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#2077 【J2】途中出場した選手が決めたゴールの数に注目してみた。 (2018/10/31) | | |　

■　クラブ別の最多は大分トリニータ

J2は残り3節となった。昇格争いは大詰めを迎えているがここまでに生まれた総ゴール数は「1079」になる。1試合平均では「2.52」になるが、そのうち、途中出場した選手が記録したゴール数は「141」。全体の13.1%になる。7.63ゴールに1つが途中出場した選手によるものなので割合としてはまあまあ高いと感じる。22チームなので1チームあたり6.41ゴールになる。クラブ別でカウントするとJ2で最多となるのは大分で14ゴール。72ゴールと総得点が最多の大分は途中出場した選手が記録したゴール数でも最多になる。

その内訳はFW藤本憲が4ゴール、MF清本が3ゴール、MF後藤優とMF三平が2ゴール、FW伊佐とMF川西とMF馬場が1ゴールとなる。ちなみに2017年は8ゴールだった。FW伊佐が1人で6ゴールを奪っているがこれはJ2では個人別の最多だった。途中出場で結果を出しまくってチームに貢献したが、今シーズンは1ゴールのみとなる。J3で2年連続で得点王に輝いて鳴り物入りで加入したFW藤本憲は春先はなかなかフィットしきれなかったがここに来てゴールペースが上がっている。途中出場のときも結果を残している。

続くのは福岡・東京V・山形で10ゴールとなる。福岡は昨シーズンは14ゴールでJ2最多だった。2年連続で途中出場した選手が多くのゴールに絡んでいる。途中加入したFWレオ・ミネイロが4ゴールを挙げている。4ゴールというのは個人別で最多タイになるが、FW藤本憲(大分)、FWレオ・ミネイロ(福岡)、FW有田(愛媛FC)、FW岸田(山口)の4人が最多タイの4ゴールで並んでいる。元日本代表のFW森本も途中出場で2ゴールを挙げている。東京Vの選手では北朝鮮代表経験のあるMF李栄直が3ゴールを挙げている。

山形はFW中山仁が3ゴールで、FWフェリペ・アウベスとMF小林成が2ゴールを挙げている。東京Vも2017年は10ゴールだったので、2年連続で2桁ゴールを記録している。途中出場した選手がゴールを決めるケースが多いチームと言える。昨シーズンはFWドウグラス・ヴィエイラが途中出場で5ゴールを挙げている。今シーズン、途中出場した選手のゴール数が2桁になるのはこの4チームになる。先のとおり、J2全体の平均値は6.41ゴールなので最多の大分の14ゴールというのは相当に突出した数字になる。

■　クラブ別の最少はファジアーノ岡山

5番目は千葉で9ゴールとなる。J1昇格は逃したが今シーズンも得点は取れている。2017年は7ゴールだったので昨シーズンよりも途中出場した選手のゴール数は増えている。続くのは愛媛FCと金沢と山口で8ゴールになるが、愛媛FCはすでに触れたとおりでFW有田が4ゴールを挙げている。総得点が「33」しかないにも関わらず、途中出場した選手が記録したゴール数は多い。総得点に占める途中出場した選手のゴール数の割合は愛媛FCが24.2％でJ2最高となる。2位は山形で21.7％、3位は大分で19.4％となる。

金沢はFW佐藤洸が3ゴール、FWマラニョンとMF金子昌が2ゴールを挙げている。山口はFW岸田が4ゴールで、MF山下敬が３ゴールを挙げている。ここまでのチームが平均以上になる。9番目はFC岐阜・水戸・新潟・甲府・町田で6ゴールとなる。このあたりは平均よりもやや下になる。FC岐阜はFW風間宏矢が2ゴールを挙げており、水戸はFW伊藤涼とMF茂木駿という期限付き移籍のコンビが2ゴールを挙げている。甲府ならびに新潟は6人の選手が途中出場でゴールを決めているが複数ゴールはゼロ人となる。

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◆　まとめ

　#2077 【J2】途中出場した選手が決めたゴールの数に注目してみた。 (2018/10/31)

　・クラブ別の最多は大分トリニータ
　・クラブ別の最少はファジアーノ岡山
　・個人別の最多は4ゴールの4人

→　J2は残り3節になりました。シーズンは大詰めを迎えていますが「途中出場した選手が決めたゴールの数」に注目してみました。J2の22クラブの中で最多となるのは大分で14ゴールとなります。J2の平均値は6.41ゴールなので相当に多い数字になります。逆に最少となるのは岡山でわずか2ゴール。今シーズンの岡山は途中出場した選手があまり活躍できませんでした。個人別では4ゴールが最多となります。

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