はてなキーワード: 定常状態とは
元増田:https://anond.hatelabo.jp/20250119141453
元増田が言うように小田急線は複々線化が遅れ、ラッシュ時の酷い混雑率とノロノロ運転に悩まされていた。
線路脇には中途半端に地上げした空き地が点在し、沿線の民家には複々線化反対の幟や横断幕。通常新宿~町田間は急行で35分だったがラッシュ時は50分。こういう状態が20年くらい続いていた。
ところが1990年代中頃になると一気に地上げは進み方々で工事開始、2000年代になると完成区間から供用されていったのである。
何が起こったのか?反対運動側が折れたのか?
それは首記の「特定都市鉄道整備積立金制度」のせいである。ぶっちゃけて言うと鉄道会社が複々線化事業の原資を貯めるために運賃の値上げをしてよいという制度だ。
この制度の根拠法の「特定都市鉄道整備促進特措法」は1986年施行なのだが活用が進んだのはバブル崩壊後の1990年代前半からであった。
そもそも知っておくべきなのは鉄道運賃が国(運輸/国交大臣)の許可制で、勝手に値上げ出来ないという事である。
バブル崩壊後にデフレが進行するという異常事態に陥ったが、通常の国民経済ではインフレ傾向が定常状態だ。すると鉄道会社やバス会社は運賃を値上げしたい。だが公共交通はインフラであるので値上げは沿線住民が困る。また逆に平行路線との過競争で運賃を値下げして競争会社を潰してしまうとその会社が運行する別路線の交通インフラが無くなってしまう。
なので運賃は国の許可が無いと変更する事が出来ない。運輸/国交大臣は会社の財務状況などを勘案して値上げの許可を出すのである。
という事は、鉄道会社は鉄道事業で金を貯め込んだり株主に高配当するという事が難しいのだ。
同制度は運賃値上げの理由として複々線化事業の積立を認めるものである。
余剰収益を積み立てたらそこに法人税が掛かるものであるが、同制度により積み立て分への課税は回避される。
ずっとゼロ金利状態なのでピンと来にくいが、バブル以前は金利は高かった。しかもバブル時はインフレ加熱を懼れて公定歩合を一気に引き上げた。事業をやっている人は常に公定歩合の上げ下げに気を留めていたのである。(現在は基準貸付利率というが慣習的に公定歩合と言う人も多い)
ゼロ金利であっても、鉄道などの土木インフラ事業では償還期間が長いので利子の負担も重くなる。
本制度が動き出すまで私鉄はどこも複々線化事業が全然進展していなかった。例えば地下鉄有楽町線は新桜台止まりの支線がずっとそのままだった。これは乗り入れ先の西武池袋線練馬駅の工事が手付かずのままだったからだが、同制度が動き出してから後には瞬く間に工事が開始されて一駅だけの無意味な支線は解消された。
一方、JRでは既に複々線工事は昭和の中期に完了していた。これは国の金で工事が出来たからだ。具体的には工事自体は鉄建公団が負担して行い、完成後に国鉄に負債を転嫁するというスキームになっていた。
また、国鉄には地上げ専従の職員と部署があった。新線、線路改良が定常的に行われていたという事である。
例えばJR化後直ぐに東北新幹線の上野~東京間が開通したが、この区間は国鉄が既に地上げをしてあったのでやったのは工事だけだった。
上野東京ライン開通時に「神田付近の地上げが難しくて新幹線の上を通す構造にした」という話を聞いたことがあるかも知れないが、これは国鉄時代の事なのである。新幹線線路上の三階建てにする高架構造も既にその時に決まっていたという事だ。
こうして同制度によって90年代には各社線で値上げと工事が一気に開始され、2000年代には完成して供用されるようになった。
増田は90年代小田急利用者だったが、この為に運賃が値上げ、しかも通学運賃は2倍になった。
更に工事の為に急行退避駅の待避線が幾つか使えなくなった。成城学園前が退避不能になった場合は、経堂から向ケ丘遊園まで各停の追い越しが出来ない。故に急行は各停にすぐに追いついて各駅手前停車列車と化した。大変なストレスである。しかも運賃2倍なのだ。そして複々線化完了する時には卒業していて利益還元ゼロ。理不尽な仕打ちであろう…。
多数の私鉄線が同制度を利用して複々線化を行ったが、一つ事業キャンセルになった所がある。それは西武新宿線で、積み立てをしていたがバブル崩壊後の経済低迷で利用者増の見通しが下方修正となった。それで複々線化の必要なしとの判断になり、積立金は取り崩して運賃に還元、つまり運賃値下げして利用者に還元された。
故に西武新宿線の混雑程度が同制度による混雑緩和限度、つまり利用者受忍限度と見做す事が出来る。
特定都市鉄道整備(特々)には複々線化だけじゃなくて連続立交化もある事に注意が必要だ。
複々線化は原資が運賃積立金、連続立交化は補助金が原資となる(それぞれ事業金の100%ではない。持ち出しや借入、社債発行もある)。
この二つは別事業なのだが、同時に行われる場合もある。小田急の場合が将にそれで、高架化やトンネル化が複々線で行われた。この為に原資としては運賃積立金と補助金両方が入っている。
元増田は「騒音問題が」と何度も書いているが、これは高架化の事だ。同時に行われたから不可分に見えるが、制度と原資の面で違うのだ。
元増田が勘違いしてるであろうのは反対運動の主張のコアだ。当時、沿線のベランダにたなびいていた幟や横断幕の文言は専らが「複々線化は地下式で」だ。つまりは複々線化は前提にして地下式を求め高架式を拒否している。
