「CIAは中国を11年もの間ハッキングしている」と「Vault7」を例にして語るのは中国の大手サイバーセキュリティ企業だ
<記事原文 寺島先生推薦>CIA has been hacking China for 11 YEARS, says Chinese cybersecurity firm citing Vault 7 leak
RT World News 2020年3月3日
<記事翻訳>寺島メソッド翻訳グループ
2020年3月12日
北京を拠点とするサイバーセキュリティ企業奇虎360は、ウィキリークスが公開した 「Vault7」 ツールに基づく調査の後、米国のスパイが10年以上にわたって中国の航空、エネルギー、インターネット、さらには政府部門にまで侵入していると述べた。
中国のサイバーセキュリティ販売会社から出されたこの告発は、英語と中国語の両方で月曜日に同社のブログ上で公表されたが、この会社が大手で信頼できるが故に、特別の重みを持っている。奇虎社によると、APT-C-39と呼ばれるハッカー集団の出自は米中央情報局 (CIA) であることが確認されたという。
奇虎360のデータによると、ハッキングに使用されたサイバー兵器と、CIA Vault 7プロジェクトに記載されているサイバー兵器はほぼ同じものである。
ALSO ON RT.COM
China says US is an ‘EMPIRE OF HACKERS,’ mocks cyber-accusations in wake of Crypto AG scandal
一連の攻撃を辿ると2008年9月までさかのぼり、標的が最も集中していたのは北京、広東、浙江省だったという。対象となったセクターには、民間航空、科学研究機関、原油・石油産業、インターネット企業、中国政府などがある。
同社は、ハッカーらがFluxwireやGrasshopperなどの「CIA専用のサイバー兵器」を使っていたため、手始めの攻撃は「国家レベルのハッキング組織」によって行われたという結論に達した。この二つのサイバー兵器が米国のスパイによって開発されたことが公にされたのは、WikiLeaksが2017年3月に「Vault7」と呼ばれる文書キャッシュを公開したずっと以前のことだった。奇虎社によると、APT-C-39の制御コマンドと暗号化スキームもVault7の公開に合わせて開示されたが、コンパイル時間は「北米の営業時間」に一致したという。
ALSO ON RT.COM WikiLeaks publishes #Vault7: 'Entire hacking capacity of the CIA'
文書を漏洩したとされるCIAのプログラマー、ジョシュア・A・シュルテは現在、米国においてスパイ容疑で裁判にかけられている。
別の中国のウイルス対策企業奇安信も、2019年9月にCIAが中国企業、特に航空業界をハッキングしたと非難する報告書を発表した。奇安信の調査もウィキリークスによって公開されたCIAのソフトウェアの分析に基づいている。
RT World News 2020年3月3日
<記事翻訳>寺島メソッド翻訳グループ
2020年3月12日
北京を拠点とするサイバーセキュリティ企業奇虎360は、ウィキリークスが公開した 「Vault7」 ツールに基づく調査の後、米国のスパイが10年以上にわたって中国の航空、エネルギー、インターネット、さらには政府部門にまで侵入していると述べた。
中国のサイバーセキュリティ販売会社から出されたこの告発は、英語と中国語の両方で月曜日に同社のブログ上で公表されたが、この会社が大手で信頼できるが故に、特別の重みを持っている。奇虎社によると、APT-C-39と呼ばれるハッカー集団の出自は米中央情報局 (CIA) であることが確認されたという。
奇虎360のデータによると、ハッキングに使用されたサイバー兵器と、CIA Vault 7プロジェクトに記載されているサイバー兵器はほぼ同じものである。
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一連の攻撃を辿ると2008年9月までさかのぼり、標的が最も集中していたのは北京、広東、浙江省だったという。対象となったセクターには、民間航空、科学研究機関、原油・石油産業、インターネット企業、中国政府などがある。
同社は、ハッカーらがFluxwireやGrasshopperなどの「CIA専用のサイバー兵器」を使っていたため、手始めの攻撃は「国家レベルのハッキング組織」によって行われたという結論に達した。この二つのサイバー兵器が米国のスパイによって開発されたことが公にされたのは、WikiLeaksが2017年3月に「Vault7」と呼ばれる文書キャッシュを公開したずっと以前のことだった。奇虎社によると、APT-C-39の制御コマンドと暗号化スキームもVault7の公開に合わせて開示されたが、コンパイル時間は「北米の営業時間」に一致したという。
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文書を漏洩したとされるCIAのプログラマー、ジョシュア・A・シュルテは現在、米国においてスパイ容疑で裁判にかけられている。
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