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Q1 市の財政構造健全化指針が問題だと言っている人が居るが?

A そうだ。健全化指針については、市のHPトップページの「お知らせ」を
見れば、下の方に出てくる。
http://www.city.fukuchiyama.kyoto.jp/shisei/docs/kenzenka_sisin.pdf

Q2 分析したか?

A 私はしていないが、Cさんが言うには、7ページから9ページを見れば、わかるそうだ。

Q3 どういうことか?

A 以下Cさんから聞いた話だが、7ページの上枠の計算式では、平成28年度の経常充当財源は平成27年度比で5億6000万円増えている。内訳は、一般会計2億3900万円、特別会計3億1700万円となっている。

下枠の右側の計算式で、歳出側の要因(分子)がある。

総額5億5600万円となっている。
下段直近5年間の総額は、26億1000万円となっている。
これを5で割れば、5億2200万円となる。
ほぼ5億2000万~5億6000万円が年平均で増えていく額となる。

ところが、8ページを見ればわかるが、1年間で増える額は、9000万円しかない。

Q4 どういう意味か?

A 論理のすり替えだ。

Q5 詳しく説明してくれるか?

A 8ページだが、H28決算のところが、239となっている。これは、100万円単位だから2億3900万円ということになる。
グラフも急激に上がっている。ところが、H29は、2400万円。H30は、900万円しか増えていない。

要するに、経常収支比率の分子の経常充当一般財源を計算する際に、5億6000万円ではなく、2億3900万円を持ってきている。さらに、H29年度決算は、現在、執行中で来年9月公表だ。H30は想像の域だ。

この2年間の数値を押さえて、平成28を2億3900万円とし、平成29,30をごまかすことで、H28H29H30の3か年の合計
2億3900万円+2400万円+900万円=2億7200万円とし、それを3で割ると27200÷3=9066万円となる。

9千066万円を5倍すると4億5330万円となる。

それが8ページ右の枠の9000万円の計算根拠だ。

次に9ページが問題だ。

左上枠の歳出削減目標が4億6000万円となっている。右枠は4億5000万円となっている。
この4億5000万円は、8ページの4億5300万円のことだろう。ここまでは、第6次行革実施計画4ページ総括表のH32の削減額
9億1000万円の算出根拠は、108項目で、4億6000万円。膨張額(拡大額)で4億5000万円ということだろう。

しかし、この9億1000万円は、平成27年度比の平成32年度単年度の達成目標数値である。

したがって、9ページ下枠の9億1000万円/3年の根拠が不明だ。

そもそも、財政構造健全化指針は、9ページ下枠にもあるように、中期財政見通しを基に作成している。
見通しという以上は、幅があるはずだが、うまくいった場合しか考えていない。
うまくいった場合と、行かなかった場合の誤差は、数億円ある。経常収支比率でいうなら3%くらいの誤差がある。しかもうまくいった場合しか考えていない。
逃げ道をいっぱい用意した方針だ。
これでは、危なっかしいから市民は納得しないだろう。

Q6 これは、Cさんが言っているのだな?

A そうだ。この問題は、後述する。

Q7 この問題はともかく、他に、特定目的基金を流用して、1時借入金の代用をしているらしいな?

A そうだ。、平成30年から始まる新地方公会計では通用しない。
現在は、一時借入金は、無記載だが、新公会計では、貸借対照表で記載事項だ。
そうなると出納整理期間中の処理が、限定される。会計が大きく変わっていく。ごまかしがきかない。

Q8  そういうことを職員は分かっているのだろうか?

A 今は、予算決算、新公会計、台帳整備等で手いっぱいだ。そこまで考える余裕はないだろう!

Q9 これから明らかになるということだな?



Q10 財政健全化指針について、少し勉強したいんだが?
http://www.city.fukuchiyama.kyoto.jp/shisei/docs/kenzenka_sisin.pdf

A そうだな。紛らわしい書き方をしているから読むには工夫がいるだろう。

Q11 どういう読み方がいいんだ?

A 本文が9ページあるんだが逆に読んだらどうかな。

Q12 どういう意味だ?

A 3年間で9億1000万円の歳出削減目標が出ている。この意味は、3年間で総額9億円の削減が必要だと言っている。これを達成すれば、6次行革は達成できるという意味だろう。

Q13 そんな数字で良いのか?
それなら、簡単ではないのか?

A そうだな。そこで、上段枠左で、歳出削減額が4億6000万円となっている。右枠が歳出拡大額が、4億5000万円となっている。この二つの数字の合計が9億1000万円だ。
そこで、4億6000万円と4億5000万円の数字が正しいかどうかが、問題になる。

Q14 どうなんだ。間違っているのか?