地下化なら騒音はないし日照問題も無い。工法によってはもしかしたら沿線の住宅が立退きしなくても良くなるかもしれない。そういう見立てだ。
だが地下化は金が掛かるからちょっと困難である。但し東急池上線という都内のローカル線が地下化された事はあるのでそういうのを参考にしたのかもしれない。
元増田は自分で騒音問題忌避の住民エゴを批判する事を書きながらそれを「複々線化反対」と断じていて筋違いである。
線路や道路の計画段階では住民に説明が行われ時に紛糾したりするが、その後の進捗というのは一直線ではない。計画→説明会→地上げ→工事と滞りなく進むものばかりではないのだ。計画のまま何十年も塩漬けになったり資金不足で地上げがチンタラ進まない場合もある。小田急複々線化は将にこれに該たる。
だから反対運動の方も計画段階で反対している時と、事業側がやる気になって金突っ込んで工事内容を策定するような「詰めてきた」状態での反対では温度差がまるで違う。
また反対の内容も計画自体に反対から補償金や公共施設の築造を求める、曳家で引っ込めたいから工事業者や銀行紹介してくれなどに変わったりする。その上で強行的に反対する場合もある。
でもネットフィルター通すとこういう各段階での温度差は見えなくなって、一律反対派住民となってしまう。土地とか持ってない人間が集まって集合意識を形成してしまうのだ。元増田もその気配がある。
自衛隊の東富士演習場に食い込むように未収用の土地があるのをご存じだろうか?ここではやはり収用反対運動が展開された。
その未収用の土地の一角を所有する人の下で働いたことがある。所有と言っても親戚兄弟姉妹で共有になってる山林だが、この人の家には収用の役人が一度も来た事が無いそうである。だから一見揉めてそうで全然揉めてもいないし交渉自体行われた事が無い。
だがネットではその辺の事が判らずに「反自衛隊的な人間がごねている」と書かれているのを見た事がある。そういう事を書く人は自分が住む家が何十年も前から再開発地域になっていて説明会がたまに開かれていても判らないであろう。
鉄道会社は運賃許可制により過剰な儲けが出せない仕組みになっており、また普通の経営的にも蓄財には課税され借入は経営上のリスクになるので莫大なコストが掛かる複々線化はまるで進捗しなかった。
そこで特定都市鉄道整備積立金制度がスタートして運賃値上げによる非課税積立が許されるようになり各社一気に工事が進捗しほぼ完成した。
同じ特々事業の高架化(連続立交化)と同時に行われて混同しやすいが制度と原資の調達面で違うもの。
反対運動と言っても地上げの各段階で温度差があり要求も変化する。
終局の合意が、負けている(と理解している)側にとっては投了のバリエーションに過ぎない、というのは、言われてみるとその通り。
ただ、実際には「お互いに打つ場所が本当になくなるまで打つ」ということは、ルール上可能でも、実際にはめったに、いやおそらくは100%、起きることじゃないんだ。
なので、先頭にそれを持ってくるのはどうかと考えた次第。
ツリーで、「初心者同士は最後までやる」と書いたけど、この「最後まで」というのが誤解を生んでしまうかもしれない、と書いたあと思った。
わかってたら申し訳ないけど、「最後」というのは本当に全てが着手禁止点になるまでという意味じゃなく、「両者がもはや点数を一点たりとも増やせないことに納得する(諦める、ともいえる)まで」って意味だ。
元増田で説明したとおり、囲碁は、ゲームを続けていればある状態以降、どちらがどう打っても互いに点数を増減させることができない定常状態というべき状態に陥る。
この状態になり、かつ、両プレイヤーが定常状態に陥ったことを納得したときが、ゲームが終わる時で、その時初心者だと得点が瞬間的に読めないから、互いに合意して得点計算に入る、という流れになる。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/gigazine.net/news/20220314-puyogo/
どうやら毎回、ルールわからんと言っている人が引っ掛かってるところは同じみたいだから、それをQ&A形式で解消してみようと思い、書いてみる。
ツリーで会話していてこれが先にあった方がわかりやすいかもと反省したので載せる。
・囲碁はゲームが進むと、盤面が石だらけになる前に、どちらがどこに石を置いても互いの得点を一切増減させられない、いわば定常状態というべき状態に陥る。
・この状態に陥ったことを、両プレイヤーが納得し、そのことに合意をしたらゲーム終了。
両者が終わることに合意をしたら。
これを曖昧なルールだと考えてしまう人も多いが、決して曖昧ではない。お互いが同意したら終局できる。これは客観的に判断できる立派なルールだ。
たとえば民法にも「同意を得て~」みたいな定めがある。これを「同意とはなんて曖昧な!これは法の不備!」と思うだろうか?思うはずがない。
囲碁も民法と似たようなものでお互いが合意をしたらOK。シンプルかつ明示的で客観的に判定可能な終了条件だ。
これをもっと明示的にしたものが「お互いが連続でパスしたら終わり」というものだ。
それなら片方が絶対にパスをせず、終了に同意もしなければどうすると言う人がいる。
当然、それならば続けることになる。何の問題もない。
片方が延々と同意しなければ?
