ファイナ・サヴェンコワ:こんなサイトが存在するなどあり得ない
2022年8月22日
Sakerブログへのファイナ・サヴェンコワ寄稿
こんなサイトが存在するなどあり得ない。運営者は自分の行動に責任を負わないのだ。
土曜夜、ジャーナリストのダリア・ドゥーギナがロシアで殺害された。彼女と父親のアレクサンドル・ドゥーギンがMirotvoretsウェブサイトに掲載されていて、皆彼らの詳細を知っていたと友人たちが私に教えてくれなければ、私は彼女が誰かほとんど知らなかったはずだ。私は子供だから、もちろん皆様は私に耳をかたむける必要はない。だが三年、私は世界中の全ての首脳と組織に連絡を取ろうとしている。その間、このサイトのデータベースに載るのは高潔で素晴らしいことだという冗談を私は聞いている。だが昨日、もう一つの殺人が行われた。誰がこれを実行したのか、どのように起きたか解明するのは私の仕事ではない。今私はダリアの両親を心から気の毒に思う。
だが私には言いたいことがある。このように、ウクライナの敵と戦っているのだというMirotvoretsの主張を、たとえ我々が受け入れるとしても、大事な問題は残る。彼らは、もはや情報の使用を制御して、民族主義者だけでなく殺人犯や他の犯罪人が、彼らが公表するデータを使わないと保証できないのだ。明日誰かがロジャー・ウォーターズや、ハンガリーのオルバン大統領が気に食わず、犯罪人が計画実現が可能でも、Mirotvorets運営者は常に彼らを喜んで支援するのだ。Mirotvoretsは悪党で詐欺師だと私は常に言ってきたが、今連中は彼らから支援され人々を殺している。そして、このような有名な人々を何のお咎めもなしで殺せるのなら、私のようなルガンスクの普通の子供はどうなるだろう? そのデータが、このサイトにある他の子供たちは?
皆様がロシアを愛さなくともかまわない。これは誰にとっても個人的問題だ。だが法律を破ってはいけない。嫌いな人々に対して死刑宣告はできない。Mirotvoretsウェブサイトは、長年提示するものに対し責任を負っていない。次が誰か誰にもわからない。ウクライナ民族主義者やISISあるいは、ただの狂人であれ、誰が人を殺すのかは重要ではない。最終的に、Mirotvoretsに掲載されている人々全員が、話したり何かしたりし始めて欲しいと私は本当に願う。このようなサイトが存在することなどあり得ない。運営者は自分の行動に責任を負わないのだ。
記事原文のurl:https://thesaker.is/faina-savenkova-it-is-impossible-for-such-a-site-to-exist/
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属国大本営広報部、地球温暖化を防ぐと主張した女性は詳しく報じていたが、この少女の記事、報じているだろうか?
SPUTNIK 日本
Sputnik記事は、なぜかMirotvorets(ミロトヴォレツ、ウクライナ語でМИРОТВОРЕЦЬ)という表記ではなく、その翻訳「平和維持活動隊員」という日本語を使っている。英語記事では、Mirotvoretsと表記されている。
東京新聞朝刊 国際面には、下記記事
ウクライナ独立記念日 テロ国家ロシアと停戦の用意ない
米、4100億円軍事支援 ウクライナに過去最大額
独は680億円規模 武器を供与
The Sakerには下記の長い記事がある。
ダリア・ドゥーギナ追悼
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この記事を書いた方は、全く、正論を述べています。
軍人でも何でもない一般市民を、暗殺対象者のリストに載せてウェブで公開するとは、正気の沙汰とは思えません。
これが、キエフの極右政権の本質です。
以前、オデッサの労働組合会館で、極右民族主義者に多数殺害されたのも、一般人でした。
アメリカ、イギリス帝国は、この暗殺対象者リストに掲載された人々を殺すための精神病質者を、たくさん雇っているのだと思われます。
投稿: まだ ない | 2022年8月26日 (金) 21時56分