木戸委員長報告
■ 財政用語の解説
一般会計
市が行う行政運営の基本的な経費を計上したもので、市税などを主な財源として 構成し、市の会計の中心となるものです。
特別会計
市が特定の事業を行う場合に一般会計と区別して設置し、その特定の歳入をもっ て特定の歳出に充てるものです。
第1稿
① 特定の歳入を持って特定の歳出に充てる。この定義が重要です。
ほとんど歳入がないのに特定の支出に充てるという意味ではありません。それなら行政本来の義務的サービスとして一般会計でやれば良いでしょう。
平成24年度から
福知山市は、eーふくちやま整備事業について、特別会計を造りました。ところが予算書を見るとわかりますが歳入がほとんどない。他方では4億円の歳出がある。大半が歳出です。
歳出だけの特別会計というものはない。
② なぜそうなったかですが、これには経緯があるのです。話は平成21年9月28~29日の総務委員会を振り返る必要があります。
以下は、9月30日定例会、木戸委員長報告
(登壇) それでは、総務委員会の委員長報告を申し上げます。
本定例会において、総務委員会に付託されました議第37号、平成21年度福知山市一般会計補正予算(第7号)と議第38号、福知山市有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する条例の制定についての2議案を、9月28日、29日の両日、委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、審査経過の概要と結果についてご報告を申し上げます。
初めに、理事者側から、議案書、委員会資料等で詳細な説明を受け、議案の質疑に入りました。
議第37号、平成21年度福知山市一般会計補正予算(第7号)については、特に意見はございませんでした。
議第38号、福知山市有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する条例の制定について、使用料を明確化することからも、特別会計を設置すべきとの質疑がありました。
「e‐ふくちやま」整備事業について、歳入歳出について、一般会計の中で執行していくには、非常にわかりにくいという意見も聞いている。歳入、歳出については、当然、明確にする必要があることから、現在は建設途上であるので一般会計で執行を行うが、将来的には建設が完了して維持管理を行う段階で、特別会計に移行した方がわかりやすいと考えている、との答弁でありました。
さらに、設備の更新など、本来なら基金の積み立てを考慮した上で事業を進めるべきではないかとの質疑がありました。将来の更新時期には、大きな財政負担を伴うことになるため、それなりの財源が必要となることは十分認識している。しかし、現在、市の歳入の状況も非常に厳しく、市税や地方交付税を基金財源に充てることは難しいという思いがあるが、補助事業の導入や、起債の充当も考えている中で、例えば地域振興基金の積み立ても含めて検討課題としたい。既存の基金を「e‐ふくちやま」整備事業の更新財源として優先的に充てていくことも一つの方法と考える、との答弁でありました。
また、「e‐ふくちやま」整備事業、ブロードバンドの今後の施策展開についての質疑に対しては、最終目的としては、オンライン化による行政手続の推進が大きな事業の到達点である。現在は建設段階であるが、一定整備が完了した段階で最大限の利活用について研究を行い、市民に一番利用しやすい方法を考えていきたいとの答弁でありました。
また、使用料年額6,300円の徴収方法について、一括徴収とあるが、分割納付を行うなど市民の意見を聞き、積極的な対応を求める意見や、徴収時期等についても市民への周知徹底を十分に行うようにとの意見がありました。納付方法については、現段階では一括納付を考えている。今後、地元説明会等で、十分に意見を聞き検討したい。また、周知徹底についても積極的に行っていく、との答弁でありました。
難視聴地域だけに特化した施策が行われているが、現在アナログで視聴できている地域でも、デジタル化により新たにテレビが見えなくなった市民への対応について、何らかの施策がないと不公平感が残るという意見に対し、現在、個人に対する国の補助制度はないので、個人対応でお願いしたい。しかし、全国的にも同様のケースがあるので、市長会等を通じて支援策を要望していきたい。また新たな補助制度ができるようであれば柔軟に対応していきたい、との答弁でありました。
なお、当総務委員会所管の調査研究事項として、1.「e-ふくちやま」整備事業について、引き続き調査・研究・検証すること、2.難視聴地域だけに特化した施策が行われているが、デジタル化により新たにテレビが見えなくなった市民への対応について、何らかの施策をする必要があることを委員全員で一致確認した。以上、2項目について附帯決議として全員の一致を見た。