盤面は有限なので、千日手になるような例外を除けば、一時的に石がとられることはあっても大局的には盤上の石の数は増えていく。
やがてどちらかのプレイヤーにとって全ての点が【着手禁止点】になる瞬間が来て、ルール上選択できる行動が「パス」しかなくなる。
そうすると相手もパスをして試合終了になる。この戦術で延々と試合を引き延ばし終わらせなくすることは不可能に近い。
ルール上ではなく戦略的な意味で、いつ相手に対して終わりを提案すればいいのかという疑問を持つ人もいる。
あるいは提案された場合、合意してよいかどうか決める判断基準は何なのかという人もいる。
これらは至極もっともな疑問だ。
回答としては、基本的には、もう打つ手がないなと思ったら終わりを提案すればいいんじゃないか、というものになる。
打つ手がないというのは、「これ以上どこに打っても、一点すら相手から奪うことはできない」ということだ。
次の節でも説明する予定なのだが、相手が十分に上手な人の場合、既に相手の石に囲まれている場所に対してちょっかいをかけたとしても、一点たりとも自分の得点をプラスにすることはできないことが予想される。
そのため「全ての場所が、どちらかの石に囲まれた陣地となっており、しかもどの陣地にも一切隙が無いように見える」のであれば、それ以上やることはないので終わりを提案すればいいし、相手もそれを受ければいい。
これに対して、「いや相手がミスすることを期待して打ち込む手もあるじゃないか」「本当に隙が無いかどうかはわからないじゃないか」と反論するのであれば、それならばどうぞ気の済むまで続ければよい、としか言えない。
ただ、将棋で詰み筋が明らかに見えている場合に真の詰みまで指さずに降参するように、囲碁でも延々と粘るのは行儀がいいとは言えない。
実際、プロとかある程度囲碁をやる人同士でやった場合、そもそも終わりの合意とかまでいかずに降参によって勝敗が決することも多い。
そういう武士道ないしマナーみたいなものは確かにある。でも、それはマナーであってルールじゃないから、どうしても粘りたい人はルール上可能な限りいくらでも粘ればいいと思う。
そんなことはない。
囲碁のルールには着手禁止点というものがある。これは、「置いたその石がただちに相手の石によって取られる状態になる石は置けない」というものだ。
(ただし、自分の石が相手の石を取れるかどうかの判定の方が先。カードゲームとかで効果の発動順みたいな概念に慣れてるとわかりやすい)
相手の陣地に延々と手をかけたとしても、相手が適切に対応している限り最終的には「相手の石が囲んでいる1マスの空間」だらけとなり、その位置は着手禁止点であるため、それ以上手を出せなくなる。
でもそれで相手の陣地を極端に減らせたわけだから、ちょっかいを出す価値はあるんだと思うかもしれない。
しかし囲碁の得点というのは、自分の陣地の数に、相手の石を取った数が足されるので、実は意味がない。
相手の陣地に割って入った石は、相手が適切な対応をしている限りいずれは取られる石であるため、相手の得点源になる。
囲碁はパスがなければ両者が交互に打つ。自分が相手の陣地に割って入れた一石が相手の得点源に。相手がそれに対応するために打った一石が相手の陣地を削り。
したがって、相手の腕前を十分信頼しているのであれば、相手の陣地に隙が見えない時点で、もう打っても意味はないと判断することができる。
もちろん経済学的に最優の方法はそれでも相手のミスを期待することだろうが、そこはマナーということで良いのではないか?
それすら受け付けられないのであれば本当に残念だが囲碁に向いていないと言わざるを得ない。
陣地と呼ばれうる概念は少なくとも2種類、多くて4種類くらいある気がする。
少なくとも、終局時に得点計算に使われる「陣地」と、対局中の「陣地」は分けて考えたほうがいいかもしれない。
終局時の得点計算は、以下の3つの数を合計することで計算される。
・1個以上の自分の石と、0個以上の碁盤の辺のみに囲まれた、石の無い場所の数
・後手のみ、ハンデとして6.5点(囲碁は先手が有利であるため)
これが得点のルールだ。どこにも曖昧なところはない。この1つ目の点が「陣地」と呼ばれうる。(正式には「地」という)
一方で対局中に「陣地」と呼ばれうるのは、「だいたいこの辺はもう手が入れづらい」と考えられる場所だ。
前の節で説明したように、自分が手を入れても、おおよそ無駄になるだろうなと思えるような場所が、相手の陣地。
逆に相手にどれだけ手を入れられても、まあだいたい上手く返して見せるぜと思える場所が、自分の陣地。
(あるいは、「終わりまで進めばおそらく得点源となっていることが期待できる場所」ともいえる。この2つの意味での「陣地」の場所は概ね一致する)
しかしここは曖昧でも全く構わない。なぜならこの意味の「陣地」はルールに関係してくる部分ではなく、あくまで戦略上参考にする概念でしかないからだ。
得点計算の際の「陣地」はルールで定義された客観的な概念であり、対局時の「陣地」は戦略上の概念。別物だ。
別物なのだが、対局中の意味での「陣地」が、終わってみれば得点計算の意味での「陣地」とほぼ一致するので、混同の原因になっている。
なぜなら対局中に石で囲まれている、あるいは囲まれかけている、あるいは石がたくさんある場所というのは、手を出しづらい場所であり、手を出しても意味がないことが多く、そして最終的に得点計算の際には石で囲まれていて得点源になることが期待されるからだ。
囲碁は最終的には得点を相手より多くすることが勝利条件のゲーム。
そのために、得点計算における得点源にするための「陣地」の数を稼ぐ必要がある。
そのために、対局中はうまく石を配置して、相手にとって手が出しづらく最終的に得点源を構成することが期待される「陣地」の領域を増やす。
こう考えるとわかりやすいのではないだろうか。
一番上に挙げたのとは違う記事で、「開始直後に真ん中に石を置いたら全部自分の陣地になるから囲碁はルール不備」みたいなコメントがあった。(言い回しは覚えていない)
これに色々な勘違いが集結していると思ったので、例にとって考えてみよう。
まず、「開始直後に真ん中に石を置いた状態」で、ゲーム終了の合意を行う相手プレイヤーは普通はいない。
したがってここでいう「陣地」は得点計算の際に参照される得点源としての空間、のことではなく、対局中に参照される戦略的な意味での領域のことを指すとしか考えられない。
そうであるならば、「真ん中に石を置いた状態」で、盤上任意の位置に相手が手を出しづらくなったとは考えづらく、「全部自分の陣地になる」は間違いであるとほぼ断定できる。
また、仮に、相手プレイヤーがたまたま何らかの理由で、「開始直後に真ん中に石を置いた状態」で終了に合意したとする。
この場合では「陣地」は得点計算におけるそれを指すことになるが、定義上、この状況での盤面任意の位置は「自分の石と辺に囲まれた場所」ではない。
中にある石が盤面全域を内側から外側へ向けて広がるように「囲んでいる」イメージをしているということはわかるのだが、「囲む」とは多角形の石と辺によって閉じられていることを指し、中にある石は無視される。
もし、最初に置いた石が真ん中ではなく辺上や角であれば議論の余地があるように思われるが、まあそんな状況で終局する日は来ないので無駄な議論になるだろう。
とにかく、どのような意味でもこの例に挙げたブコメは明確に間違いを含んでいるというわけである。
これによって、悩める全ての人の「囲碁のルールわからない」が払拭できたら幸いである。
石が取れる状態というのは、
「縦横に連なった一連の同色の石の周りに、石の置かれていない点が全くない状態」
そして、石が取られるかどうかの判定は、常に、ターンプレイヤーから見て相手の石を先に判定し、その後、ターンプレイヤーの石の判定をする。
この時ターンプレイヤーの石が取られる判定となる場合は、そもそも石が置けない。
初心者は相手の石を「囲んで取る」と教わる。陣地も囲んで取る。石も囲んで取る。だから囲碁と呼ぶ。わかりやすいが、これが誤解の元。
石がとれる条件と終了時に陣地にカウントできる条件は微妙に違う。違うのにどちらも「囲む」というから間違える。
ぷよ碁のブコメにあった「碁石から出てる盤上の線を全て塞ぐ」というのが分かりやすかった。
ぷよ碁で考えると、置いてあるぷよは周りにあるスペースと繋がった線から呼吸をしていて、それが全部塞がれると窒息して死ぬって考えれば直感的なのかな?
