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ワクチン未接種者は国家の敵となるか?専制政治が完成に近づいている

Will the Unvaccinated Become an Enemy of the State? Close to the Breaking Point of Total Tyranny

ワクチン未接種者は国家の敵となるか?専制政治が完成に近づいている

By Timothy Alexander Guzman

Global Research, November 23, 2021

<記事原文 寺島先生推薦>

Will the Unvaccinated Become an Enemy of the State? Close to the Breaking Point of Total Tyranny - Global ResearchGlobal Research - Centre for Research on Globalization


<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2021年12月6日



 ファシズムがヨーロッパに戻ってきた。オーストリアは世界で初めてワクチン未接種者に宣戦布告した国の一つとなったからだ。実験的な注射を拒否した人々に対してロックダウン(監禁措置)をおこなうと発表したが、ワクチンを接種した人々に対しても同様の措置を取ることにしたため、国が再びロックダウンされることになったのだ。気になるのは、オーストリア政府が最初にワクチン未接種者を対象にしたことで、これはナチス・ドイツがドイツ国民としての基準を満たさない特定の人々をターゲットにした時代を私たちに思い出させる。 AP通信は、「オーストリア政府は、コロナウィルス感染者と死亡者の急増と闘うために、日曜日の真夜中に始まるワクチン未接種者の全国的な監禁措置を命令した」と報じている。

‘Austria orders lockdown for unvaccinated people as COVID cases soar’


ワクチン未接種のオーストリア人にとって、ロックダウンは何を意味するのか?

 「この動きは、仕事、食料品の買い物、散歩、あるいはワクチン接種などの基本的な活動以外で、12歳以上のワクチン未接種者が家を出ることを禁止する」。

 言い換えれば、オーストリアはオーウェルの小説『一九八四年』のシナリオの中にあり、完全な専制政治の頂点に近づいている。

 オーストリア当局は、「感染症や死亡者の増加を懸念しており、まもなく病院のスタッフが、増加するCOVID-19患者に対応できなくなるだろう」と言った。「国民を守るのはオーストリア政府としての仕事だ」と、アレクサンダー・シャレンベルク首相は日曜日にウィーンで記者団に語った。「従って我々は月曜日から...ワクチンを受けていない人を対象として監禁措置を取ることにした」

 この時点では、それは誰もが驚くことではない。私たちはこうなることを予測していた。 現在、オーストリアだけでなく、オランダ、クロアチア、イタリアなど、他の国でも政府によるロックダウンやワクチンパスポートに反対する抗議活動が行われている。 要するに、ワクチンを受けていない人たちがターゲットにされている。 例えば、元KISSiconのジーン・シモンズのように、予防接種を受けていない人を「敵」と呼ぶ有名人もいる。TMZ.com [2005年11月8日に開設された、エンターテインメントとセレブリティに関するニュースサイト]によると、シモンズ氏は最近、Talkshoplive[[#]TalkShopLive®]のRock 'N' Roll Channel(ロックNロール・チャンネル)でインタビューを受け、「極左も極右も、どちらも悪だ。どちらもあらゆる種類の無意味なことを広めている。政治は敵だ」「ワクチンを打たずに我々の間を歩こうとしているなら、君は敵だ」と語っている。

 これはまだ始まったばかりだが、ロックダウンや有名人が予防接種を受けていない人々を敵と呼ぶだけではなく、大手製薬会社の側に立ち、政府の命令に従う医師たちも、人々の医療サービスを拒否することで、予防接種を受けていない人々に宣戦布告している。

 R.M.ハフマン博士によって書かれた記事がRT.comに公表された。「医師として、Covidの予防接種を受けていない人の治療を拒否しても良いと考えている人への私のメッセージ」と題する記事には、「どんな理由であれ予防接種を受けることを拒否している患者の治療を拒否することを、何人かの医師たちは公然と議論している。これは危険な前例となり、医療行為の基本的な原則を打ち砕くことになる」と述べ、「陰湿な感情がアメリカとイギリスに蔓延し始めていて、その感情は政治家や評論家、そして最も気がかりなことに医師自身によって表現された。つまり、Covid-19にかかったワクチン未接種者には医療を拒否すべきだということだ」としている。 これは明らかにワクチンを受けていない人に対する宣戦布告であり、医師自身が、ワクチンを受けていない患者が病気になったり死んだりすることを認めているのだ。ハフマン氏は、このような医療業界の不穏な動きに警鐘を鳴らした。

