■ 1993年5月15日の思い出Jリーグは中断期間に突入しているがBS1では過去の名勝負を放送している。Jリーグだけでなくプロ野球の過去の名勝負もいくつか放送しているがJリーグの第1弾は1993年の5月15日(土)に行われたヴェルディ川崎と横浜マリノスの試合だった。国立競技場に集まったのは何と59,626人。「全国各地80万人の人がチケットを求めて応募をした。」という。この中から選ばれた人が開幕戦を生で観戦することが出来たが「一生の思い出」になっただろう。視聴率は32.4%だったがこれは未だにJリーグの最高視聴率になる。
今後、この数字を更新できる可能性はほぼない。もちろん、W杯であれば40%くらいは記録するがJリーグの試合だと難しい。永遠に塗り替えることは出来ないと思うが仕方がない。ちなみに同じ時間帯に放送されたプロ野球の巨人と広島の試合は同年最低の17.5%だったという。プロ野球の視聴率もここ最近は低迷しており、「日本シリーズでも17.5%を上回るのは難しい。」と言えるが当時は17.5%でも相当に低かった。あのころのプロ野球(特に巨人戦)の人気や注目度は今の若い人には想像もできないレベルだと思う。
NHKの放送で実況を担当したのは山本浩さんだった。NHKのサッカー中継の実況というと山本浩さんである。W杯初出場を決めた1997年のイラン戦なども実況を担当しており、この時期のビッグゲームの多くを担当しているが山本浩さんが中継が始まるときに発したコメントは忘れがたい。書き出すとこうなる。
「声は大地から沸き上がっています。新しい時代の到来を求める声です。すべての人を魅了する夢、Jリーグ。夢を紡ぐ男たちは揃いました。今、そこに、開幕の足音が聞こえます。」山本浩さんは他にもいくつもの名言を残しているが個人的には「最も好きな山本浩さんの名言の1つ」になる。その瞬間にぱっと思いついたのか?当日にスタジアムに着いてから思い浮かんだフレーズなのか?何日も前から用意していたフレーズなのか?は分からないがスタジアムの興奮度やTVの前の人の興奮度を素晴らしく示した言葉だと思う。その中でも「新しい時代の到来を求める声」というのは本当にピッタリのフレーズだったと思う。スポーツ界が「野球の時代」から「サッカーと野球の時代」に切り替わる一日だった。
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◆ まとめ #2496 1993年5月15日の思い出 (前編) (2020/4/12)
→ 1993年5月15日の思い出
→ 「なぜ、ここまで勝てないのか?」
→ 松木監督とベテラン勢が対立
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