まさにこれの通りで、石がとれるのは窒息のイメージがあっている。
当初聞いたときからかなり被害規模も拡大している睡眠薬事件。内服された方が一刻も早く回復されますように。
他の製品も全て差し止めだからこの年末の忙しいときに色々な薬局や病院の採用担当部署は代替薬の手配で残業へと叩き込まれているはず。
それはさておき正直患者さんにこういう副作用が有りますって言われて、混入か?って疑えるかという話。
自分だったら、まず副作用と内服開始歴の聞き取りをして、副作用(添文、IF)、PMDAの報告確認、RMPとか探して、構造式から起こりうるか…?症例報告の論文、海外の添付文章、論文、それでも無理なら…どういうことだ?ってなる。開始時期が一致してたら即変更だけど、今回の件だと違う薬局で他社製品をもらったら副作用が出ないという謎の状況が生まれてしまう。
難しいのが痛み止めとかの頓服薬なら一回飲むの止めてみましょう?って言えるけど、抗生物質関係は薬剤にもよるが基本的に血中濃度を維持することが大事、中途半端な低濃度だと効果もないし耐性菌を生むから中止しにくいところ。外来はおそらく爪白癬の難治例とか?外来患者ってことはそこそこ元気な患者さんだから社会活動に影響するし、入院は逆に状態が良くなくて患者さん自身からの訴えが少なそうだから見つけるのが難しそう。
しかも新規薬剤ならともかく前々から使われてる古いイトリゾール単剤でいきなり副作用が増えたって言われたら???ってなる。大阪の処方量が多いのは会社の位置関係で採用企業が多いのか、それとも風土として処方量が多いのかはよくわからない。
リスミー自体はプロドラッグで、活性代謝物及び非活性代謝物への代謝はCYPだけど、結局CYPが障害されても加水分解されるからイトリゾール自体との相互作用はそこまで気にしなくても良さそう。非活性代謝物の排泄は腎から。正直BZ系以外の薬が充実してきているので、新規開始するなら疑義して非BZ系を勧める。
定常状態までは3日間。これがトリアゾラムなら代謝酵素の関係で用量以上の被害が出ていたはず。イトリゾール自体が相互作用多い薬剤だから副作用っていうより、飲み合わせ関係をめちゃくちゃ気にしてたら実は中に睡眠薬入ってましたという…。
詳細はわからないけど少なくとも何人かは薬剤師に相談したと思うし、そこから副作用報告をあげることはあっても、まさか混入とは。私なら疑えない。ふらつきや眠気なら他に何か疾患があることを疑うこともあるし不定愁訴の場合もある。明らかに開始時期と副作用症状出現時期が合致してたら言えるけどな。
後発品は玉石混淆とはいえ後発品のイメージを凄く悪くしてくれた。医療経済の負担だよ。全ての人の全ての薬を先発品にすることは全額自費ならまだしもコストがかかりすぎる。これからまた先発品にできないのかって聞かれる回数が増えると思うと鬱。ジェネリックの肩を持つわけではないけど、剤形で凄く使いやすい(液剤あります、粉砕できます、一包化できます)のはたくさんあるというのに。このような事例があったからには法令規制がより厳しくなるかもしれないし、しないといけないとも思う。
本当に真面目な人は何か変だなって思っても、我慢して飲み続けるから、こちらも具体的にこういう副作用でる方もいるんですけど症状ありませんか?って聞くようにしてる。そういえば…とか実は…って言われることも多いしね。
患者さんの発言には勘違いもあるからたくさん言ってることや雑談の中から状況を判断する要素を拾い集めるように気をつけてるけど、まだまだだなと思うこと多数。
これからも気をつけていきたい。
承前 : Part-6 https://anond.hatelabo.jp/20201011065246
次回 : Part-8 https://anond.hatelabo.jp/20201018143903
今回はTCに重要な影響を与えるRSU Refresherについて。
具体的には、1) Refresherとは何か、 2) TCにどういう影響を与えるか、3) 各企業でRefresherはどれぐらい配布されるか、について取り上げる。
上場企業で働きはじめれば1)と2)はすぐに分かる。しかし、数年働いた後も3)をまったく把握せずに転職活動をし不利なオファーを受ける人がいる。
一つの理由としては、オファーレターにはこの辺りの事情がほとんど何も書かれないからだ。交渉時に質問しても、あなたの成果に応じて、と全く具体的でない返答が来るのみだろう。
多くの働き始めの技術者はこう考える: まだよく分からないけれど、問いただすのもがめつい気がするし、報酬が成果に依るのは当たり前だ、自分が頑張って成果を出せばいいだけなんだからただ職務に励もう、と。
それ自体は間違っていない。特にL3/L4の段階であれば、TCへの影響はそれほどではない。技術者として実力をつけ、早く上のランクに上がっていくことのほうが大事である。しかし、L5/L6の段階に入り、転職活動をしていく時までには大体の事情を把握していてほしい。
というわけで今回はL5の技術者でCase Studyをしよう。levels.fyiによればGoogle L5の平均値は
Salary | RSU/year | Bonus |
---|---|---|
$186k | $126k | $38k |
TCとしては$350k。そろそろ家の購入に踏み切る時だ。2馬力の家庭なら悩む必要すらない。
さて、このTCのうち重要な部分を占めてきたRSUの$126k、Googleの場合vestが1 year cliffのあとに、毎月分割で各年25%入る。
では4年経ってvestが完了したらどうなるのか?もうもらえないのだろうか?そんなことは勿論なく、引き続きRSUは補充されていく。これがRefresherだ。
多くの会社ではRefresherも4 year vestである。但し1 year cliffは無いので即座にvestが開始する。
最大の違いは、Refresherはその人の成果に応じて毎年少しずつGrantされることだ。
Salaryの上下が難しい以上、RSUはシリコンバレーの企業において従業員のやる気を出させる最重要手段、目の前の人参だ。当然毎年のperformance reviewと連動され、Stock Bonusとも呼ばれる。しかも上場企業からすれば無料で畑からとれる、まさに株である。とはいえ濫用はできない。cash flow的には無料でも、vest時にdilutionを引き起こすからだ。
最初の年にRSUがRefreshされることは少ないかあっても少量である。
では、2年目以降にinitial grantの25%ずつrefresherが配布されたらどうなるだろうか?