A 取組108項目で、4億6000万円でいいのかどうかが、先ず、問題だ。
これを確認するためには、6次行革実施計画の4頁から8頁までをしっかりと読む必要がある。
http://www.city.fukuchiyama.kyoto.jp/shisei/docs/280316%20%E7%AC%AC6%E6%AC%A1%E7%A6%8F%E7%9F%A5%E5%B1%B1%E5%B8%82%E8%A1%8C%E6%94%BF%E6%94%B9%E9%9D%A9%E5%AE%9F%E6%96%BD%E8%A8%88%E7%94%BB.pdf

総括表、基本方針1,2,3,4と出ている。この基本方針1から8までが108項目だ。各表に番号が振ってある。8頁の最後が108だ。まとめたのもが4頁の総括表に出ている。

Q15 しかし、削減効果額とか削減額、「うち一般財源」など、分かり難い用語が並んでいるな。どういう意味なんだ?
この108項目の総額はいくらなんだ?

A 削減効果額とか削減額の違いは、2頁に書いているが、これはあえて分からなくするために用いていると考えてよいだろう。
後で説明するが、拘らない方がよいだろう。
大きく言うと、単年度削減額と累計削減額の違いが重要だ。単年度の目標が達成できなければ、次年度以降に繰り越していく。
例えば、平成28年度未達額が5億あったとすれば、平成29年度以降平成32年度までに解消しなければならない。

そこで、4頁総括表下から2行目で平成32年度単年度目標が出ている。これが、910,030となっている。千円単位だから9億1003万円だ。

この意味は、平成32年度は、単年度で9億003万円を削減しますという意味だ。ところが、健全化指針では、3年間の目標にスリ代わってしまっている。

Q16 その理屈付けが、健全化指針の9ページにある4億6000万円ということか・

A そうだ!

Q17 右の4億5000万円はどういう意味か?

A これも平成30年から32年までで年間9000万円の支出増が見込まれる。その内訳は、、給食センター委託費が6000万円その他ごみ処理等で3000万円。この合計9000万円を織り込んだということだ。

そのために8頁の紛らわしい表を作ったということだ。

そもそも、財政健全化は、そんな小さい数字では達成不可能だ。

Q18 市長は市民に、
見えるか?
見えるか?
これでもまだ見えないのかといっているようだが?

A そうだな。
何を見せたいんだろうか?
市民が見たいものと市長が見せたいものが違っているのかもしれないな!

Q 19 ところで、Q3の回答では「下枠の右側の計算式で、歳出側の要因(分子)がある。
総額5億5600万円となっている。
下段直近5年間の総額は、26億1000万円となっている。
これを5で割れば、5億2200万円となる。
ほぼ5億2000万~5億6000万円が年平均で増えていく額となる。
ところが、8ページを見ればわかるが、1年間で増える額は、9000万円しかない。
」言っているが、それとの関係はどうなんだ?

A 財政健全化指針9頁中段右4億5000万円は、これから3年間で新たに支出する金額だ。したがって、毎年5億2000万から5億6000万円増えるという額には含まれていない新たな支出だ。

毎年5億2~6千万増える対策としては、左の4億6000万円しかない。
要するに、5億2~6000万円を抑え込むための対策としては、5か年で、4億6000万円÷5だから9200万円しかないということになる。

Q それなら毎年5億2~6000万円から9200万円差し引くと4億5000万円くらいになる。
それくらいずつ悪化していくということか?

A そうだな。経常収支比率でいうと、一般財源が250億円だから、その約2%ずつ悪化していくことになる。だから、5か年でいうと2%×5=10%ということになる。

ただしこれも上手くいった場合の話であって、給食センター委託費6000万円増とかごみ処理費用等で新たに3000万円支出増とか次々と新たな支出が発生していく。これらは平成28年度までに急激に上昇した経常収支比率対策としては、全く別の話だ。

Q これからどうなっていくんだ?

A 市民としては行政サービスの持続が最も重要だ。その場合、何が要因で断ち切られるかというと、財源不足だ。
金が回らなくなった時が断ち切られる時だ。

Q 財政健全化指針は、対策を何も講じていないということか?

A、持続という意味で、何もしていない。上がりっぱなしになるだろう。
単なる時間稼ぎだということになる。
断ち切られる時の立会人という感じではないかな!

http://vod14i01sv.city.fukuchiyama.kyoto.jp/Ub/View/Index/1512
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正木明人が、発信するブログです。

21世紀初頭のこの混乱は、人類の生存を危ぶませるに十分なものです。
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何時の時代も、国民世論の形成は困難を極めた。
なすこともなく、危機を迎えることはできない。私たちは、後続世代にどのようにつなげていけるのか?

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