はてなキーワード: 美大予備校とは
当方絵歴3年程度の素人趣味絵描き。「月5000円くらい稼げたらいいな~」とか軽いこと考えながら本当に軽い気持ちでpixivFANBOXを始めたら、何と3ヶ月で約65万円も稼げてしまった。
論より証拠。まずはこのFANBOX売上画面のスクショを見てくれ。
https://i.imgur.com/AxFgS2n.jpg
「スクショなんていくらでも改竄し放題じゃん」という疑り深い人のために通帳を撮影した画像も用意した。上の画像で信じられない人はこれも見ていってくれ。
https://i.imgur.com/qwZDcRE.jpg
FANBOX始めたのが4月中旬頃なんで、厳密には3ヶ月半くらい経過での実績になるが、いや~しかし我ながらなかなかとんでもないことになってきてると思うわ…
支援者は順調に右肩上がりで増え続けてて、8月はいよいよ収益30万円の大台に乗ると思う。
今後どこまで伸びるか分からんが、FANBOX収益が月100万超えてる絵描きが既にゴロゴロいるし、今後自分も努力して絵の腕を磨き続けていけばいつかはマジでそのラインに到達できる可能性がある。
プロイラストレーターでもプロ漫画家でもない、いわゆる「専業同人絵描き」の人ってどのくらいの収益確保できた時点で仕事辞めて同人に専念しだしたんだろうな…。
自分は当然本業があり、絵は趣味で描いてただけだったが、正直副業としての絵の収入が本業の手取りを超える可能性も充分有り得るんで「仕事を辞めて好きな絵だけダラダラ描いて食っていきてえ」なんて真っ当な社会人なら見ちゃいけない夢見ちゃいそうになるんだよなぁ…。
まあマジで仕事辞めて絵だけで食ってくんなら絵だけで月収100万超えてないと話にならないと思うんで、今の状態では本当にまだまだ夢物語ではあるが。
いずれにせよ、FANBOXには良い夢を見させてもらってる。本業はあくまで続け、地に足付けつつ、可処分時間で全力で好きな絵を描いてこれからも絵による副業収入を得続けていきたいもんだ。
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[追記]
何か朝起きて何気なしに記事確認してみたら伸びてるやんけ!これはトラバとかブコメの質問に答えないと失礼だな…!
朝飯食ったらまた追記を書きます!「絵が見たい」って声が意外なほど多かったんで、垢バレしない範囲で絵も上げたいと思います!
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[追記2]
とりあえず絵上げた!
垢バレ対策にマジになるあまり、ここで上げる予定の絵をひたすら画像検索にかけまくって自分の本垢が引っ掛からないか試してたらすっかり遅くなってしまったw
結局、恐らく皆が最も見たいであろうタイプの絵であるところの『オリジナルの二次元美少女イラスト』は画像検索かけると基本全部自分の本垢が出ちゃうんで上げられず、辛うじて上げられるのは特に面白みのない練習絵ばっかりになったけど許して🙇♂️
https://i.imgur.com/TbQ9Wgb.jpg
https://i.imgur.com/uhmCyZy.jpg
https://i.imgur.com/FRe0Pi1.jpg
https://i.imgur.com/Fim2Z0e.jpg
https://i.imgur.com/LhiLWk6.jpg
https://i.imgur.com/MfLSXYB.jpg
「絵を上げることは控えた方が良い」と警告してくれたブコメの皆ありがとう…。
自分もその意見に基本賛成で、だからこそ垢特定の危険が一切無い、日常の練習絵とかいうつまらないものしか上げられなかった…。
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[追記3]
気になるブコメに返事してく!
なんかすっかり投げ銭に抵抗なくなってる時代だよなあ みんな金がねえって言うわりにスパチャはするしガチャは回す 消費者マインドがよくわからんぜ
分かる。特に今の時代は海外勢が強い!自分のFANBOXも恐らく支援者の3割程度が海外勢で、円安に苦しむ日本人と比べて、英語圏から支援してくれてるっぽい海外ユーザーは金払いが良く高額プランにポンポン入ってくれる。海外勢のウケを狙ってエロ絵を描いた方が儲けという意味ではデカいかもしれない。
確定申告もちろんやります!うっかり忘れて税務署敵に回すようなことはやりたくないw
垢特定回避のためにプランの種類の具体的な数は言えないけど、色々用意してる中ではやっぱり500円プランが一番回るなぁ。次に意外にも完全なるお布施専用の高額プランが回る。(ちなみに5000円以上の高額プランに入ってくれるのはほぼ海外勢と思しきユーザーだけ。外国人は金持ってんね…。)
めちゃめちゃ同意。英語コメは当たり前に飛んでくるんでFANBOXもだいぶ国際的なサイトになったと思う。金払いの良い海外勢は『紙の同人誌文化』が無い国から支援してくれてる感はある。彼らにとっては『金払ってでも見たい二次創作=パトロンサイトに行けばそれはある』っていう認識なのかもしれない。金払ってでも見たい二次創作目当てに紙の同人誌をコミケ行って買い漁る文化は日本だけで閉じて終わるのかもしれない。
流行ってるアニメの人気女性キャラの二次創作エロ絵をいかに早く、かつ量を描いて上げていくか。身も蓋も無いことを言えばマジでこれに尽きると思う。
「画力は高いが一次創作しか描いてない絵師」と、「画力は低いが流行のアニメ・ゲームキャラの二次創作エロしか描いてない絵師」では、後者の方が圧倒的に稼げるのがFANBOXの現実だと思う。
稼げるのは本当に良いんだが、FANBOXで小ネタを流し続けるだけで趣味的にも副収入源的にも満たされてしまい、まとまった作品を出してくれなくなった同人作家が増えることを憂う石動雷十太になりつつある。
「プロ漫画家としてオリジナルの漫画を描くより、二次創作エロ同人作家として薄い本をひたすら量産した方が余裕で稼げるので気付いたら全然オリジナル漫画を出さなくなってしまう現象」に近い問題があるよなぁ…。ちょっと前にtwitterで話題になった、「漫画描くより一枚絵のイラスト描いた方がコスパ良くRT・いいね・新規フォローを稼げるので、今の時代漫画を描くのはコスパの悪い行為ではないか」みたいなのと同種の問題が潜んでいるように感じる。
はてブ・増田文化圏的にはそっちの方が断然需要があると思ってなぁ。(絵を見たいというコメが結構あったのには本当に驚いた)
日本はここ数年で素人絵描きのレベルが上がりすぎなんよ。 2000年初頭なら余裕で大人気イラストレーターになれるレベルの人がゴロゴロいるもん。
クッソ分かる…。特に10代とか20代前半とかの若い子達のレベルが上がりすぎ。今って人類史上類を見ないほどイラスト上達に関する情報が溢れまくってる時代だと思うんだけど、そんな恵まれた現代に若い吸収力を存分に発揮できたらそりゃ上手くなるよなぁ…と、羨望にも似た気持ちを若い子達に対して持ってる。
増田はん美大予備校に通ったりしてなかった?そういう人の筆致に見えるが…。絵歴三年でこれだけ描けるようになる人は少ないと思うのでワナビは解散案件だった
ご明察!…と完全には言い切れないのが悔しいところではあるが、一応美大予備校を運営してる学校法人が社会人向けにやってる週末デッサン教室に丸1年在籍してデッサンの基礎を叩きこんでもらったので、筆致には確かにそれが出てるかもしれない。しかし筆致を見ただけでそれを推察できる貴方は凄い!