以上の経過で審査を終了し、討論を経て採決を行った結果、本委員会に付託された議第37号を賛成多数で、議第38号も賛成多数で、原案のとおり可決承認されました。
以上で、総務委員会の報告を終わります。
委員長報告の前に、委員長私見として申し上げる許可を得ましたので、委員長私見を申し上げます。
委員長私見として、ご参会議員各位にあっては、本条例について、それぞれ条例に対応する思い、考え方の相違がありましたが、結果として今日に至っては、市民の皆様方のために政治的なご英断により、当委員会にあって本条例が市民の皆様方の付託にこたえることができる委員長報告ができましたことに対し、衷心より限りない敬意をあらわすところであります。
願わくば、ご参会議員各位にあっても、何とぞ委員長報告にご賛同賜りますようお願い申し上げます。
以上で委員長報告を終わります。
第2稿
蘆田副市長辞任問題
「問題」としましょう。当事者に聞いて当事者がどうこたえるかという観点と客観的な辞任の持つ観点があるでしょう。
私からすれば、市政の再建のために財政の根幹をどうするかという意味では、大した話ではありません。
ただ、皆さんに知っている事実をお知らせします。
現在、私は以下の事実を仄聞しています。
① 議会が、蘆田副市長の再任に同意をしないと市長に伝えていた事実
② マスコミプレスで、市長が辞任が断腸の思いであるという表現を使っていた事実
③ 市長が、過去4年間を振り返って、90%は、蘆田副市長が握りつぶして決裁を行っていて、自分は10%だったといって不満を持っていたらしいという事実
④ 市長再選の立役者が蘆田副市長であるというのは大半が認めているであろう事実
⑤ 小西副市長が10月には退任する。すでに誰かを決めているだろう。市長が独断で決めるか、谷村ラインが注文を付けているか?その場合は誰か?
⑥ 蘆田副市長は、次期市長を狙っていたのではないか?
以上の情報は、バラバラです。つながっていません。ただ、聞けばなるほどと思います。しかしそれでどうなんだといえば、どうつながるのかわからない。
さて、今後の福知山市が直面する危機は、このレベルで語られるものではない。誰がかじ取りをやろうと同じでしょう。問題は、それ以降です。したがって、大した話ではないのです。
一般会計
市が行う行政運営の基本的な経費を計上したもので、市税などを主な財源として 構成し、市の会計の中心となるものです。
特別会計
市が特定の事業を行う場合に一般会計と区別して設置し、その特定の歳入をもっ て特定の歳出に充てるものです。
第1稿
① 特定の歳入を持って特定の歳出に充てる。この定義が重要です。
ほとんど歳入がないのに特定の支出に充てるという意味ではありません。それなら行政本来の義務的サービスとして一般会計でやれば良いでしょう。
平成24年度から
福知山市は、eーふくちやま整備事業について、特別会計を造りました。ところが予算書を見るとわかりますが歳入がほとんどない。他方では4億円の歳出がある。大半が歳出です。
歳出だけの特別会計というものはない。
② なぜそうなったかですが、これには経緯があるのです。話は平成21年9月28~29日の総務委員会を振り返る必要があります。
以下は、9月30日定例会、木戸委員長報告
(登壇) それでは、総務委員会の委員長報告を申し上げます。
本定例会において、総務委員会に付託されました議第37号、平成21年度福知山市一般会計補正予算(第7号)と議第38号、福知山市有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する条例の制定についての2議案を、9月28日、29日の両日、委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、審査経過の概要と結果についてご報告を申し上げます。
初めに、理事者側から、議案書、委員会資料等で詳細な説明を受け、議案の質疑に入りました。
議第37号、平成21年度福知山市一般会計補正予算(第7号)については、特に意見はございませんでした。
議第38号、福知山市有線テレビジョン放送施設条例の一部を改正する条例の制定について、使用料を明確化することからも、特別会計を設置すべきとの質疑がありました。
「e‐ふくちやま」整備事業について、歳入歳出について、一般会計の中で執行していくには、非常にわかりにくいという意見も聞いている。歳入、歳出については、当然、明確にする必要があることから、現在は建設途上であるので一般会計で執行を行うが、将来的には建設が完了して維持管理を行う段階で、特別会計に移行した方がわかりやすいと考えている、との答弁でありました。