長期的に考えれば定常状態になりTCが収束するだろう。だがその間は?単純化のため、Refresherの配布月が入社月とほぼ同じ(そのため2年目からRefresherがvestされ始める)という幸運な条件で見て行こう。
RSU\Year | Year 1 | Year 2 | Year 3 | Year 4 | Year 5 |
---|---|---|---|---|---|
Initial | $126k | $126k | $126k | $126k | 0 |
Refresher 1 | $31k | $31k | $31k | $31k | |
Refresher 2 | $31k | $31k | $31k | ||
Refresher 3 | $31k | $31k | |||
Refresher 4 | $31k | ||||
Total | $126k | $157k | $188k | $219k | $126k |
Refresherがinitial grantと被ることで2-4年目まで収入が増えているのだ。
さらに実際には、まともな成果を出せていれば昇進あるいはそのバンド内での上昇により25%以上のRefresherが毎年配布されているだろう。
このように、多くの企業ではRefresherのお陰でオファー時よりもTCが高くなることがよくある。
ランクが上がり、RSUの割合が多くなるごとにこの点は重要となり、現在のTCがオファー時のものよりも10-50%高くなるということがL5/L6では普通だ。
levels.fyiの数字を見て、おや、自分は同じランクの他の人よりも多くもらっているな、と思ったら以下の可能性を考慮しよう。
これらすべてを考慮しても自分のTCの方が高ければ、おめでとう、あなたはバンドの上の方だ。昇進は近い。
昇進に関して、Year 5の数字を見てほしい。Initial Grantが無くなったため、RSUからの収入がガクッと落ちている。
1-year cliffほど頻繁に使われる言葉ではないが、これが4-year cliff。昇進か転職か、勝負の時といえる。
成果を出し上司に恵まれていれば何もしなくても昇進と豊富なRefresherで気になるほどの収入減にはなってないだろう。
そうではない技術者の場合、ここで行動を起こす。成果を出せていないか、上司がそれをappreciateしてないか、どの道そのままでは前途はない。
さて、上の記述を読んだ人の反応は3通りに分かれると予測する。
2と3の違いが転職時に重要となってくる。かならず考慮に入れてほしい。
大手で言えばAmazonが後者に当てはまる。AmazonではRefresherがtarget TCに基づいて発行される。Realized compensationがtarget TCに「なるように」refresherの発行数を決めるのだ。株価上昇ですでにRealized compが十分に高ければ配布しない。前回紹介したXさんのような場合、refresherはinitial grantが無くなるまでまったくない。Google/FBの技術者には驚きの制度だろう。Amazonの技術者からすればその逆なのだ。
そのため、Amazonしか経験していない人、Google/FBしか経験していない人、がオファーの真の価値を見誤ることになる。
また、Amazonとは違う理由でRefresherの配布数が期待とは異なることになる企業も多い。
前述の企業の場合、Refresherの配布方式はおおよそ標準化されており、事前調査していれば大体の予測ができる。
しかし、企業によっては、極度の依怙贔屓と不平等に基づいてRefresherの配布数が決められ、末端社員には詳細が秘密にされるところもある。外部の人間がオファーの真の価値を見きわめることは難しい。内部の人間でさえ予測ができないのだから。また、そこまでいかなくても同じ会社でもRefresherが全く出ない部門と豊富に出る部門の格差はよくある。平均を見る事にほぼ意味がないのだ。
そういった企業の場合、teamblindのようなtoxic cesspool full of useless whining degeneratesで最新かつ個別の内部情報を収集しなければ何もわからない。
今まで増田でこの様な経験をしたことがないので……そして夜分に失礼します。案の定です。
そうすると、一旦定常状態に戻るなり解放された結果、より戻しが来る印象を受けます。
徹夜は心臓は痛くなりませんが、頭痛だったり視界が半分くらい暗転したりは来ますね。
徹夜は使う度にHP上限を削ると聞きますが、それを痛感してますね。徹夜良くない。
発表に関しては喋る方はまあいいんです。
スライド継ぎ接ぎして発表練習して軌道修正すれば、修論に書いたままで十分。
ただし質疑応答はその限りではないのですね。
副査の先生から「ここ論文引いて調べて」「ここ根拠データ必要じゃない?」と言外に修論で問い正すと宣言されている部分がありまして。
この部分に関しては出さねばなりません。
ぶっちゃけそれ以外の先端部分の開拓とかは全部投げ出したいので割と投げます。投げました。
データの精製取り直しのための実験はともかく、そこまでやってたらもちません。
書いてて気が重くなってきました。まあ適当にやって適当に休みます。
まあ弱々な人間なので、死ぬことはないと思います。じゃなかったら多分無理になる前に死んでるか、無理にならずに死んでると思うので。
いのちだいじに、休みながらゆっくり再起動していくこととします。
