ギラヴァンツ北九州 vs ツエーゲン金沢 (本城陸上競技場)→ 2勝10敗5分けで22位の北九州と全く同じ2勝10敗5分けで21位の金沢の直接対決は3対2でホームの北九州が競り勝った。前半11分にMF川島大のFKからDF石神直が決めてホームの北九州が先制に成功するが前半21分にMF安東のスルーパスからFW山崎雅が流し込んで金沢が1対1の同点に追いついた。北九州は前半終了間際にMF川島大のクロスが相手のオウンゴールを誘って2対1と勝ち越しに成功するが後半4分に金沢はFW水永が落したボールをゴール前に入ってきたMF山藤が決めて2対2の同点に追いついた
2対2という白熱した展開になったが北九州は後半14分にDF星原のグラウンダーのクロスを起点にFW原一樹がつぶれた裏で待っていたFW池元が押し込んで3対2と勝ち越しに成功する。結局、3対2で北九州が大一番を制した。前節終了時点で最下位と低迷する北九州はようやくの今シーズン3勝目。22位の北九州 vs 21位の金沢の直接対決は北九州に軍配が上がった。北九州はホームでは開幕の山形戦(H)以来の勝利となった。敗れた金沢は最下位転落。2度同点に追いついたが勝ち点を持って帰ることはできなかった。
裏天王山と言われた大一番を制したのは北九州だった。残留争いをするライバルとの直接対決2連戦の2試合目となる北九州は1つ前の群馬戦(H)は0対3の完敗。最悪の試合になったがもう1つのライバルである金沢を下したことで何とか群馬戦(H)の敗戦のショックから立ち直ることができた。勝てていないこともあってメンバーを大きく入れ替えたが左SHで起用されたMF川島大が1アシストを含む3つのゴール全てに絡んだ。精度の高い左足とイマジネーションが光った。復帰してきたFW池元にゴールが生まれたのは大きい。
敗れた金沢は最下位に転落した。点の取り合いとなったが3失点目は綺麗に崩されてしまった。これで2勝11敗5分け。金沢は開幕前から評価があまり高くなかったがその通りの結果になっている。同じく前評判があまり高くなかった山口と町田が健闘していることは金沢にとっては好ましくない話である。北九州も同じように低迷しているがこのチームには何だかんだで点を取れる選手が何人もいる。北九州には自力があるのでどう考えても金沢は厳しい立場である。当面の間、残留争いから取り残されることだけは避けたい。
愛媛FC vs 徳島ヴォルティス (ニンジニアスタジアム)→ 4勝4敗8分けで13位の愛媛FCと5勝9敗3分けで16位の徳島の試合は2対0でアウェイの徳島が勝利した。前半21分にMFカルリーニョスのクロスからFW佐藤晃がヘディングシュートを決めてアウェイの徳島が先制に成功すると前半25分にはMF木村祐のミドルシュートで2点目を挙げる。2対0になった後は徳島がラインを下げて引いて守るようになったので愛媛FCがボールを保持して攻め込む展開になった。少なくない数の決定機を作ったがGK長谷川徹の活躍もあって最後までゴールを奪うことができなかった。
徳島は連敗を「2」でストップさせた。ともにここまではかなり物足りない成績なので最大のライバルを下して浮上のきっかけをつかみたい試合だったが雨の中での試合となった。土砂降りになった時間帯もあるほどの悪天候だったが集まった観衆は4,460人。当然、「試合中は豪雨になる可能性がある。」という天気予報を聞いてスタジアムに行くことを諦めた人は少なくなかったと思うが「今シーズン初の四国ダービー」ということを考えると寂しい入りだった。メインスタンドもバックスタンドもゴール裏も空席が目立った。
この試合は日曜日の夜に行われたが隣県とは言ってもスタジアムのある松山市と県庁所在地である徳島市の距離はかなり離れている。交通の便も決していいとは言えない地域なので「19時キックオフ予定で21時前に試合が終わる」となると徳島からスタジアムに行くのはかなり難しくなる。ダービーなど重要な試合の日程に関してはある程度はクラブ側の要望が受け入れられる。もちろん、(豪雨になったのは「運が悪かった。」と言うしかないが)「もう少しいい条件で試合を開催できなかったのか?」と残念に感じる。
過去の四国ダービーは愛媛FC側から見たときは8勝11敗5分け。愛媛FCが少し負け越しているが今回も徳島が勝利した。2対0になった後は愛媛FCが多くのチャンスを作ったが決定力を欠いた。2対0になった後の徳島の戦いぶりは危うさも感じられたが結果的には無失点で完封勝利。ほとんどチャンスを作れなくなったが徳島は無理をすることなくブロックを作って守った。早い時間帯に愛媛FCが1点差に追い上げていると試合は面白くなったと思うが2点リードになると徳島の守備陣は余裕を持って対応できるようになる。
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◆ まとめ #1387 【J2】 全11試合のレビュー (第18節) (前編) (2016/6/16)
→ 6月12日(日)と6月13日(月)に行われたJ2の第18節の全11試合のレビューの(前編)です。裏天王山と言われた北九州と金沢の試合はシーソーゲームになりましたが3対2でホームの北九州が勝利しました。北九州はスタメンに抜擢されたMF川島大が3ゴール全てに絡む大活躍を見せました。敗れた金沢は最下位に転落しました。当面のライバルとなる北九州は何だかんだで地力があるので金沢は苦しい立場と言えます。
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