時折、ふと思い立ってPCの画像を見返してると大きさ240x320の画像群がずらりと並んだフォルダを見つけて開いてみたら自作のアナログ絵をブツ撮りした画像が並んでて羞恥に塗れたリア厨時代の痛々しいネト活の記憶が光の速度でAMSから逆流するように蘇り心臓バクバクさせながらフクロテナガザルのケイジくんみたいな奇声を上げてイキュラスキュオライキュラスキュオラキュラスキュオラ!することってあるじゃないですか。ありますよね。あるんですよ。
私も昨日、昔撮ったきゃわいいきゃわいい飼い猫の写真を久々に見ようかと古い順に画像をソートしたら見ちゃいましてね……中学生の時に愛していた絵師様に向けて描いたキモすぎるラブレター的なアレとかアレとかアレとかをさ。
もうサムネ見た瞬間ビクッとなったんですけど、じゃあはよ消せよって話なんですけど、そんなんでも色々思い出が詰まってるんですよね。キモさの中にも美しさがある、痛さの中にも気持ちよさがある、親しき中にもレズがあり、みたいな。
そんな中学時代の汚らしくも輝かしい青春の記憶を今、絶妙に嘘松を交えながら赤裸々にここに綴る。
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私が絵を描き始めたのはそれこそ物心ついたときからで、母に聞かされた話によると同じ保育園に通ってたお隣の子が上手なおジャ魔女どれみの絵を描いて私に自慢しに来たのが始まりらしく、対抗心を燃やした私は連日おジャ魔女どれみを描きまくっていたらしい。その傾向は小学生になっても変わらず学校の休み時間はひたすら自由帳に絵を描き、帰宅しても夜まで絵を描き、休日は画用紙と絵の具を使ってカラー絵を描くという毎日を送っていた。
そして小学3~4年頃に美術館で観たアンドリュー・ワイエス展に衝撃を受け西洋美術に関心を持つようになり、本格的に勉強したいと思うようになるのだけど…。
5年生になった頃には私の身長は170cmを超え、親にも親戚にも「アンタそんな立派な体してるんだから何か運動したら」と事あるごとに言われるようになり、当人らは特に他意無く適当にそう言ってたんだろうけど、言い返せない、断れない性格の私にはその一言が重くのしかかり、渋々陸上部に入部する。
さすがに身長の高さゆえか男子女子問わずほとんどの部員より足が速かったためそれなりに記録を残すことができ充実感もあったのだけど、やっぱり勉強以外の時間は絵を描きたいし、特に休日に大会があるときなんかは切実に辞めたいと思った。でも親は陸上頑張ってて偉いね、なんて言うもんだから。別に親は悪くないんですけど。
そんな調子で2年間を過ごし、卒業まであと3ヶ月という頃にはすっかり絵を描くこともなくなってこの世で一番アンドリュー・ワイエスから縁遠そうな、カリカリに日焼けした野暮ったい私がそこにいた。そして中学進学に向けて色々と準備をするなか親に渡された携帯電話、これが私の人生を良くも悪くも大きく変えてくれたのだった。
当時インターネットなんて全くわからなかった私は、漫画誌に載ってたフォレストページの小さな特集を頼りに、検索でたどり着いたイラストサイトのリンクやランキングサイト経由でその手のサイトを読み漁っていた。そういえば私絵描くの好きだったなとか思いながら。そして、ある絵描きさんの作品に一目惚れし、その方のサイトの掲示板に初カキコ…ども…してしまう。そのHPは0zeroというドメインで、一番画像を綺麗に貼れるとかで絵描きに好まれていたとかなんとか。
コピックエアブラシで描かれた色鮮やかな夕焼けと少女、油絵の具の力強いマチエールの上に描かれた少女、鉛筆で描かれた量感溢れる少女の裸体、どれも本当に素晴らしかった。何で全部少女の絵なんだろ?と思ったけど。
もう一生懸命考えて思いつく限りの称賛を書いた長文を投稿した瞬間からドキドキですよ。もう興奮で夕飯も喉を通らない有様でF5アタックみたいに更新しまくってひたすら返信を待ち続けたのだけど、最初に貰ったのは社交辞令的な一行返信だった。がっかり…。が、後日めげずにこの絵はどんな方法で描いたんですか?それってどんな画材ですかなんて引き続き書いてみると丁寧にコメント返してくれて、油絵の具ってそんなに高いんですか!?私のお小遣い月1000円だからとてもじゃないけど手が出ませんね、なんて言ってみると「あなた何歳?」って。んで11歳です、と。すると、「じゃあ私の持ってる絵の具あげるよ、今度会お?」と言われて。
しばらく固まった。どう返信していいかわからなかった。それで母親にそのことを相談したら最初は「馬鹿な子だねそんな知らない人とやり取りして」そう怒られたけどどうしても油絵の具が欲しくて、最終的に私書箱経由で絵師さんが電話番号を教えてくれて、絵師さんと母が直接電話をし、母同伴で絵師さんと会うことが決まった。そんときリアルにジャンプしてガッツーズしましたよ。
そして絵師さんは隣府県に住むとても礼儀正しい芸大1年のお姉さんで、母としては好印象だったらしい。実際、母も当日たくさんお土産渡されて即堕ちしてたし。
春休みを迎える頃には私はすっかりお姉さんのサイトに入り浸り、連日絵を投稿しては色々アドバイスしてもらったりキャピキャピ雑談して大学生の世界を教えてもらったりと楽しい日々を送っており、さらにはお姉さんの通う芸大の卒展に連れて行ってもらったりして私はすっかり美術の世界に舞い戻り、既にお姉さんのことが好きになっていた。本当にお姉ちゃんが出来たみたいだった。そして両親に東京の美大に行きたいと言ったらすげえイヤな顔された。そりゃ確かに、費用がね…。
そして中学最初の夏休み、一緒に宿題を片付けて合間に絵を教えてもらうという名目でお姉さん宅に長期のお泊りをすることになるのだが、これがあかんかった。まああかんかったよ。
隣府県の郊外にある2Kのアパート、そこがお姉さんの住処であり創作の現場だった。部屋中に飾られた素描や水彩画、見たこともない大きなカルトン、イーゼルに立てられた描きかけのよくわからないけどかっこいいのはわかる油絵、全部を束ねればお姉さんの腰くらいになりそうな大量の絵筆と少しだけ錆びついたナイフが並んだテーブルに乱雑に置かれた混沌色に染まったパレット。そして棚に並べられた大量の本とCD。
やべ、カッコよすぎて漏らしそう。でも同時にいつもどおりの田舎臭いガキ臭い格好をしてこの部屋に足を踏み入れた自分が凄く恥ずかしくなった。
ただ、テーブルの上に飾られた「スーパードルフィー」なる人形だけは正直キモイと思ってしまった。学生服を着た二体の少女人形がお互い腰に手を回して座りポースを取っているのだが、その光景に何か変態的なものを感じたというかのちに私の勘は完全に正しかったのだと判明する。
うん、確かに宿題はすごい勢いで片付くし、特に苦手な数学は私が完全に理解するまで根気強く教えてくれて本当にありがたいし、絵は美大予備校でやるレベルのことを丁寧に惜しみなく教えてくれる。家事も一緒にやって料理もそのときにちょっとだけ覚えたし、お姉さんが影響されたっていうオノ・ナツメの漫画とかミギーのイラストとか、他にもボナールとかセザンヌとかいろんな画家の画集を見せてくれてカッケー洋楽を教えてくれたり一緒にビデオを借りに行って映画もたくさん見せてくれるという、いたれりつくせりの家庭教師っぷり。おお、私の田舎臭が浄化されていく…。
ただね、この人近いんすよ、距離が…。
ちゃぶ台に座って宿題やってるときはお互いの肩が密着するくらいくっついて耳に息がかかるくらいの距離で喋り、計算間違いしたり誤字ったりすると足裏をくすぐってきたり、考え込んでると腰に手を回して太ももを撫でてきたり、絵を描いてるときはまたも背中にピッタリ身体を押し付けて色々助言しつつも肩から肘までねっとり撫で下ろしたりしてきて、上手に描き終わったときは思い切り後ろから抱きしめて私を褒めながら脇腹をくすぐってきたりして、とにかくボディタッチが激しい。
で、私がくすぐったがるとお姉さんもケラケラ笑って冗談っぽい雰囲気になるので正直イヤなんだけど拒否しずらいというか私もちょっとくすぐり返したりしてるうちにお互い距離感も縮まり、遠慮がなくなってきてタメ口で喋れるようになったのもあっていつの間にかすっかりお姉さんのボディタッチを受け入れてたんですよね…。
そうこうしてるうちに2週間が過ぎ、翌日は待ちに待ったコミケに連れてってくれるというのでもう我は有頂天である。私はね、去年から流行ってたボカロが気になって気になってどうしてもCDが欲しかったのだよ。しかも事前に宿を取ってくれていて二日目も参戦できるという。そんなん友達に自慢しまくるしかないやん!!!!