 さらに事態は悪化している。ミズーリ州の元上院議員、クレア・マカスキル氏も、ワクチンを受けていない人たちの保険料を上げろと言っている。 イギリスのテレビタレント、ピアーズ・モーガンは、800万人近いツイッターのフォロワーに向けて、NHS(国民健康保険)はワクチンを受けていない人たちに病院のベッドを拒否すべきだと要求している。 アリゾナ州の救急医療医は、食料品店でマスクを外した人々のビデオクリップに「死ね」というメッセージを添えている。マサチューセッツ総合病院の肝臓外科医が提案しているのは、Covidワクチンを拒否することは、医師にとって事実上「挿管しない」「蘇生しない」命令として扱われるべきだということだ。これらは、個人的な考えでも、過労の同僚との静かな会話でもない。これらは行動の呼びかけであり、ソーシャルメディアで共有され、公開を意図したものだった。これは、あなたを恐怖に陥れるはずだ。

  ワクチンを接種していないという理由で、彼らはすでに医療を拒否している。ニュースチャンネルwkyc.comは、「COVID-19の予防接種を義務付けるクリーブランド・クリニックの新方針により、臓器移植手術が中止される」と題して次のように報じている。それは、マイク・ガニムという男性が命を救う腎臓移植手術を受けようとしていたが、妻のデビによると、ドナーがワクチンを接種していなかったために手術がキャンセルされたという通知を受けた、ということだ。

 デビ・ガニムさんによると、クリーブランド・クリニックが新しい安全政策を導入し、生体ドナーと臓器受領者の両方にCOVID-19の予防接種を義務付けたことを10月8日に知らされたそうです。マイクは完全に予防接種を受けているが、ドナーは受けていない。

 しかし、ワクチンを接種した人たちは、世界中でブレイクスルーの症例を目の当たりにしている。遡ること2021年7月18日、スコットランドを拠点とするニュースサイト「The Expose(暴露記事)」は、「スコットランド公衆衛生局によれば、5,522人がスコットランドでCovid-19ワクチンを接種してから28日以内に死亡した」という記事を掲載し、情報公開請求に基づくCovid-19統計報告で、スコットランド公衆衛生局(PHS)が公開した内容を以下のように明らかにしている:
 2020年12月8日から2021年6月11日の間に、スコットランドでCOVID-19ワクチンの接種を受けてから28日以内に合計5,522人が死亡した(ワクチン接種から死亡までの日数は0~27、0は接種日、全年齢層)。これらの死亡者の日別、ワクチンの種類別の内訳は、本報告書と一緒に提供されるスプレッドシートで確認できる。

 2021年8月16日、science.orgに、イスラエルから発信されたブレイクスルーの事例に関する記事「イスラエルからの厳しい警告: ワクチン接種はデルタを鈍らせるが、倒すことはできない:早期のワクチン接種と卓越したデータで、イスラエルは世界に実在するCOVID-19研究所である』」では、「注射」を受けたイスラエル人の現実がどうなっているかを述べている。

 明らかになっているのは、「ブレイクスルー」の症例は、その言葉が意味するような稀な出来事ではないということだ。8月15日の時点で、COVID-19で入院した重症または重篤なイスラエル人は514人で、わずか4日前に比べて31%増加した。この514人のうち、59%が完全にワクチンを接種していた。ワクチン接種者のうち、87%が60歳以上だった。

 「ブレイクスルー感染症が非常に多く、入院患者のほとんどが実際にワクチンを接種している。『ワクチンは効果があるが、十分によく効いていない』ということが、イスラエルでは大きな話題になっている」と、イスラエル工科大学(テクニオン)の生物情報科学者で、政府のCOVID-19に関するコンサルティングを行っているウリ・シャリットUri Shalit氏は、述べている。

 11月12日、アンソニー・ファウチ博士は、ニューヨーク・タイムズ紙のポッドキャスト「ザ・デイリー(The Daily)」で、「ブレイクスルー感染症」が着実に増加しているというイスラエルから届いた最新のデータがあることを認めた。