最後に、匿名の吐き出した日記に対して的確なアドバイスとカウンセリングをして下さり本当にありがとうございました。
吐き出すだけ出そうと思っていたから、まさかここまで親身になってくださる人がいるとは思いませんでした。
こうやって話すことで救われた部分もありますし。まだまだ増田も捨てたものではない。
確かに今から2040年に向けてのような人口減少の加速がずっと続くのなら詰んだとも言えよう。
しかし、2040年以降は人口減少率は穏やかになっていき、その先の定常状態では人口は減少しつつも致命的なものとは程遠いレベルで収まる見通しだ。特に高齢者扶養率は一定化する。
つまり2040年頃まで、あるいは人口減少が十分に穏やかになる2060年頃までといった過渡期さえ乗り切れば人口動態問題は対処可能な代物に過ぎないのだ。
一つには、労働生産性は1〜1.5%で伸びていてかなり安定的なので、人口減少で扶養すべき人口も減ることを考えれば2040年頃の生産年齢人口の減少がピークを迎えるときでさえ平均的な一人当たりの消費水準を減らさずに済むと見込まれること。もちろんピークの前後では増えていく。
二つには、政府には国債という困難を広く長い期間に薄く分割するツールが備わっていること。人口減少が深刻なのが、長いとはいえ一時的な過渡期のものに過ぎない以上、これは非常に有効なツールとなる。
三つ目は、これまでの蓄積。経常黒字とは国どうしで見た場合の貯蓄であり、日本はこれまでこれをかなり積み上げてきた。働いている人が、もし事故か何かで働けなくなったときのために貯金をしていたようなものである。二度と回復しない怪我や病気ならどうしようもないが、一時的なものならそれを取り崩すことでやっていける。日本も同様に、人口減少がこれからピークを迎えそして落ち着くまでという一時的な局面を乗り切るのには、これまで積み上げてきた経常黒字が大いに役に立つ。
もちろん、人口減少を実態以上に深刻に語る人々に乗せられて、経営者たちが無用なまでに悲観的になり、設備や労働者への投資を忌避してしまい、労働生産性が停滞してしまって一つ目の目論見がうまく行かない危険性はある。
あるいは、国債は経済規模から見て発散さえしなければよく、人口減少が穏やかになってしばらく先の債務規模をある程度の水準に抑え込めればいいのに、まるで借金は全額返済仕切らなければならないかのような言説に施政者が乗せられて、国債というツールの利用をためらってしまう危険性はある。
経常黒字にしても、これから2040年に向けて徐々に取り崩していって経常黒字減少、経常赤字化、経常赤字拡大という形に自然となっていくのが望ましいのに、トランプにビビってすぐさま貯蓄を必要性のないものに使ってしまうような事態に追い込まれる危険性はある。
しかし、危険性が一切無い時期なんてこれまでもなかった。むしろ人口動態問題はその規模や時期がはっきりしていて対処しやすいものである。必要以上に恐れるべきものではない。
たとえばこういうの。
https://twitter.com/tampoposalad/status/894003376811237376
急にタイムラインで産業革新機構の話が増えたので何だろう、ルネサス絡みにしては遅い反応だと思っていたら
日経新聞が記事にしていたわけだ。でも、これって、産業革新機構がこれまでに全株売却した案件だけで見ると
ほぼ全損が多いということで、これまでに投資した案件の成績が悪いってことじゃないよね。
ほぼ全損までいった失敗案件はもう全株売却しないとならないけど、成功案件は全株売却してもしないで保有を続けてもいい。
つまり、ランダムサンプルではなく全株売却案件だけを見るというのは、かなり偏ったサンプルになっている。
それでも歴史の長いVCだったらまだ新規投資と保有案件、全株売却が定常状態になって安定しているので
期間中の全株売却だけの勝率を見ても意味があるのかも知れないけど、産業革新機構のような出来て間もない、
しかも時限的な組織で途中段階の全株売却案件だけ見ても運用能力の評価はできないでしょう。
それに、こういうファンドは100発100中とはいかないのでトータルでの運用成績が重要だけど、
再生分野についてはルネサスエレクトロニクス
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF20H0G_Q7A620C1EE8000/
http://www.incj.co.jp/investment/deal_021.html
https://jp.reuters.com/article/landis-toshiba-ipo-idJPKBN1A405V
そして、日経の記事のVC分野でもピーチ・アビエーション
http://www.huffingtonpost.jp/tatsuya-ishizuka/ana-peach_b_15324240.html
とそれぞれたったその一案件の利益でその分野の投資額を半分は回収できそうなくらいの大型のヒットをとばしている。ルネサスにいたっては
産業革新機構の全投資額を一つで回収してお釣りがくるくらい。この3月末時点での保有上場株式の時価評価益1兆2000億円って多くはルネサスでしょ。
それに、投資案件はホームページに載っているけど、いま全株売却をすれば利益になりそうなのがいくつもある。ビジネス環境が良い時期だったことを
この産業革新機構の銘柄ピック能力を低く評価したり、あまつさえ実は公金を裏に流すためにわざと実体のないところに投資しているとか、酷すぎない?