その日の昼には車で東京に向けて出発し夜にはホテルにチェックインしました。
そして念願の初コミケ1日目はお姉さんのサイトに常駐している何人もの神絵師さんと会場で初対面し手描きイラストを沢山プレゼントしてもらい号泣しちゃったり、(特にSAINTさんという鳥居、紅葉、月夜と和服の女性をモチーフに厚塗りリアルタッチの作品を描いてる絵師さんが好きで、その人に貰った絵はその日一日中眺めてました。しかもクソイケメンだった)35度の炎天下で水分補給を怠った結果熱中症でゲロ吐いてぶっ倒れたりと惨憺たる有様でしたが、二日目には「ねんがんのSupercellのCDをてにいれたぞ!」したり恥ずかしながら寄せ書きコーナーでミクを描かせてもらったりと最高の一日になった…はずでした。その夜の出来事を除けば。
結果的に言うとその日の夜お姉さんに犯された。ホテルでシャワー浴びてるときにお姉さんが風呂に突撃してきて、私の身体を洗いながら今までにない冗談抜きのマジ顔で全身くすぐりまくってきて、特に脇腹と胸を執拗に愛撫されてイかされた。抑えきれない全身の痙攣に襲われ貧血でぶっ倒れたときみたいな状態になって何の抵抗も出来なくなったらベッドに連れてかれて体感的には一晩中乳首いじられながらクンニされて涙流しながら喉が枯れるほど叫んで何度も何度もイかされ続けた。ちなみにそのときの私は性的欲求なんて皆無だったしオナニーすらしたこともない。そりゃ12歳だしね。
そして帰りの車で初めて会ったときから私を性的な対象として見ていた、卒展で再開したときには実行するかはともかくこの計画を立てていた、そしてこの夏に私の日焼けした肌を見て、直接触ってみて欲求を抑えきれなくなったとの供述をし始めた。曰く私はくすぐりに対しての反応が非常によく、沢山くすぐって何度も乳首にタッチした日は洗濯物に出した私のパンツにしっかりヌルヌルしたものが付着していたので、着実に性感開発されててこれはいけると確信したと。
帰路はずっと涙が止まらなくて、でもお姉さんは自分は今で言うとこの性的マイノリティだとか言いつつ潜在的に君はレズだからこの経験は後に良いものになる、私のこともホントは嫌いじゃないはずとかぬかしやがってさ…。確かにまだ嫌いではないよバカ野郎。お前にされたことが予想外かつショックすぎて泣いてるだけだよ。んで家に帰ったらもっかい同じことするから嫌なら蹴るなり殴るなり親や警察に通報すればいいとか言い出しやがって。
で、その日の夜またお姉さんに風呂で全身くすぐられて乳首いじられながら玩具使いつつクンニされまくってイきまくった。俺は今度こそ限界だと思った。その頃にはマジで気持ちよくて、ていうか他人に逆らうのが苦手な気質のせいかお姉さんに反抗する気持ちが湧かなくなってたので。
その日以来、私はしばらくネットを止めてお姉さんとの連絡も断っていたのだけど疲れからか不幸にもお姉さんのサイトにアクセスし私書箱から久々の連絡をしてしまう。私もうすぐ冬休みです、と。
そしてサイトの掲示板ではクリスマスに皆でパーティーしようかという話にいつの間にかなってて、新しくサイトの一員になった秋間(かずひさんだっけ?もう名前忘れたごめん)さんというパステル画の達人も加わり互いの絵を持ち寄って見せ合おうという話になる。
大阪のカラオケボックスに集結したお姉さんに一生さんとかSAINTさんとか秋間さんとか特定されないよう他1名と記すけど5人の美大芸大ガチうま絵師さんたちの生イラストを観て立ち直らねば、あの日覚えた行為の名をググって知って自慰行為も知っちゃったけどやっぱ真剣に絵を描かねばという気持ちになるわけですけど、解散後にまたお姉さんに誘われていつものアレをされて、もう全部が台無しよ。
そして図々しくも来年の夏休みもまた一緒に過ごそ?とか言われて。まあ結局そうなるわけですけど。
でも翌年の夏休みは他の絵師さんにも事前に連絡を取り付けてお姉さんの住所を教えてたおかげで日中はセクハラされず夜限定になったわけですけど。そして夜にはお姉さんの所有する大人の玩具がつよつよすぎてまた屈してしまうというかそれ耐えるの絶対無理ってなって中2のときは毎週のように逢って電マの威力に屈服させられたりしてたわけですけどさすがにお姉さんも4年になると私を相手してる余裕が無くなったらしく卒業と就職の準備に時間を割き始めて私はお姉さんより3歳年上のSAINTさんと蜜月になって、彼は愛知住みだけど何度かデートしてたらお姉さんの耳にその情報が入ってしまい、また自宅に呼び出される。
SAINTさんは紳士すぎて何もしてくれないので久しぶりのお姉さんの責めに期待してたら駅前で対面即泣かれて、よくよくその理由を聞いてみたら「あなたホントは私のこと好きなのに男と付き合ってどうすんの思春期の一時の感情に惑わされないで絶対後悔するよそれはそうとしてまたあのときの快感を思い出させてあげる」とか言われてお姉さん宅連れて行かれたわけですけど、連れ込まれた先はいつものあの部屋とは思えない綺麗に片付いた状態で「私東京に就職に行くけど貴方は来れないよね」なんて言われてまた泣きつかれて。親には聞いてないけど多分無理でしょと答えたら今までにない本当にあたたかい感触でギュッと抱きしめられて「好きだよ…」と言われた。今だから言えるけど私もお姉さんのことが部分的には嫌だったけどやっぱり大好きだった。そしてもう今までのように会えないんだなって、その時悟って泣いた。
でもお姉さんに教わったことはずっと忘れないし、私は必ず絵の道に進むしそのとき必ずまた会えるよって言ったらお姉さんはコミケ帰りの私みたいにぎゃあぎゃあ泣き喚いてて、その姿が可愛くてギュッと彼女を抱きしめた。これが私達には一番心強くて、私達の絆を感じる行為だってわかってたから。そして携帯を取り出してお姉さんのサイトを開いて「私はいつもここにいるから、寂しくないよ、みんな一緒だよ」って。
その日はお姉さん家に泊まってずっと抱き合って一緒のベッドの上で寝てた。SAINTさんとの浮気をチクチク糾弾されながら。
