ウクライナが「化学兵器を使用した」とロシアの将軍が発言
<記事原文 寺島先生推薦>
Ukraine has used chemical weapons – Russian general
ウクライナは「生物兵器」も使い始める可能性がある、とイーゴリ・キリロフ将軍は発言
出典:RT 2023年11月28日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年12月2日
2023月11月28日、ロシア軍の核・化学・生物防護部隊を率いるイーゴリ・キリロフ中将。 © スプートニク/マクシム・ボゴドヴィッド
ロシアのイーゴリ・キリロフ中将は火曜日(11月28日)、ウクライナ軍が2022年2月の紛争激化以来、17回にわたり化学物質を使って食べ物を汚染させ、少なくとも15人を殺害した、と述べた。
キリロフ中将はロシア軍の核・化学・生物防護部隊の代表である。同中将は、現在ソチで開催中の第3回若手科学者会議での演説において、このことを明らかにした。
「我が国は、ロシア連邦に新たに加わった地域の行政機関の複数の職員が毒殺されたことを確認しました。さらに、多くの化合物が使用されており、ほとんどの事例においてその化合物は、1国でのみ製造されていることがわかりました」と述べた。ただし、同中将はそれがどの国であるかについては特定しなかった。
キリロフ中将の演説がおこなわれたのは、ロシアがハーグの化学兵器禁止機関(OPCW)にウクライナが毒殺に関わった証拠を提出した翌日だった。
「我が国は、米国と欧州大西洋同盟諸国がウクライナに有毒化学物質とその運搬手段を供給しているという反論の余地のない証拠を持っています」と通商産業省のキリル・リソゴルスキー副大臣は月曜日(11月27日)にOPCWに語った。
関連記事: Ukraine tried to poison Russian officials – Moscow
キリロフ中将はまた、米国がウクライナで実施した生物学的研究に触れ、ロシア軍がこれらの施設のいくつかで病原体や「米国が収集した」ウイルス株を発見した、とも述べた。
キリロフ中将によると、ウクライナ軍は今年の100日間の反撃攻勢で「めざましい成果を上げられなかった」ため、生物兵器の使用を開始する危険性もある、とした。
「国防省は、生物兵器の使用を含む非標準的な形態の戦争への対応に移行することを考えています」と同中将は述べた。
今月初めの記者会見でキリロフ中将は、現在の紛争の前に、米国が資金提供する46の生物学研究所がウクライナにあったことを明らかにした。ロシア政府はこれらの活動を暴露し、閉鎖することに成功したが、米国側はそれ以来、研究の一部をアフリカに移したようだ、と同中将は述べた。
米国とウクライナの主張によると、この研究は、完全に正当で平和的なものであり、米国が資金提供しているこの取り組みの一部は、「生物学上の危険を抑える研究の発展を通じて」、脅威を軽減するためのものであり、旧ソ連内共和国であるウクライナの核兵器や化学兵器、生物兵器を廃絶するためのものである、としている。
Ukraine has used chemical weapons – Russian general
ウクライナは「生物兵器」も使い始める可能性がある、とイーゴリ・キリロフ将軍は発言
出典:RT 2023年11月28日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年12月2日
2023月11月28日、ロシア軍の核・化学・生物防護部隊を率いるイーゴリ・キリロフ中将。 © スプートニク/マクシム・ボゴドヴィッド
ロシアのイーゴリ・キリロフ中将は火曜日(11月28日)、ウクライナ軍が2022年2月の紛争激化以来、17回にわたり化学物質を使って食べ物を汚染させ、少なくとも15人を殺害した、と述べた。
キリロフ中将はロシア軍の核・化学・生物防護部隊の代表である。同中将は、現在ソチで開催中の第3回若手科学者会議での演説において、このことを明らかにした。
「我が国は、ロシア連邦に新たに加わった地域の行政機関の複数の職員が毒殺されたことを確認しました。さらに、多くの化合物が使用されており、ほとんどの事例においてその化合物は、1国でのみ製造されていることがわかりました」と述べた。ただし、同中将はそれがどの国であるかについては特定しなかった。
キリロフ中将の演説がおこなわれたのは、ロシアがハーグの化学兵器禁止機関(OPCW)にウクライナが毒殺に関わった証拠を提出した翌日だった。
「我が国は、米国と欧州大西洋同盟諸国がウクライナに有毒化学物質とその運搬手段を供給しているという反論の余地のない証拠を持っています」と通商産業省のキリル・リソゴルスキー副大臣は月曜日(11月27日)にOPCWに語った。
関連記事: Ukraine tried to poison Russian officials – Moscow
キリロフ中将はまた、米国がウクライナで実施した生物学的研究に触れ、ロシア軍がこれらの施設のいくつかで病原体や「米国が収集した」ウイルス株を発見した、とも述べた。
キリロフ中将によると、ウクライナ軍は今年の100日間の反撃攻勢で「めざましい成果を上げられなかった」ため、生物兵器の使用を開始する危険性もある、とした。
「国防省は、生物兵器の使用を含む非標準的な形態の戦争への対応に移行することを考えています」と同中将は述べた。
今月初めの記者会見でキリロフ中将は、現在の紛争の前に、米国が資金提供する46の生物学研究所がウクライナにあったことを明らかにした。ロシア政府はこれらの活動を暴露し、閉鎖することに成功したが、米国側はそれ以来、研究の一部をアフリカに移したようだ、と同中将は述べた。
米国とウクライナの主張によると、この研究は、完全に正当で平和的なものであり、米国が資金提供しているこの取り組みの一部は、「生物学上の危険を抑える研究の発展を通じて」、脅威を軽減するためのものであり、旧ソ連内共和国であるウクライナの核兵器や化学兵器、生物兵器を廃絶するためのものである、としている。
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