年間投資額が多くて2000億程度しかないという日本のVC市場や、再生案件に単独でまともに取り合わない銀行など、リスクマネー市場がへぼいから
2種類の生物を考える。
生物Aは生まれて一年で雄と雌を生み、その後は子供を産まない。そして三歳で死ぬ。
生物Aの雄と雌がおり、この生物には近親交配によるペナルティーを受けないとすると、
二年目にはA3とA4からA5とA6が生まれる。三年目にはA1とA2は亡くなるが、A5とA6からA7とA8が生まれる。
一方生物BのB1とB2のつがいは、三年目にB3とB4を生むと亡くなってしまう。
生物Aも生物Bも出生率は2であるが、人口の変化はこれほどに違う。いったん定常状態になれば生物Aも生物Bも人口は安定するのだが、もし出生率が2.1であったり、1.9だった場合の人口変化は格段に違うだろう。
だが、我々が見ているのは出生率だけであって、平均出産年齢ではない。少子高齢化の問題を考える時には、なぜか時間の問題が抜け落ちてしまう。
僕たちの社会のコンセンサスとして、教育は受けたほうが良いし、その期間は連続して、長いほうが良いと考えられているからなんだろうか。
自らの子供を祖父母に預けることは、自立した個人としてふさわしくないものだと考えられているからだろうか。
いずれにせよ、暗黙の社会的な前提が、少子高齢化の問題に子供を何歳で生むかという、時間的要素を組み入れることを拒否しているのではないかと思う。
「いやいや、自分の子供の幸せ願うのは当たり前でしょ?」っていうのは、まあ、感情としては理解できる。でもしかし、その天秤の反対側に「じゃ産まない」ってのが乗っかるのはどうなんだ?
みんなが同時に子供なしなしやめ! って判断になるの?
ならない。産むやつは一定数いる。
そういうのすらあり得るのが「時間の流れ」なんじゃないのか?
下降トレンドという話をしていたのになぜか上がり下がりはある!という謎
「景気はずっと上昇していくし、そうでなければおかしい」ってのは非常に傲慢で気が狂った意見に思えるんだけど
景気とかいう抽象度の高いワードで誤魔化してるだけで経済学を知らないとよくわかる
子育てに関して、20年でン千万必要です、とか語ったとして、教育制度や教育費、そして貯金の価値が不変だとなんで信じられるんだ?
現状これだけいるのは確実という見通しであり下降トレンドならなおさら
にもかかわらず「2016年の常識がずっと続く幻想」があるんじゃないか?
謎の仮定
「多少裕福とは言えなくても子供を産んで育てるのは当たり前だ」という国のほうが世界では多数派だろう。
という都合のいい空想
そもそも日本が昔バカスカ産んでたのは親が楽をしたかっただけだと知らないんだろうな
こういう学識のないバカが社会を語ってイカニモなトンデモ論説を垂れ流せる時代か
少子化の背景は、国の支援不足のはるか以前に、「子供は自分たちと同じ程度に裕福な生涯を過ごせなければならない」っていう無意識の変な前提と、「一定以上の金額を投資してもらえない子供はそれだけで不幸だ」「投資できないのに産んだ親は子供に対する愛情がない」と断罪する、ある種の下流たたきエンタテイメントなのではないのかな?
子供が底辺に陥って苦しむくらいなら産まないほうがいいというのは変な前提でもなんでもない
社会資本がないと底辺に陥る→確率の高い事実 底辺に陥って苦しむくらいならかわいそうだから産まない→正当性がある
http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20161003130854
hobbling 少子化の原因は未婚化。結婚した人は貧乏でも平均二人は産んでいる。よって「子供が不幸になるから生まない」という人は(統計に影響を与えるほどは)居ない。「そもそも結婚できないから産めない」という人が多い。
結婚の本質は子供を産み育てる恩恵をうけるため、恩恵を受ける気がないから結婚しないだけ。
paradisemaker
これは本当にその通りで、「自分が過ごした生活環境以外の人は不幸だ」という前提を織り込んでいる。世界を眺めてみればそんなことはないと分かるのだけど。
長いので読んでないけど、「裕福でないから子供を作れない」「裕福でないから不幸。自殺する」って民族は少子化が進み、「裕福でないけど出産」「裕福でないけど生きて結婚する」民族に代替されるってだけ。
uehaj
「子供は自分たちと同じ程度に裕福な...」仕事でも私生活でも学び、成長するのが大事と言う人いるじゃろ。それ。そしてそれは発展途上国でも全く同じなんだ。良くなるという希望か幻想もなしに人間は努力できない
途上国の労働と先進国の労働ってまったく質が違うので資本生産性とか労働生産性くらい勉強してないとバカにされちゃうよ
sub_low
結婚できないことを正当化する理由がほしいんだよ。
結婚できない理由を正当化という脳内空想決めつけによって理解できない他人を理解したつもりになる残念マンはてなによくいるタイプ
yohawing
産みたくない言い訳に過ぎない。
言ってる側から出てきたぞ
wow64
人類を再生産したいと思える人生じゃなかった、というのが主たる理由で経済力とかは言い訳だと思うよ。
経済力ガーって言ってるのいつも無関係の周りの人ばっかな印象だし(少子化が問題のニュースです→経済力がないからみんなしないんだよ)まれにごく一部の人が言ってるけどさ
つまり前を言ってる人と後ろの人はただの別人
tokage3
わかる。すごくわかる。/ この人の主張は国の趨勢に関わらず普通は子供産むもんだろって方向なんで、全体主義批判は完全に筋が違うでしょ。
vio1et-ce1ery
在りもしない子供の将来を悲観してなにが楽しいのか。/ 子供作りません宣言より子供作らせろと政府に訴えるべきでは?/少しでも子供がほしいと思ったら、行動しよう。ここであきらめたら本当に子供は作れなくなるよ
想像力とか計画ってコトバ知ってる?あとこういう作りたいのが当然タイプって親戚のおばちゃんくらいの価値観で若者からはキモがられるので逆効果という
kasugano
愛する人がいて結ばれていれば金銭に関係なく子供は欲しくなる可能性は高い。が、そもそも子供が不幸とか言い出す人はそういう相手がいない。好きな人もいない。個人主義社会が行き着いたのは「自分が一番好き」だ。
こういう「愛する人がいて結ばれていれば金銭に関係なく子供は欲しくなる可能性は高い」みたいな現実を知らないまま口開いちゃうおじいちゃん世代タイプの空想決めつけ
いまの若者の大半は子供を考えるときまず金銭的にイケるのか考えるよね
hisamura75
結局後ろ指差されないことが子供を持つよりも至上命題なんだな。世間様のみならず「どうして産んだんだよ」と子供自身に責められるのを恐れてるんだ。自分の不幸を生まれた時代のせいにしている人は特に。
自己責任論が一昔流行ったおかげで自分を責める→こんな自分は産んではいけない→まだ時代のせいにしてるだろおまえら→無力感
こういう若者多いだろうなぁ
munioka303
ものすごく同意。ほんとぶコメのやつらはいつも子供を持たない正当性を探してるだけで、子供持たないのは社会のせいだよねーつって皆で納得し合ってるだけのゴミの集まりだからな。子供か。いや子供なんだろうけど。
sand_land
うん、全員ではないがそんな傾向を感じる時ある。幸福と不幸の基準が100か0みたいに極端で、少しでも不安要素があれば「あれもこれも無理、全部ダメだ不幸だ、結婚も子供も諦めた」みたいに極論に振れちゃう感じ。
そもそも年収300万切る若者がたくさんいる時代に「そんな仕事突いてるとか非人かよ年収300もないなんておまえは無能だ無能だ無能だ自己責任だ無能だ娘はやらん子供なんて育てられるわけがない現実を見ろ」と価値観を刷りこんできてるのは誰なんですかね?