その後、私が3度目の夏を迎えた頃にはお姉さんのサイトはすっかり過疎っていて、連絡しても一月に一回程度、たまに返してくれるくらいの頻度になり、絵を描きつつもバンド活動にハマってお姉さんにそのことを報告しようとしたら去年東京で結婚したとの書き込みを期に更新が途絶えていて。私もこのサイトのことは忘れよう、あの頃のことは忘れようとなってtwitterやpixivに活動の場を移すうち、いつの間にかお姉さんのHPは(0zeroからecacoへとドメインを変えて必死に延命していたらしいけど)サービスもろとも綺麗サッパリ無くなっていました。
「数字エグイ」という表現に膝を打ったので、自分も最近始めたAI絵師活動で数字がエグイことになってるのを紹介してみる。
AI絵師として活動開始したのが10月初旬。丁度、NovelAIが登場したばかりでtwitterで喧々諤々の議論が巻き起こっていた頃だ。
活動を始めてまだ3週間ちょっとしか経ってないが、既にpixivのフォロワーは約2万人、twitterのフォロワーは約1000人に達している。
pixiv上でのイラストの総被ブクマ数は約10万に達しており、アカウント開設してまだ1ヶ月も経ってない新参にしては驚異的すぎる伸びを見せている。
twitter上でのフォロワーの伸びがpixivでのそれに全然及んでいないのは、やはりtwitterでは「R-18」イラストを投稿できないことが大きな原因だろう。
それほどまでに、「AI製エロ絵」が数字をもぎ取ってくる力は強い。
twitter上では、「AIタグが付いてる絵は非表示にしている。やはり絵は人間が描いてこそ」という声も散見されるが、それが単なる「声の大きい少数派の意見」でしかなかったことが、pixivでの自アカの数字を見ていてまざまざと感じた事実だ。大半のユーザーにとって、目の前に表示されるエロ絵が、AIが描いたものなのか人間が描いたものなのかはどうでもよく、ただ単にエロくて可愛ければそれが評価という名の数字に直結する現実がそこにある。
pixivフォロワー1万人超えたあたりで有償リクエストとFANBOXを開始したが、FANBOXの伸びがなかなか良い。月額500円で現在約50人の支援者がおり、手数料を差し引いても月に約2万2500円が事実上の不労所得として入ってくる計算になる。(実際はFANBOXも更新し続けないといけない関係上、完全な不労所得とは言えないが)
フォロワー2万人でFANBOX加入者約50人というのは少々少ない気もするが、手描き絵師と比べると圧倒的に楽なイラスト制作コストでこれだけの支援者を集められれば上々だろう。
有償リクエストに関しては正直伸びが悪い。やはり、「AI絵に3000円(pixiv有償リクエストの最低額)払う層」というのが極めて限定的であることが原因だろう。正直言って、自分もAI絵に3000円は高すぎると思うくらいだ。(だからこそ、3000円も払って有償依頼をくれるクライアントには本当に感謝している)
当面の目標はpixivフォロワー5万人、FANBOX加入者100人だ。
特に後者。FANBOX加入100人であれば手数料を差し引いても月額4万5000円が入ってくるのは本当に大きい。
今をときめく人気YoutuberやVtuberと比べれば比較にならないほど少ない収益ではあるが、ついこの間まで「自作ネットコンテンツで稼ぐ」なんてこととは一切無縁で生きてきたごく普通の社会人だった自分にとっては、現状の月約2万の収益でも正直驚嘆に値する成果だと思える。
増田諸兄もこれを機にAI絵師活動を始めてみてはいかがだろうか。
ネット上のマイナス意見は、所詮は声の大きな少数派でしかなく、実際活動してみると短期間で一気に評価を得て簡単に承認欲求を満たすことができる。
上手くいけば、私のように収益化することも可能だ。AI絵を始めることにデメリットは一切無いのがまた良い。
※追記
晩飯食い終わってから何気なく見返してみたら何か地味に伸びてるな!
せっかくなんでブコメにちょいちょい返信したい
ファンボックスって更新しないと減ってくけど加入者は何がお望みなんだろう?AIだからラフとか存在しないし表でエロやってるなら棲み分けが…
加入者はいわゆる「エロ差分」を求めて来てる感じだね。というか私が普段の作品投稿でそういう誘導してる。
ドエロいイラスト1枚だけ投稿して、「この続きがn枚あります。続きはFANBOXにて」みたいな感じやな!まあ特段珍しくもない、従来型の手描きエロ絵師なら誰もがやってる手法やね。
あとは人力での加筆。NovelAIは、「似せれるキャラと似せれないキャラ」の二極化が激しく、どれだけプロンプトを入念に練って入力しても似ないキャラはマジで似ない。それを人力で加筆修正やったものをimg2imgに投げ込むことで、「絵が自力では描けないタイプのAI絵師には絶対出せないキャラ(と作品)でAIエロ絵を出せる」という優位性を確保できる。これが本当に強い。マイナーアニメやマイナーゲームのキャラでAIエロ絵を出すと、ラブライブとか東方みたいなAIエロ絵のレッドオーシャン状態になってる界隈ではまず得られないほどの評価(ブクマ数・閲覧数・コメント数)を獲得できるんで、これを様々なマイナー作品を渡り歩きつつ万遍なくAIエロ絵を投下していくことで、自ら加筆修正することのない普通のAIエロ絵師とは決定的に差別化した状態で評価を稼げる。自分は一応高校時代に美大予備校で徹底的にデッサンの研鑽を積んでから公立美術系大に進んだんで、手描きでの加筆修正能力には自信がある。
NovelAIなり何なりに課金すれば何枚も好きに作れるのに、わざわざFanbox課金する人いるんだ…呪文考えるのが面倒なのかな。
これも上で書いたのと似た内容で回答できる。
