■ MF香川のラストマッチJリーグの再開が迫ってきたがDAZNでもスカパーでもBS1でも過去のJリーグの名勝負をたくさん放送・配信している。収録が難しいドラマやバラエティー番組やドキュメンタリー番組などもたくさん再放送されているので「過去の番組を楽しむ。」というのはコロナの自粛期間中の楽しみの1つになったがDAZNで配信された2010年の5月15日(土)に行われたJ1の12節のC大阪 vs 神戸を視聴した。南アフリカW杯のメンバーが発表された直後の試合で、両チームの選手の中では神戸のMF大久保が日本代表に選ばれた。
当落線上だったMF香川は落選した。前年のJ2で得点王に輝いた21歳のMF香川はJ1の舞台でもゴールを量産しており、ここまで10試合で6ゴールと好調だった。岡田監督に猛アピールをしたが届かなかった。南アフリカW杯のメンバーを見るとアタッカーはMF中村俊、MF大久保、MF松井大、MF本田圭、MF中村憲が選出されており、フォワードはFW玉田、FW森本、FW岡崎慎、FW矢野貴がメンバー入りを果たした。MF香川がメンバーに入るためには「FW森本あるいはFW矢野貴を蹴落とす必要があった。」と言える。
アタッカーの5人の誰かを蹴落とすのはかなり難しかった。南アフリカW杯のときは「MF本田圭のフォワード起用」がハマってベスト16入りを果たしたが「MF本田圭のフォワード起用」ならびに「MF中村俊のスタメン落ち」が決まったのは大会直前の話になる。早い段階からMF本田圭のフォワード起用が固まっていたらFW森本あるいはFW矢野貴の代わりにMF香川を選出することも出来たが難しかった。その後、ドルトムントで活躍するので「MF香川の落選」は批判をされたが当時の状況を考えると致し方なしと言える。
幸いなのは落選が決まった後、すぐにドルトムントへの完全移籍が決まった点になる。サポートメンバーとしての代表帯同も決まったので神戸戦(H)がC大阪でのラストゲームになったが1対1で迎えた前半51分に自身初となる直接FKをゲットした。トルコのベシクタシュでのデビュー戦でブレ球の直接FKを決めているが「キャリアの中で直接FKを決めたのはこのときの神戸以来」だったと思う。キャリアの中で直接FKを決めたのは2回だけだと思うが日本での最後の試合で(自身初の)直接FKを決めたのは驚きだった。
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◆ まとめ #2551 【2010年5月15日】 セレッソ大阪 vs ヴィッセル神戸の試合を観た。 (2020/6/19)
→ MF香川のラストマッチ
→ クルピ監督の元で躍動した若手
→ ドルトムントでセンセーショナルな活躍
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