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#1775 【東京五輪】森保JAPANの誕生について (2017/10/16) | | |　

■　森保監督に正式に決定する。

注目が集まっていた2020年の東京五輪の男子サッカーの日本代表監督に前サンフレッチェ広島の森保監督の就任が内定した。男子サッカーの代表監督の候補としてはリオ五輪代表チームを指揮した手倉森監督、湘南で実績を積んだ曹貴裁監督、名古屋の風間監督などの名前が挙がっていたが2012年と2013年と2015年に3度も広島を日本一に導いている森保監督で決定した。12月にタイで開催される予定の国際大会の北朝鮮戦が森保JAPANの初陣となるが来年1月には第3回となるU-23アジア選手権が控えている。

手倉森JAPANのときと同じようなタイムスケジュールで強化は進められていくと思われる。前回大会から五輪予選のレギュレーションが変わって五輪イヤーに行われるU-23アジア選手権の上位チームに五輪の切符が与えられるようになった。ロンドン五輪以前のようにホーム&アウェイ方式で予選を行うシステムになると開催国の日本は予選が免除されるので真剣勝負ができる強化の場が少なくなる。U-23アジア選手権には五輪の開催国である日本も参加できるのでレギュレーションの変更は日本にとっては好都合と言える。

大きな違いはすでに五輪の本大会の切符を勝ち取っているので予選(=2020年のU-23アジア選手権)に合わせてチームを作る必要はない点である。U-23アジア選手権がどういう結果になっても五輪の本大会には出場できるのでアジア制覇を達成した2016年のU-23アジア選手権のときほどのプレッシャーを感じずに済むが「生きるか死ぬかの大一番」を経験できないのはマイナスである。どれだけ真剣勝負の場を作ることが出来るか？どれだけ本番と同じテンションで試合を行うことが出来るか？がキーポイントになってくる。

■　これまでの指導者としての実績は申し分なし

今シーズンは広島を指揮して17試合で2勝11敗4分け。退任が決まった時点では降格圏となる17位だった。「優勝候補の一角」に挙げられていたチームを率いて下位に低迷したので森保監督に対する批判の声は大きかった。不本意な形でチームを去ることになったので監督としての評価は一時と比べると落ちているがそれでも「3度の日本一」の実績は色あせない。広島時代は2013年の天皇杯と2014年のルヴァン杯はいずれも準優勝。リーグ戦の戦い方はもちろんのこと、トーナメントの戦いも心得ているのは大きい。

キャリアの豊富な指導者になると成功体験も多いが失敗体験も多い。とてつもなく優秀な指導者として評価されている人でさえ、失敗やミスはたくさん重ねている。今シーズンは広島で成功しなかったがだからといってこれまでの実績が無くなってしまうわけではない。低迷した後、試行錯誤を繰り返しながら広島を立て直すことができなかった点は不安要素の1つになるが、実績的にも、人格的にも、指導力的にも全く問題は無い。言うまでもなく選手としても超一流だったので「名選手が名監督になった典型例」である。

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◆　まとめ

　#1775 【東京五輪】森保JAPANの誕生について (2017/10/16)

　　・森保監督に正式に決定する。
　　・これまでの指導者としての実績は申し分なし　
　　・3バックにはこだわらない可能性大

→　注目を集めていた2020年の東京五輪の男子サッカーの日本代表監督に前サンフレッチェ広島の森保監督の就任が内定しました。今シーズンは広島で結果を残すことはできずに途中退任となりましたがこれまでの実績は申し分なものがあります。誰しもが納得する監督人事と言えます。システムや戦い方にも注目が集まりますがいわゆる「ミシャ式のサッカー」は採用しない可能性が高いと思われます。

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