NovelAIで本当に欲しい絵を生成するにはまずプロンプトの知識を多方面(4ch/5ch/twitter/Discord等)から得て何枚も何十枚も試行錯誤的に生成して理想の一枚を追及する努力が要るし、かつ、上でも書いたようにそもそもNovelAIのtext2imgではほぼ絶対生成不可能なドマイナーキャラに関しては手描き修正を経たimg2imgが必須であり、それをするには素の画力がある程度必要なので、そこまで行くともう自分で努力するより他の上手いAI絵師にFanbox課金してお手軽にエロ絵を漁る方が良いという結論に至るんだろう。AI絵師は普通の手描き絵師よりもFanboxも有償リクも圧倒的に安い場合が多く、課金が容易なのがまた彼らの課金を促すのではないか。
詳しく聞きたい。全部、版権でなく完全な一次創作でやってるの?画風は統一なの多様なの?どれぐらいのペースでアップしてるの?できれば垢晒して欲しい……。
一次創作も二次創作も両方やってる。有名キャラの二次創作の方が伸びるかと思いきや、一次創作もかなり伸びる。これに関しては、一次創作は二次創作みたいに「キャラに似せなきゃいけない」という工程を経ない分、NovelAIの素のハイクオリティな絵柄で全力でエロやれることが絵の高品質化に繋がるんで、そこが素直に数字に表れてるとも感じる。現状、私のアカウントでは一次創作エロ絵が最高評価になってる。
画風に関しては多様。NovelAIの機嫌次第で画風はコロコロ変わるんでそもそも統一するのが難しいという事情もある。
ペースは、多い時は1日10枚くらいアップしてた時もあった。やっぱ基本的に上げる枚数は多ければ多いほどそれがダイレクトに数字に結び付く。
垢は晒せないんや…。すまんな…。こういう、フォロワー数だの収益だの生々しい数字を赤裸々に語った増田記事が自分の垢と紐付いてしまうのは色々と炎上リスクがあるし、「垢を晒すことで増田やはてブからのPV流入を期待する」フェーズはとっくに過ぎた(そんなことをしなくてもpixivで毎日PV数万+フォロワー1000人ずつ程度増える状態にある)んで、ここで垢を晒すメリットがもう自分には無いことも、垢を晒せない理由になってしまった…。pixivで評価稼いでるAI絵師は今はかなりの数に上るんで、その中の一人が自分だと思って暇な時にでも探してみてほしい。
これは単純に、自垢のPV数・ブクマ数・フォロワー数の日々の増加具合を見てるとそう実感するという体感面での感覚が大きい。
twitterでの意見が世間での多数派の意見であれば、そもそも自分のAI絵はまず閲覧されることはなく、PVもブクマもほとんど増えないだろうけども(それこそVtuber元増田氏のように)、現実はそうはなってなかった。AI絵師を始めた初日からいきなりエグいほどPVやらブクマが付き始めた(普通の腕前の手描き絵師なら初日でこれは有り得ない)んで、これは普通に「単にクオリティの高いエロ絵であれば、AI産だろうが人間産だろうが気にせず閲覧者は評価する」というのが現実なんだなと判断したという感じ。
フォロワーのコメントなんかからこういうのがほしいんだろ?ってのを拾い上げる読解力のある呪文詠唱者がちやほやされる予感はある。
マジでそれ…。
あと、純粋にAI絵のクオリティが圧倒的に高い。「どんなプロンプト入れたらこんだけ綺麗でエロい絵が出るの!?」っていう…。(気合入れた人力加筆勢の可能性も大)
「AI絵は誰でも生成できるもの」という初期のフェーズを超えて、「神AI絵は上級呪文詠唱者にしか生成できない」という認識が広まれば、優れた呪文詠唱者が今の普通の絵師のような憧れの眼差しで見られるようになる未来も近いうちに来るんじゃないかという感じはしている。
どういうpromptを入力すれば描けるのか、4ch/5ch/Discord/中国・韓国掲示板で収集してないといけない感じに見えてるが。思った以上に誰も纏めない。デフォルトでパッと出るようなエロ絵で需要があるってことなんだろうか。
最近はFANZAの動向も追ってるんだけど、デフォルトで出る絵柄のエロ絵でも結構売り上げ良い作品あるんで、工夫次第で充分需要あるんだろうなぁと思う。プロンプトのまとめに関しては5chwikiがやっぱ強いかなぁ…。
YouTuberでもVTuberでも盛り上がり当初に始めるのが一番大切だから増田はすごい。後からぶち抜く人はそれこそ才能と努力が適合してないと難しいだろうし
ありがたい…。
いわゆる先行者利益というやつを人生で初めて体験できたのかもしれない。しかしこの勢いも例えば半年後にはすっかり無くなってるかもしれないから、油断はできないよなぁ…。
NovelAIに関しての勉強は数時間程度でしかないと思う。5chやtwitterやDiscordでプロンプト情報を延々収集してる時間を含むとさすがに10時間超えてくる感じになるが、それよりも実際にプロンプト練って画像生成を繰り返す試行錯誤にかけてる時間の方が圧倒的に長い。何事も実践やで!
自分も実証実験を兼ねてやっているが2週間くらいで3〜4000人くらいまで行ったので「この増田は事実だ」と断言できる。この人のようにガチでやってないが、片手間でやってもそれくらいは行く。これから先は知らんが。
お仲間だ!片手間でやって2週間くらいで3~4000という増え方も実によく分かる。AI絵は今それくらいの勢いで伸びる。ファミコン黎明期にどんなファミコンソフト出してもどれも爆売れしたみたいな勢いでAI絵はフォロワーを稼いでくれる。これも黎明期特有のカオスゆえかもしれない。
元増田です。
藝大デザイン科卒の大先輩からご回答をいただけまして大変嬉しいです!
まずは、私のような若輩者に対して、ここまで親身になっていただき、藝大受験における詳細な体験描写も交え基礎教養や広い視野の重要性を説いてくださったことに本当に感謝申し上げます。
隅から隅まで拝読致しました。一文一文が私の琴線を強く打ち、全身を稲妻が走るような興奮と感動を覚えました。ありがとうございます!