さらに、設備の更新など、本来なら基金の積み立てを考慮した上で事業を進めるべきではないかとの質疑がありました。将来の更新時期には、大きな財政負担を伴うことになるため、それなりの財源が必要となることは十分認識している。しかし、現在、市の歳入の状況も非常に厳しく、市税や地方交付税を基金財源に充てることは難しいという思いがあるが、補助事業の導入や、起債の充当も考えている中で、例えば地域振興基金の積み立ても含めて検討課題としたい。既存の基金を「e‐ふくちやま」整備事業の更新財源として優先的に充てていくことも一つの方法と考える、との答弁でありました。
また、「e‐ふくちやま」整備事業、ブロードバンドの今後の施策展開についての質疑に対しては、最終目的としては、オンライン化による行政手続の推進が大きな事業の到達点である。現在は建設段階であるが、一定整備が完了した段階で最大限の利活用について研究を行い、市民に一番利用しやすい方法を考えていきたいとの答弁でありました。
また、使用料年額6,300円の徴収方法について、一括徴収とあるが、分割納付を行うなど市民の意見を聞き、積極的な対応を求める意見や、徴収時期等についても市民への周知徹底を十分に行うようにとの意見がありました。納付方法については、現段階では一括納付を考えている。今後、地元説明会等で、十分に意見を聞き検討したい。また、周知徹底についても積極的に行っていく、との答弁でありました。
難視聴地域だけに特化した施策が行われているが、現在アナログで視聴できている地域でも、デジタル化により新たにテレビが見えなくなった市民への対応について、何らかの施策がないと不公平感が残るという意見に対し、現在、個人に対する国の補助制度はないので、個人対応でお願いしたい。しかし、全国的にも同様のケースがあるので、市長会等を通じて支援策を要望していきたい。また新たな補助制度ができるようであれば柔軟に対応していきたい、との答弁でありました。
なお、当総務委員会所管の調査研究事項として、1.「e-ふくちやま」整備事業について、引き続き調査・研究・検証すること、2.難視聴地域だけに特化した施策が行われているが、デジタル化により新たにテレビが見えなくなった市民への対応について、何らかの施策をする必要があることを委員全員で一致確認した。以上、2項目について附帯決議として全員の一致を見た。
以上の経過で審査を終了し、討論を経て採決を行った結果、本委員会に付託された議第37号を賛成多数で、議第38号も賛成多数で、原案のとおり可決承認されました。
以上で、総務委員会の報告を終わります。
委員長報告の前に、委員長私見として申し上げる許可を得ましたので、委員長私見を申し上げます。
委員長私見として、ご参会議員各位にあっては、本条例について、それぞれ条例に対応する思い、考え方の相違がありましたが、結果として今日に至っては、市民の皆様方のために政治的なご英断により、当委員会にあって本条例が市民の皆様方の付託にこたえることができる委員長報告ができましたことに対し、衷心より限りない敬意をあらわすところであります。
願わくば、ご参会議員各位にあっても、何とぞ委員長報告にご賛同賜りますようお願い申し上げます。
以上で委員長報告を終わります。
第2稿
蘆田副市長辞任問題
「問題」としましょう。当事者に聞いて当事者がどうこたえるかという観点と客観的な辞任の持つ観点があるでしょう。
私からすれば、市政の再建のために財政の根幹をどうするかという意味では、大した話ではありません。
ただ、皆さんに知っている事実をお知らせします。
現在、私は以下の事実を仄聞しています。
① 議会が、蘆田副市長の再任に同意をしないと市長に伝えていた事実
② マスコミプレスで、市長が辞任が断腸の思いであるという表現を使っていた事実
③ 市長が、過去4年間を振り返って、90%は、蘆田副市長が握りつぶして決裁を行っていて、自分は10%だったといって不満を持っていたらしいという事実
④ 市長再選の立役者が蘆田副市長であるというのは大半が認めているであろう事実
⑤ 小西副市長が10月には退任する。すでに誰かを決めているだろう。市長が独断で決めるか、谷村ラインが注文を付けているか?その場合は誰か?
⑥ 蘆田副市長は、次期市長を狙っていたのではないか?
以上の情報は、バラバラです。つながっていません。ただ、聞けばなるほどと思います。しかしそれでどうなんだといえば、どうつながるのかわからない。
さて、今後の福知山市が直面する危機は、このレベルで語られるものではない。誰がかじ取りをやろうと同じでしょう。問題は、それ以降です。したがって、大した話ではないのです。