■ 対戦相手は3部リーグのシュポルトフロインデ・ロッテドイツ杯の準々決勝。ドルトムントは3部リーグに所属するシュポルトフロインデ・ロッテとアウェイで対戦した。ドルトムントは国内リーグはここまで12勝5敗7分けで3位。CL圏内に位置するが4位のホッフェンハイムとの差は「1」。5位のヘルタ・ベルリンとの差も「3」のみ。国内リーグに加えてベスト8進出を果たしたCL、同じくベスト8まで勝ち進んだドイツ杯も佳境に入っているので過密日程になっている。
ドルトムントは「4-1-4-1」GKビュルキ。DFピズチェク、ギンター、バルトラ、シュメルツァー。MFカストロ、デンベレ、香川真司、プリシッチ、ゲレイロ。FWシュールレ。22試合で22ゴールを挙げているエースのFWオーバメヤンはベンチ外。FWロイスもベンチ外。日本代表のMF香川はインサイドハーフの右で先発起用された。先週末の国内リーグのヘルタ・ベルリン戦(A)に続いて2試合連続スタメンとなった。
■ 3対0でドルトムントが勝利してベスト4入り試合は格下のシュポルトフロインデ・ロッテが健闘。ドルトムントは思うようにチャンスを作れない。前半11分にはキーパーと1対1の決定機を作られるなどシュポルトフロインデ・ロッテの勢いに押される展開になる。フランス出身で19歳のMFデンベレはボールを受けたら積極的に仕掛けてチャンスを作ろうとするが空回りするケースが多かった。前半のドルトムントはほとんどいい形を作れず0対0で折り返す。
迎えた後半4分にMF香川が裏への飛び出しから決定機を迎えるがほとんどシュートコースがなかったのでいいタイミングで飛び出してきたキーパーに防がれてしまう。それでも後半12分にショートカウンターを繰り出すとMFデンベレのノールックパスを受けたMFプリシッチが決めて先制に成功する。さらに後半21分にはMF香川のクロスからMFゲレーロが折り返したボールをFWシュールレが決めて2点目を奪った。
そして後半38分にはゴール右寄りでFKを獲得すると左SBのDFシュメルツァーが左足で豪快に決めて3点目。3対0とリードを広げた。3対0で勝利したドルトムントはベスト4進出が決定。準決勝で宿敵のバイエルンと対戦することになった。MF香川は2試合連続でスタメンフル出場。2点目のゴールに絡む活躍を見せた。次は3月17日(金)に国内リーグの25節。インゴルシュタットと対戦する予定になっている。