高校で得られる基礎教養につきまして、私が軽視していたことは否めない事実です。高校というのは現代においては退屈な義務教育の延長であり、その授業内容というのもまた中学の内容の延長であり、あくまで大学入試のために設けられたノルマとしての学科であるから真剣に学ぶ必要のないものと勝手に決めつけていました。しかし、実は高校で学ぶ教養というのは人生において後々実り、視野を広げる重要なものであると、多様な学びの礎となるものだということを、トラバ主様のご指摘に加え、他のトラバを書かれた方やブクマを書かれた方からも数多くのご指摘を受け、これは軽々しく切り捨てていいものではないと気付かされた次第であります。貴重な内省の機会をいただきました。ありがとうございます。
他のトラバの方のご回答で、一切高校進学をしないのではなく夜間高校や通信高校という選択があるのではないか?というご指摘を受けたのもハッとさせられるものでした。完全に盲点でした。お恥ずかしい話ですが、学校というものは昼間通うもの(全日制)という既成概念に縛られていました。確かに、昼間は美大予備校で学び、夜間になれば夜間高校なり通信高校で高校教科をしっかり学ぶ・高校教科の教養を得るという選択肢も充分有り得るものです。高校の一切を切り捨てるのではなく、かといって美大予備校での学びの時間を減らすこともない、ハイブリッドな形態には魅力を感じました。
このハイブリッドな勉強形態を採択することで、トラバ主様や、他のトラバ、ブコメの方のご指摘に沿い高校教科による幅広い教養を得られるならばそれも良いものと感じます。この方向で、前日の無謀・蛮勇な計画をいささか見直そうと検討しています。
藝大浪人時代、そして、藝大学生時代の体験談。そして、任天堂に入社した同窓の方のお話。いずれも胸を打たれました。
同窓の方がブコメで指摘されているようにゼルダの青沼さんであるということで、そんな青沼さんが学生時代は実に多様な趣味を持ち、世界の幅広いことに対してアンテナを張っていたという事実。これは、藝大受験と戦おうとすることで知らぬ間に視野狭窄に陥っていた、私元来の知的好奇心を充分に奮い起こさせるものでした。今後は、受験勉強の最中であっても心にどこか余裕を持ち、幅広いことに対して興味を持ち見識を積み、創作の際に必要となる引き出しを四次元ポケット並に拡充するため学びと遊びを硬軟織り交ぜて経験していきたく思います。
トラバ主様の今回の貴重な投稿は即座にブクマさせていただきました。
今後も、何かあるたびにこのトラバ主様の投稿を読み直し、心を奮い立たせていきます。
さて、極論的な表現で恐れ入りますが、こちらで質問したいことの結論を書かせていただきますと、
「高校進学することなく、中卒後即座に大手美大予備校の昼間部に所属し、3年間誰よりもデッサンと色彩構成と立体制作に明け暮れ、現役で東京藝術大学デザイン科に合格する」
この進路の舵取りは一般的に考えて極論中の極論だとは思いますが、この事の是非を質問として問いたいです。いかがでしょうか。
長くなりますが、このように考えることになった経緯をお話しますので、お時間ありましら是非一読いただき助言いただけましたら幸いです。
この目標を確実に達成するためにどうすればいいのかを考えますと、やはりデザイナーの最高の教育機関たる東京藝術大学デザイン科に入り、数多くの作品を作り最高のポートフォリオを仕上げた上で卒業し、新卒でデザイナー入社試験を受けるのが最良との思いに至りました。
東京藝大は気が狂ったレベルの難関です。それは充分に理解しています。
ですので、1%でも高い確率で東京藝大デザイン科に入るためには1秒でも長い時間を実技対策に投じて腕を磨くことが重要と考えます。そのことを考慮した場合、一般の美大受験生と同じように高校通学に併せて美大予備校夜間部に通い対策をするというようなことでは、藝大デザイン科合格45名の椅子を巡る戦いに現役で確実に勝てる確率は相当低いと言わざるを得ません。
藝大デザイン科現役合格というのは、はっきり言って狂気の沙汰です。であるから、こちら側も狂気的姿勢で受験に臨む他ありません。一般的な受験生と同じ姿勢で臨んだのでは勝てません。そこで考えた受験戦略が「中卒後即大手美大予備校昼間部通学」というストラテジーになります。
一つは、他の藝大志望高校生に対し実技研鑽で圧倒的な差を付けられるということです。
藝大志望の高校生が予備校で使える実技学習時間は夜間の3時間のみ。週5日通うして一月の学習時間は3(h)×5(d)×4(w)で60時間に過ぎません。対して、昼間部は基本的には一日6時間ですが、朝の教室解放後最速でアトリエに入り制作を開始することで実質7時間は制作できます。これを一月やりますと7(h)×5(d)×4(w)で140時間。高校夜間部生に対し一月で約2.4倍の実技学習時間が実現し、現役生という枠の中であれば圧倒できます。
二つ目の利点は、「昼間部に三年通うことは実質的に三浪するのと同程度の力になる」という点です。藝大受験においては、当たり前ですが現役生以外に浪人生も相手取って戦わなければなりません。私も予備校見学に行った際に目にしましたが、浪人生というのは化け物みたいな画力を持っています。そんな彼等とも刃を交えて戦う必要があるのであれば、彼等と同じ土俵に入って学ぶのが一番です。そのための昼間部通学でもあるわけです。いくら浪人生といえども、三年も浪人している人間はなかなかいません。ですので、ここで私が高卒年齢に達するまでの昼間部三年通いという戦略を実行することで、浪人生以上の経験と実力を18歳時点で積み込めると考えたわけです。
以上がこの戦略の利点となります。ここまでやれば高い確率で藝大デザイン科に現役合格できるのはないかというのが私の考えです。
何故私がここまで現役合格にこだわるかといえば、それは就活の際に一歳でも若いというアドバンテージを得たいがためです。
私が目指す企業は任天堂です。任天堂ともなればゲームCGデザイナーの椅子を巡って日本最高の戦いが繰り広げられるわけです。そこに上がってくるライバルは様々な意味でデザイナー志望として最強の人間達であり、そんな中で勝ち抜いていくためには何か一点でも彼等に対し有利を取れるポイントを稼ぐ必要があります。それが年齢というわけです。藝大生は浪人生の割合が比較的高く、現役年齢であるだけで就活の際は彼等に対し有利を取れます。突出した才能を持っていないにもかかわらず、何が何でも任天堂に入りたい私としては、わずかでも有利になれるポイントをかき集めて戦いに挑むしかないということです。
「中卒後即美大予備校昼間部通学」という戦略を実行するにあたり、学科はどうするのかという声がありますが、学科に関しては独学で充分やっていける学力的自信を持っていますので問題ありません。中卒ということは大学進学時に高卒認定を受ける必要がありますが、試験問題を見たところそれも余裕で突破できるでしょう。
藝大に対する熱意のあまりつい長文になってしまって申し訳ないですが、ご助言いただけましたら幸いです。
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◆追記◆
もう夜も遅かったですし、この記事を投稿してからすぐに寝たんですが、喉が渇いて水を飲みに今起きて何気なく増田を開き直したらこんなにも助言の声をいただけてて本当に嬉しいです…!!
明日も早いため、またすぐに寝るのですが、明日また時間ができたらまとまった時間に皆さまのご助言を読ませていただき、可能であれば返信もさせていただきたいです。
本当にありがとうございます…!!
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◆再追記◆
ブコメにも沢山ご意見をいただきありがとうございます!