  「感染症に対する免疫力だけでなく、入院やある程度の死亡に対する免疫力が低下しており、それがすべての年齢層に及んできています。高齢者だけではありません。免疫力の低下により、ブレイクスルー感染症にかかる人が増えており、ブレイクスルー感染症にかかった人が入院するケースも増えています」と、ファウチ氏は語った。

 ワクチン接種した米国の人々にとっては、悪いニュースが彼らの行く手にはだかっている。AP通信が、「COVID-19感染者の多発しているところを見れば、米国で次に何が起こるかがわかるだろう。本当はワクチン接種をした人々が問題なのだ」と題した記事で、ワクチン接種者の間でCovid-19感染率が上昇していることを報じたからだ。

 ニューメキシコ州では、平均以上のワクチン接種率にもかかわらず、集中治療室のベッドが不足している。免疫力の低下も影響しているかもしれない。早期にワクチンを接種し、まだ追加接種を受けていない人々は、ウイルスの最も悲惨な結果からある程度守られているにもかかわらず、感染者数を増加させている可能性がある。

  ワクチン接種率100%のジブラルタルは、世界で最もワクチン接種率の高い国の1つとされているが、過去7日間で1日に付き47の症例の増加があった。express.co.ukが「Covid-19急増の中、ジブラルタルはクリスマスのお祝いを中止」と題して報じた記事では、次のように述べている:
 政府は国民に「自己判断」を呼びかけていますが、少なくとも今後4週間は社会的なイベントを行わないよう「強く」勧告しており、個人的なクリスマスイベントを行うことを人々に思い止まらせています。ジブラルタルでは、10月から11月にかけて、COVID-19の有効な症例が着実に増加しており、ここ数日はそのペースが増しています。

 現在、医学界では、追加の保護を与えるために、終わりのない追加のワクチン摂取を推し進めている。大手製薬会社、世界保健機関(WHO)、そして連邦政府、州政府、地方自治体の職員や民間企業にワクチン接種を義務付けている様々な政府は、主流メディアを通じて、ワクチンを接種していない人が問題になっているというシナリオで、自分たちのアジェンダを推し進めている。しかし、それは嘘であり、病気になっているのは明らかにワクチンを接種した人たちであり、多くの人が死んでさえいるのだ。現在のアメリカではテロリストは、銃の所有者、反戦活動家、ウィキリークスのような本物のジャーナリスト組織、その他の反体制組織や個人ということになっているが、まもなくワクチンを接種していない人々もそうなるだろう。新たな敵がリストに加えられ、彼らは「反ワクチン主義者」と呼ばれている。政府や大手製薬会社が、ワクチンを受けていない人たちに対して、ファシズム的な十字軍を立ち上げることは間違いないだろう。公共テレビチャンネルのC-Span.orgは、アトランティック・カウンシルがファイザー社の最高経営責任者であるアルバート・ブーラ氏にインタビューしたビデオを公開している。ブーラ氏は、ファイザー社はいわゆる「犯罪者」による「誤った情報の拡散」について「CIAやFBIから説明を受けている」という。というのは、文字通りその「犯罪者たち」は「何百万人もの命を危険にさらしている」からだ、と。ファシズム政府や大手製薬会社などの多国籍企業によるワクチン未接種者への戦争はすでに始まっている。

 彼らは、人々に袖をまくり上げて注射を受けさせるために、どこまでやるのだろうか?ヨーロッパでは、すでに[ワクチン接種を拒否する]人々の医療を拒否し、ワクチンを受けていない人々を監禁しているが、次はどうなるのか?政府はワクチンを打っていない人が食べ物を買うのを禁止するようになるのだろうか。よく言われるように、「指を差し出すと腕を取られる」のだ。良いニュースは、この医療の横暴に対抗する抵抗勢力があらゆる分野の人々の間に存在していることであり、その勢力は今後も拡大していくだろう、ということだ。なぜならば、世界的な権力のピラミッドの上にのし上った大手製薬会社と一緒になって世界の医療システムを完全に支配しようとする勢力の、広範なアジェンダを阻止する唯一の方法はそうした抵抗勢力である、と多くの人々は考えているからだ。 私は、この戦いに勝つことができると楽観していて、確信をもってそのことを言えるし、必ずそうなると思っている。

 

  ティモシー・アレクサンダー・グズマンは、自身のブログサイト「Silent Crow News」で執筆しており、この記事も掲載されています。また、グローバルリサーチにも頻繁に寄稿しています。

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