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エネルギー危機へのスイスの節電対策

<記事原文 寺島先生推薦>

Swiss hospitals advised to cut power use

The move could help prevent energy rationing in the country in winter, the government says

(スイスの病院が電力消費を減らすよう助言
この動きが冬季のエネルギー配給を減らす一助になる、と政府が発表)

出典:RT

2022年9月23日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年10月3日


© Getty Images / Peter Cade


 エネルギー危機が悪化する中、スイスの医療機関は電気消費量を減らすことを考えるべきである、とスイス連邦国家経済供給局エネルギー部門の責任者、バスティアン・シュワーク氏は述べた。

 「病院は電気やガスの使用量の制限を免除されていますが、どうすれば電気消費量を減らすかについても考慮すべきです」とシュワーク氏は、9月21日水曜日、スイスの新聞社であるノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング社の取材に答えた。

 シュワーク氏はさらに、医薬品産業のような重要な産業においても、生産を大きく削減することなしに、費用削減措置を取ることは可能である、と付け加えた。

 「現在、ほとんど全ての産業において例外が必要とされています。しかしそれは正しいやり方ではありません。むしろ、それぞれの産業が、危機的状況においてできることを考えるべきです」とシュワーク氏は述べ、さらにこう付け加えた。「例えばその中には、勤務時間の削減という策も考えられます。このような措置により、10~20%の電気消費量を削減できるのであれば、使用量の割り当て制度の導入を見送ります」 

 先月のスイス連邦参事会の発表によると、同参事会はスイスでの天然ガスの使用量を2022年10月から2023年3月までの間で、ここ5年間の平均使用量より15%減らすことを求めていく、という。この決定の理由として、この先ロシアからの天然ガスの供給が止まる可能性があることがあげられていた。

関連記事:Switzerland to slash winter energy consumption – media

 スイス当局は、天然ガスと電気の供給が不足した際に起こるエネルギー危機に対する緊急計画を立てている。この計画には、いくつかの段階が設定されていて、市民の意識向上をはかるため、店舗のショーウィンドウの電灯を落としたり、暖房の使用を止めるなどすることによりエネルギー節約の呼び掛けを行う段階から、 エネルギーを多く使う消費者3万人に対して、配電措置を取り、使用量に制限をかける段階までが考慮されている。
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