再び起きてしまいましたので、改めて寝る前にできるだけお返事を。
トラバとは違って、直接お返事をすることのできないブコメにこちらで返信をしたいと思います。
id:sangping 他人事だから適当に言うけど「任天堂に入りたい」が真の目標なら、もっと直截「任天堂に」狂気をぶつけた方がいいんじゃない?まずは任天堂の人事や経営陣にアポを取って話を訊いてみるとか。犯罪にならない範囲で。
「任天堂に直接狂気をぶつける」心に刺さりました。名言ですね。任天堂社員の方はSNSに情報を漏らさない(Facebook上であっても自分が任天堂社員であることを名乗らない)というのは聞きますが、もし任天堂社員の方と連絡が取れる機会がありましたらダメ元でダイレクトアタックしてみたいと思います。まだ何者にもなっていない有象無象の坊主のために任天堂の方のお手を煩わせるのは恐縮ですが、聞けるだけのことは聞きたいなと。
id:i5s4y デザイナーです。デザインの技術はテクノロジーでひっくり返されるので、そうならない基礎教養を高校できちんと学んだ方が良いと思います。あなたが構想しているのは “現在の” 任天堂の入り方です。
デザイナーの方に意見を頂けて嬉しいです!数年前にGoogleがAIにこの世の終末みたいな絵画を描かせたり、はたまたpixivでは綺麗な自動彩色サイトが流行ったりと、デザイン・クリエイティブの分野でもひしひしとテクノロジーによる作画技術の代替が起こっている波を確かに感じますね。高校で学べる範囲のことでテクノロジーに抗する、あるいは利用する教養を得られるとしたら数学・英語でしょうか。それらは情報デザインの分野とも結び付きますし、一考させて頂きたいですね。また恥ずかしながら、私は浅学ゆえに "未来の" 任天堂の入り方は分かりません。ただ愚直に、"現在の" 任天堂の入り方に固執し我武者羅に頑張るしかないところは恥じ入るところです。ですが、今後成長していく中で "未来につながる" 構想が獲得できましたら、より合理的に方針を転換して戦っていきたいです。
id:tsubo1 このブコメを書こうとして、書いては消し、書いては消しして10分経った。私はあなたの若さが持つデタラメな焦りが羨ましいよ。あなたの書いていることは隅から隅まで全くの見当違いだが、その情熱はいいと思う。
ありがとうございます。不覚にも、ウルッときました。私のこの殴り書きのような粗削りの計画書に何かを感じ取っていただき、ブコメを書くのに多少なりともの時間を掛けていただいたということに対して、私の方も沁み入るものがあります。ブコメやトラバを確認しますと、やはりこの計画が如何に無謀で見当違いかを思い知らされますが、情熱を評価していただけた点に深く感謝致します。
id:migurin 職種は違うがデザイナー歴約15年です。応援します。ただ、技術はいつかアドバンテージではなくなります。自分自身を磨くことを忘れないこと。入社を目的にせず、人を豊かにすることを目的にすることを勧めます。
デザイナー歴15年という、ベテランの方にもご意見を頂けて嬉しいです!応援頂き誠にありがとうございます。技術的アドバンテージに限りがあり、それに抗するため自分磨きを続けるという事、ご指摘いただきありがとうございます。深層意識に刻み込みます。私も、任天堂に入れたら、そこで世界の人々の感情を豊かにするゲーム作りに携わりたいと願っております。
id:MiG 技術を伸ばす「だけ」ならいいかも。でも遊びを作るのに遊び(も含めたいろいろ)の経験がないのは就職活動〜その後の職業人生で逆に不利になることが多いように思う。当方ゲーム会社勤務10年超デザイナーヨリ。
ゲーム会社勤務歴10年のデザイナーの方からもご意見を頂けて大変嬉しいです!美術版受験ガリ勉になるのではなく、様々な遊びが必要であるということ、良く分かります。今の計画を白紙に戻し高校へ行くというのはまだ抵抗がありますが、少なくとも確定している未来として藝大(あるいは万が一失敗したら武蔵美・多摩美)に入ってからはうんと遊びたいですね。芸術に関することだけでなく、都内で、そして海外で、様々な遊びを経験し糧としたいと思います。
id:manganzenseki 任天堂のデザイナーになった知人が何名かいるけど、みんな私大でしかもファインアート出身。あと受験漬けの美術版ガリ勉よりも教養あったりスポーツなどに秀でた人の方がするっと受かるよ。広く感性も磨くべし。
任天堂デザイナーになったという貴重な知人の方の例を紹介いただきありがとうございます!私大(武蔵美・多摩美)からも任天堂への内定を出していることは存じ上げていましたが、しかしその採用率となると藝大有利だろうという思い込みがありました。しかし知人の方の全員が私大出身であるということで、必ずしも藝大に固執する必要が無いということを気付かされたのは大きいですね。いずれにせよ藝大の魔に魅入られた私は藝大を目指しますが、万が一受験に失敗した場合は私大受験に切り替える柔軟さも持ちたいと思います。教養に関しては、藝大同期にゼルダ青沼さんがいらしたトラバの方の投稿を読んで重要性を改めて認識しましたね。ありがとうございました!
id:kash06 桁外れに難しい目標であるから、極限まで自分を伸ばす方法を……その覚悟は凄まじい。今の増田には考えづらい事だが、そのルートに乗れなかった時の為の保険を考えられる人が、うまく助言できる事も加えて願う
藝大の倍率はかつては東大の10倍以上にも及び、過酷すぎる競争になるのは火を見るより明らかでしたので、その対策の最善を考えていった結果の産物でしたね……。目指すルートに乗れなかった時の保険(藝大失敗→武蔵美・多摩美 任天堂失敗→他の有力ゲームメーカー)は既に決めてあるので、あとは私に最終的に損切りする覚悟があるか……ということでしょうね。ありがとうございます!
いただいたトラバ、ブコメは全て拝読してます。本当に参考になりました。
この記事を投稿した時はチラホラとした反応がある程度を想像してたので、全てのトラバなりブコメにお返事できると思っていたのですが、予想外に反応いただけたため全てのトラバ・ブコメに返信することは難しく、せっかく貴重な意見をいただいたのに申し訳ありません…!
改めて申し上げますが、いただいたコメントは全て拝読してますので、皆様のご回答全てが私にとって等しく参考になっています。
私の友人にポケモンのゲームが大好きで、小学生のときから新作が出るたびに購入して、ゲームをただ殿堂入り?までやるだけではなく、ちゃんとその後もポケモンを厳選して育て続けたり、必死に貯めたお小遣いで(比較的お金に厳しいお家であんまりお小遣いは貰えなかったそうだ)みなとみらいにあったポケモンセンターの大会に赴いて出場したり、通信で大人と競いあってより強くなるといったようにゲームをやりきる子がいた。彼女と私は高校の1年生の時に知り合った。
彼女と私はお互いに勉強が苦手だった。お互いに運動も大の苦手だった。
お互い推薦入試で特に努力せずに入学したこと、お互いに成績がずっと悪かったこともありなんとなく私は「こいつも私と同じで腑抜けなダメ人間なんじゃないか?」という仲間意識をこっそり持っていた。
彼女はイラストを描くのが好きで、ある時期から楽しそうに授業中ずーっとイラストを描きはじめた。
私は同胞だと思っていた彼女が、何かに一生懸命になれるようなものにハマったのが羨ましくて、なぜか嫉妬みたいな気持ちもあって、「私もやってやろう」と思って夜にコソコソ一人でノートにイラスト描き始めた。それがキッカケで、勉強が嫌だったこともあり、「そうだ!私イラスト楽しく描いてるし美大行きたいかも」と思って、親に頼んで2年生から美大に行かせてもらうために美大予備校に通わせてもらった。
彼女は2年も3年も授業中ずーっとイラストを描いていた、彼女は私より大幅に遅れて3年の10月から美大受験の対策を始めた。イラストを描きまくっていたおかげか1年以上予備校通ってた私よりもその時点での初めてのデッサンが上手かった。
