンバイ・テロリスト、チェチェン作戦を使用
Russia Today - 2008-11-28
インドの都市ムンバイで、150人以上の人々を殺害し、300人以上を負傷させたテロリストは、チェチェンの過激派が北カフカスで使ったのと同じ戦術を使用したと、ロシアの大統領対テロ特使アナトリー・サフォーノフは語っている。
1990年代に北カフカスの町で、テロリストが家や病院を占拠し、無数の人質をとった。
「これらの戦術は、過激派チェチェン人野戦司令官シャミール・バサーェフやサルマン・ラドゥーエフが、ブジョンノフスクとピェルヴォマイスコエの町を襲撃する際に使用された。歴史上始めて、町全体が威嚇され、家や病院が占拠された。ムンバイ・テロリストは、こうした戦術を良く学んでいる」とサフォーノフは、木曜日にロシアの通信社インターファックスに語った。
ムンバイ・テロは、地域レベルの対テロ対策は十分ではないことの証明だとサフォーノフは語った。
「実在しない脅威との戦いや、ある国々の指導者による軍事上の冒険を支援するために、世界は膨大な資源を使っている。それなのに、大都市が一握りのテロリストによる襲撃に対して無防備であることが明らかになったのだ。世界規模のテロが最大の課題であり続けているという、一つの警告だ」サフォーノフはインターファックスにそう語った。
彼はまた、ムンバイ攻撃テロ集団の背後を徹底的に調べるのはインド諜報機関の仕事だと指摘した。「何らかの著名なテロ組織の下部組織」であるか否かを判断する必要があろうとサフォーノフは語っている。
大統領特使は、ロシア-インドの対テロ作戦作業グループが近い将来会合できると良いと期待を表明した。
「インドの人々への支援とお悔やみの気持ちを表明し、ムンバイのテロ攻撃で身内や愛する人々を亡くされたご家族に同情申しあげる」とサフォーノフは語った。
木曜日 テロリストは、ムンバイで、何軒かの一流ホテル、レストランと鉄道駅を含む10の標的を攻撃した。
警察は、都市の支配権を奪還したと語っている。
記事原文のurl:www.russiatoday.com/news/news/33921
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上記urlには煙があがるムンバイのホテルに似たブジョンノフスクの病院の写真がある。
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