arata2515
子の幸福なんて、神様でもなきゃどんな金持ちだって責任負い切れないでしょうよ。そもそも「自分が思う『幸福』がなきゃ生きる意味はない」ってすげえ傲慢で失礼でゲスな考え方に思えるんだけど。
いや金持ちなら能力の遺伝コネ金の投資とある程度成功確率が上昇してるから産めるって話だろ
不幸になる確率が高い他人を生産して平気なツラして生きていけますって方がすげえ傲慢で失礼でゲスな考え方に思えるんだけど
deztecjp
半ば以上同感。あと、合計の生活水準は上昇し続けているのに、部分を見て「生活水準が下がった」と言い募るのも病気の域
eringix
というかその手の人達ははなから結論ありきな気がしてる。
はい4人目
zeromoon0
みんな自分が何らかの被害者だと思ってるから、救われたがってるんだろうなぁ。
はい5人目
straychef
言い訳が欲しいだけ
はい6人目
shinme_chan
今この瞬間(好きなもの食って、休みの日は好きな時間に寝て起きて、アニメ見てゲームしていられる生活)を永遠に続けたい・続くと思ってるんだろう。色々言い訳してるだけ。
はい7人目
xevra ディズニーランドの入り口まで行って、チケット代高いから周りを散歩しようと言う奴に何と声をかけるかだよね。お前は何のために生きてるの?金がそんなに大切かと。金を抱いて死ねやボケがとしか言えない。
はい8人目散歩が好きだと言ってる連中にまで「ディズニーにほんとは入りたいくせに!金がなくて入れないに違いない!」と決めつけて攻撃しちゃう瞑想が足りないマン
peccho "なんで国のためにガキこさえなきゃならんのだ" 親にこさえてもらってその歳まで国に守られて行きて来て、よく平気な顔してそんなこと言えるな。フリーライド人生すごい。
親にこさえてもらってって親こそが好き勝手産んだだけだろ、しかも国に守られて~って言うけど国にとってはメリットを見込んでそういう教育をしただけだし、
その上、現代の教育としてあってないから若者の不幸感は強く自殺志向も高い結果になってるんだろ
いらない商品を送りつけて対価を要求するとかどんだけ詐欺集団なんだ日本国と親とやらは
非婚や子供要らね派に対する偏見がすごいよね、こういう親に育てられた子は必然的に子供を産まなければ私は価値のないいますぐ自殺したほうがいいレベルのゴミムシだよし電車がきたいますぐ飛び込もうみたいな子に育ちやすいだろうし、そういうふうに育って欲しいなーと心の底からおもいましたまる
ikarab 理性的判断として子供作らないことが仮に正だとして、遺伝子残したい欲求を理性で抑制できる/する人なんて殆どいねーと思うけど
人間の遺伝子残したい欲求とやらって科学的に証明されてるんすか?
代替性高そうだしな
http://anond.hatelabo.jp/20160123172824
博士号歓迎で独自技術を持っている会社なんて海外にはごろごろあるよね。国際機関とか大学とか除いても。給料八百万円(7万ドル弱)なんて低すぎると思う。
例1 エンジニアより:
MathWorks(Matlab作っている会社)物理モデリングシニアエンジニア
条件:
ー 非線形で相互に接続されたシステムの定常状態および動的状態のモデリングおよび計算技術の経験
ー 工学、数学、コンピュータサイエンスの修士号もしくは博士号取得
例2 SAS institute(分析ソフトウェア世界1位 SASを作っている会社)
http://reviews.greatplacetowork.com/sas
ワークライフセンターには、正社員のソーシャルワーカーが複数在籍しており、さまざまな教育やサービスを従業員とその家族に提供している。図書館を併設。子供の教育、大学、介護、離婚、シングルマザーなどの状況をサポートする社員相互のメンターのネットワークを提供。
フィットネススタジオには、50メートルプール、エアロビスタジオ、マシーン、バスケットコート、ランニングトラック、ソフトボール場、サッカー場を含む運動施設がある。年に1500のスポーツプログラムを提供。マッサージサロン、美容室、ネイルケア、スキンケア、ジュエリー修理、靴修理、その他のサービスを割引価格で提供
例3 研究者より:
Mathematica政策研究所 国際研究者(International Researcher)
条件:
ー 様々な状況で技術的な話を明快に説明するための、極めて優れた英語でのスピーキングおよびライティング能力
私はどちらかというとデータアナリストで、SIの本流から外れるけど、SI本流でもそれこそシリコンバレーとかに技術を持った会社はうじゃうじゃあるんじゃありそう。IBMの研究所とかでもよいだろうし。