私は倍率の高いグラフィックデザイン科に行きたかったが、難しそうなので3年に上がるタイミングであっさりとその進路を諦めて、推薦入試で入りやすい空間デザインやファッションデザイン系の学科に志望を変更して、その後推薦入試でそこそこの大学にあっさりと合格した。
彼女は10月からという短いスパンで、且つ予備校等に通っていなかったにも関わらず、学校の美術の先生に面倒を見てもらって、必死にデッサンや色彩構成をやりまくり名門美大のグラフィックデザイン系の高倍率の学科に合格した。
後から知ったことだが、彼女は高校を推薦入試ではなく一般で滑り止めとして合格していて、本当は公立のもっと偏差値が高い進学校にに行きたかったらしい。なんとなく恥ずかしくて推薦入試で入ったことにしていたそうだ。
もともと腑抜けな私と違い、彼女は第一志望に落ちたショックで一時的に腑抜けになってただけで、目標をみつけたらそれに対してガツガツ努力できるポテンシャルの持ち主だった。
あれから3年くらい経つけど、彼女は大学に入ってからも同人作家デビューをしたり、趣味のバイクに乗るためにバイト代を貯めて二輪の免許を取りに行ったりと精力的に動いている。
私はというと課題でそこそこの製作をするだけで、特に趣味の活動等はできてない。土日はせいぜい展覧会に行くくらいで、大体は彼氏や友達と遊んで終わりである。イラスト描くのもとっくにやめた。
時々、彼女のことを考えるたびに、彼女がポケモンが好きなこともセットで思い出す。同時に、「そういえば私小さい頃からポケモンは殿堂入りしたらもう見向きもしなかったなぁ」ということも思い出す。
もし、「ウチの子、ポケモンばっかりやってて、将来どうなるか心配」という親御さんがいるなら声を大にして言いたい。
長文でごめんやけど。
「脳の右側で描け」を読んだのなら、基礎知識としてはある程度学んでるのだと思う。
その時点でとてもえらい。
まずデッサンってのは「モチーフを観察して質感や空間性を把握する作業」のことね。
絵にとってデッサンが大事なのはそうなんだけど、デッサンをやったからすぐイラスト(萌え絵)が上手くなる、っていう単純なものではないよ。
ネットでは、そもそも言葉の意味も判らないで知ったかぶってる人がほとんどだからか、妙な神聖視が広がってるけど。
入試のデッサンの比重は大学にもよるけど、美大予備校なんて主にデッサンしかやらないはずなのに。
(美大卒の場合、極端に崩した絵柄になる人も多いので難しいんだけど)
デッサンで観察眼を鍛えたはずなのに、なんでまともなイラストすら書けないのか疑問だけど、理由はよくわからん。
とにかく「デッサン=絵が上手くなる」じゃ、ない。
やれば当然何らかの成長はするんだろうけど、それが誰しも目に見える形で現れるわけではない。
そもそも、あるイラストでモチーフの形が正確だからって、デッサンによる効果かは素人目にはわからないよ。
単に他人の模写でその形を練習してたから得意なだけ、ってこともある。
デッサンやったら下手でひとに笑われたって話をしてたり、
逆に「絵が上手い」イラストレーターやマンガ家でもデッサンが下手な人もいる。
要は基礎の一つにすぎない。
デッサンをやれば、立体を頭で組み立てられるようになって自由に絵を書ける、という話も、
嘘とはいわないが、誰でもできるわけではないし、絵がうまくなるためのファーストステップでもない。
ちなみに、ツリーに書いてあったけど
ただの平面を写してるだけだから。
最初にも書いたけど、デッサンは立体の質感や構造を把握すること。
単にイラストが上手くなりたいなら、人によってはデッサンよりイラストの模写の方が効率よかったりするから、その辺は練習結果をみて考えた方が良い。
やり続けて苦痛なだけなら、一旦ストップして、やってて楽しい練習に切り替えるべき。
絵を書くことそのものが嫌になったり、練習してるつもりなだけで、逆に思考停止してサボるのが上手くなったり、碌なことないから。
もっと初歩の部分を練習するべきで、そうしたら飽きずに続けて成長出来たかもしれないのに、無理しちゃったりするんだよね。
11月ももう中頃になってしまったが、なにかと不安定。芸術系の進学を希望してきて頑張ってきたけど、なかなか自信が持てない。し、ここ1ヶ月作品の案が全くもって思いつかなくなった。なんで美術なんか始めたのだろうかと考えてる。わたしが、勉強も運動も得意じゃなくて、唯一残されたのが美術だっただけなんだけど。美術は好きで、人間しかできないことだ(と思ってる)から美術をやっていることに誇りを持っている。まあ、それにしてもやりたい理由、やる理由、わたしがやる理由は分からなくなった。英語系の高校なので、周りがみんな就職を見据えて進学する中浮いているからかもしれないけど、最近はお金のことも考えるようになった。食べていけるのか、というよりは生きれるのかな、って感じで。
制作が進まなくなったのは何でだろう。
心当たりにあるのは、遊ばなくなったからかな。と思った。
ずっと、フットワークが軽いのは長所だと思ってて、休みの日は電車で出かけた。夏休みまでは美大予備校の夏期講習に通いながら廃墟に行ったり、駅名で気になる駅に降りて、適当に歩いたりした。その出かける趣味の中でも、廃墟の散策は17年間生きてきて中で最も自分らしい趣味だった。そのワクワクというものは、写真、絵、映画を作っているかなり近い感覚。遊び、楽しい事が自分の制作に繋がっていたんだなーと、何も出来なくなった今感じられた。
今は英語に力を注いでいる。きっかけは、写真の仕事で、日本に住んでる外国人と会うことが多くなったから。実際に英語が伝わるのは嬉しい!いずれは自分の作品を世界的に見てもらい、日本だけでない人に意見をもらいたいと思ってる。でも、見せるものがなれけばどうしょうもない。本当に自分は美術がやりたいのかもわからない。でも美術をやめたらなにやるの?という気持ち。写真の仕事を続ければいいのか。ああ、それもやだなあ。どうしようなー
自分は武蔵野美術大学で学んでる者だが、ネットの絵描きクラスタで「デッサンが狂ってる」という言葉を聞く度に失笑を禁じえない。
彼らの言うところの意味によると、それは「人物の形のバランスがおかしい」ことを指すらしいが、真っ当な美術教育を受けてきた自分からすればあまりにも笑いを誘う言葉使いと言わざるを得ない。そもそも、「形がおかしい」のであれば、素直に「形がおかしい・形が狂っている・比が違う」等と指摘するし、例え横文字を使うのだとしても、そこは「プロポーションがおかしい・プロポーションが狂っている」と言う。
美術高校、美大予備校、現在の美大と通じて教育を受けてきたが講師・教授は皆こういう言い方をしてきたし、「デッサンが狂ってる」という指導をしている教師をかつて一人も見たことがない。
そもそも「デッサン」が「狂ってる」って何だ?字義通りに解釈するなら、鉛筆や木炭を駆使しモチーフを写実的かつ空間的な真実性をもって描出する一連の行為【デッサン】が【狂ってる】ということなのだが、それだと指し示す範囲があまりにも広すぎてデッサンの中の「何が」狂ってるのか分からない。仮に何が狂ってるのか指摘するなら、形・明暗・量感・動勢・空間・関係など、個々の要素に絞って指摘する。全体を指摘するなら「全体感に気を使え」や「個々の細部ばかりに気を取られるな」と言い、「デッサンの狂いを直せ」など決して言わない。
「デッサンが狂ってる」という言葉を違和感を覚えず使っているのは、恐らくは独学の素人か専門学校卒の半端絵描きのような、ロクに美術教育を受けたことがない連中なのだろう。そんな奴らが顔の見えないネットで専門家を気取って大手を振って「デッサンが狂ってる」などという身も蓋もない言葉を流行らせ、さもそれが正規の美術教育現場でも通用しているかのように吹聴しているのは噴飯ものだ。
まあ彼らがこれからもそういう間違った言葉使いをしていたとして、自分に何か悪影響があるわけでもなく別にどうでもいい。しかしまあ少なくとも自分を含む正規の美術界隈の人間からは「可哀想に、物を知らないんだな」と失笑を買い続けることだろう。それでいいんじゃないか。