福知山方式(2)財団編
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Q 「平成26年度の固定資産台帳の土地を、平成28年に調べたところ、308億円しかなかった。そこで、平成29年に再度調べさせたところようやく平成30年3月になって690億円であることが分かった。もっともこの数字も誤魔化しているでしょう。」とありましたが、キーワードはどうでしょうか?
A 裏金ですね。
裏金とは、決算書等で市民に報告されていないカネですね。あらゆるところで裏金操作があった。
この裏金を作るのは、土地開発公社と財団開発公社で、トップの指示下で数人の職員が関与していました。
福知山市の場合は、土地にしか問題はない。しかし土地を取得する狙いは、上物を造ることです。
上物を造る意味は、行政サービス事業を行うことを意味する。そこで職員が携わる。
ということで、土地の取得は結果、事業を拡大することになる。
現実に福知山市は、職員数も多い。会計規模も大きい。行政サービス拡大の基盤は土地なのです。
ところが、土地の把握が出来ていない。管理も杜撰だ。そのことは、指摘しました。
そこで、裏金について、少し掘り下げたいと思います。
Q 昭和49年2月に福知山地区土地開発公社が設立されますね。それ以前は財団開発公社で土地先行取得を行っていた。その代りに土地開発公社を設立した。ということは、土地開発公社を設立した時点で、財団公社を解散させるべきであったのではないでしょうか?
A そうですね。福知山市と京都府は激しいやり取りをしました。しかし結局当時の北但鉄道の土地処分が出来るまでという理由で、財団開発公社が、残された。京都府で唯一残った財団公社です。
その後、3~4年は大人しくしていたが、昭和53年ころから動き出します。
市が使う裏金は、財団公社に貯めこむ。
国に向けへ国の目をごまかす裏金は、土地開発公社に役割分担。
Q 国の目をごまかす狙いは、国が提示する有利な補助金・財源を見つけて事業を拡大することと公社経営状態悪化を隠蔽することでしょうか!
A そうですね。
これは、詳細な分析が必要ですね?
まず、皆さんが興味を持つところからやりましょうか!
Q それでは、公立大学へ市が27億円の寄付をしましたが、あの時の資金は、どのようにして造られましたか?
A あの時は、平成9年、10年、11年の3カ年で、財団開発公社が19億0000万円を市へ寄付金しています。
更に、市は運動場用地整備等で6億6000万円を半永久的無償賃貸・寄付をしています。
ア
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ウ
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カ
キ
ク
続く!
福知山市公共施設マネジメント基本計画
http://www.city.fukuchiyama.kyoto.jp/shisei/entries/005274.html