「なぜ共和制である我が国がエリザベス女王追悼のため半旗を掲げないといけないのか」フランスの多数の市長からの声
<記事原文 寺島先生推薦>
French mayors refuse to lower flags for Queen
France should not “make preference” for a foreign monarch, one official declared
(フランスの市長たちが女王のために半旗を掲げる司令を拒否
ある市長は、フランスは外国の君主のために「敬意を示す」べきではないと発言)
出典:RT
2022年9月13日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年9月23日
フランスのパリのエリゼ宮殿の上に掲げられたフランス国旗の半旗。2022年9月9日撮影 © AFP / Christian Hartmann
フランスの多くの市長が、半旗を掲げることで英国女王エリザベス2世に弔意を示す意向はないと発表している。理由は、君主制の考え方は、フランスの共和制とは相いれないため、ということだ。
9月8日(木)のエリザベス女王の死去に伴い、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、英国で君主の座に史上最長在位したエリザベス女王に敬意を払った最初の国家元首のうちの一人だった。同大統領はエリザベス女王を「心の女王」と呼び、エリゼ宮殿はその翌日半旗を掲げ、エリザベット・ボルヌ首相は、次の月曜日(9月19日)に予定されている女王の葬儀の際には、市役所などの公共施設もそれに従うように、という指令を出した。
フランスの左翼市長たちの間では、その指令は不人気のようだ。「このような要請は私には信じられないことに思えます」と、フランス社会党所属のヤン・ガルート(Yann Galut)ブルジョ市長は語った。「英国の友人たちの悲しみには敬意を払いますが、市の施設でフランス国旗[の半旗]を掲げるつもりはありません」
「我が国は共和制国家です。それなのに、なぜ外国の君主のために哀悼の意を示さなければいけないのでしょうか?」とガルート市長はフランス3テレビの取材で語っている。
関連記事: Free speech campaigners defend anti-monarchy protests
「私はこの指示には従いません」と、左翼政党である「服従しないフランス(La France Insoumise)」党所属のパトリック・プロイジー(Patrick Proisy)ファチェスートゥメスニル市長は語った。「他の国の国家元首が亡くなった時も、同じことをしてきましたか?共和制である我が国が一国の君主であり、とある宗教の教会長である人物に敬意を払っていいのでしょうか?」
さらにプロイジー市長は言葉を続けた。「学校で半旗を掲げることで論理性が保てるでしょうか?学校には、“自由・平等・友愛”という文字が刻まれています。”君主制“ということばほど、”平等“という考え方からかけ離れている概念はありません」
パリ郊外のジュヌヴィリエ市の共産党所属パトリス・ルクレール(Patrice Lecler)市長も、この指令を無視すると宣言したと、タイムズ紙は報じている。
反旗を翻しているこれらの市長たちが、指令に従わないことで、何らかの罰を受けるかどうかは不明だが、フランス市長協会のフィリップ・ローラン(Philippe Laurent)副会長は、停職処分を受ける可能性があると警告している。しかし「服従しないフランス(La France Insoumise)」党所属のハドリアン・クルーエ(Hadrien Clouet)国会議員が、「そういう事態にはならないだろう、それは、フランスには国旗を降ろすべき状況を規定する法律がないからだ」と述べたことを、テレグラフ紙は報じている。
French mayors refuse to lower flags for Queen
France should not “make preference” for a foreign monarch, one official declared
(フランスの市長たちが女王のために半旗を掲げる司令を拒否
ある市長は、フランスは外国の君主のために「敬意を示す」べきではないと発言)
出典:RT
2022年9月13日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年9月23日
フランスのパリのエリゼ宮殿の上に掲げられたフランス国旗の半旗。2022年9月9日撮影 © AFP / Christian Hartmann
フランスの多くの市長が、半旗を掲げることで英国女王エリザベス2世に弔意を示す意向はないと発表している。理由は、君主制の考え方は、フランスの共和制とは相いれないため、ということだ。
9月8日(木)のエリザベス女王の死去に伴い、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、英国で君主の座に史上最長在位したエリザベス女王に敬意を払った最初の国家元首のうちの一人だった。同大統領はエリザベス女王を「心の女王」と呼び、エリゼ宮殿はその翌日半旗を掲げ、エリザベット・ボルヌ首相は、次の月曜日(9月19日)に予定されている女王の葬儀の際には、市役所などの公共施設もそれに従うように、という指令を出した。
フランスの左翼市長たちの間では、その指令は不人気のようだ。「このような要請は私には信じられないことに思えます」と、フランス社会党所属のヤン・ガルート(Yann Galut)ブルジョ市長は語った。「英国の友人たちの悲しみには敬意を払いますが、市の施設でフランス国旗[の半旗]を掲げるつもりはありません」
「我が国は共和制国家です。それなのに、なぜ外国の君主のために哀悼の意を示さなければいけないのでしょうか?」とガルート市長はフランス3テレビの取材で語っている。
関連記事: Free speech campaigners defend anti-monarchy protests
「私はこの指示には従いません」と、左翼政党である「服従しないフランス(La France Insoumise)」党所属のパトリック・プロイジー(Patrick Proisy)ファチェスートゥメスニル市長は語った。「他の国の国家元首が亡くなった時も、同じことをしてきましたか?共和制である我が国が一国の君主であり、とある宗教の教会長である人物に敬意を払っていいのでしょうか?」
さらにプロイジー市長は言葉を続けた。「学校で半旗を掲げることで論理性が保てるでしょうか?学校には、“自由・平等・友愛”という文字が刻まれています。”君主制“ということばほど、”平等“という考え方からかけ離れている概念はありません」
パリ郊外のジュヌヴィリエ市の共産党所属パトリス・ルクレール(Patrice Lecler)市長も、この指令を無視すると宣言したと、タイムズ紙は報じている。
反旗を翻しているこれらの市長たちが、指令に従わないことで、何らかの罰を受けるかどうかは不明だが、フランス市長協会のフィリップ・ローラン(Philippe Laurent)副会長は、停職処分を受ける可能性があると警告している。しかし「服従しないフランス(La France Insoumise)」党所属のハドリアン・クルーエ(Hadrien Clouet)国会議員が、「そういう事態にはならないだろう、それは、フランスには国旗を降ろすべき状況を規定する法律がないからだ」と述べたことを、テレグラフ紙は報じている。
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